現場管理はタブレットで円滑に!メリットやおすすめの施工管理アプリを紹介

現場管理はタブレットで円滑に!メリットやおすすめの施工管理アプリを紹介

従来の建設業界は、図面・資料などを現場に持ち歩くことが当たり前となっていました。しかし近年では、タブレット端末を利用することで、現場管理に必要な道具を軽量化する試みが活発です。

この記事では、現場管理でタブレットを利用するメリットや活用方法、タブレットに対応している施工管理アプリ5選を紹介しています。

また、現場管理で利用するタブレットを選ぶポイントも伝えているため、はじめてタブレットを導入する方でも迷うことがないでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

目次

現場管理でタブレットを利用するメリットは?

現場管理でタブレットを利用するメリットは?

近年、IT技術の推進によりさまざまなツールが開発されており、タブレット端末の利用が注目されています。

タブレットを活用することで、業務の効率化につながったり、人的ミスの軽減に貢献したりしています。以下で紹介するのは、現場管理でタブレットを利用する3つのメリットです。

ペーパーレス化

タブレットに図面や資料をダウンロードすることで、印刷した紙媒体の図面や資料が不要となります。紙媒体の図面や資料を抱えて現場を行き来することがなくなるため、タブレットひとつで現場へ足を運べることがメリットです。

また、タブレットに対応している施工管理アプリを利用することで、関係業者にメールをするだけで簡単に情報の共有ができます。

従来であれば変更があるたびに資料を印刷していた手間を大幅に削減してくれることも、タブレットを利用するポイントです。

リアルタイムでコミュニケーションが取れる

建設業界は、職人のみで判断することが難しいケースが頻繁に起きます。その際に、現場責任者に施工状況の確認をしてもらいますが、電話だけだと伝わりにくい場合が多いでしょう。

タブレットは、カメラが付いているため、施工状況を写しながらリアルタイムでコミュニケーションを取ることが可能です。現場責任者の移動が少なくなり、施工を止めることなく現場を進められるためおすすめです。

情報の可視化

施工管理アプリは、工程表・図面・写真など、施工に関する情報をまとめてくれます。紙媒体の資料だと「どの資料にどのような情報が記載されていたか」の把握は難しいですが、タブレットは情報をまとめられます。

建設現場は、施工工程を変更するケースが多いです。そのため、最新の情報を見える化するためにもタブレットは重宝します。また、最新の情報を関係会社への共有が簡単なことも、タブレットを利用するメリットと言えるでしょう。

現場管理に必須!タブレットの活用方法

現場管理に必須!タブレットの活用方法

実際に現場管理にタブレットがどのように活用されているかを紹介します。タブレットを持っているけど活用できていない方や、これから導入を検討している方はチェックしていきましょう。

タブレットを十分に活用するためには、施工管理アプリの利用が必須です。今回紹介している活用方法は、どれも施工管理アプリを使用していることを前提として解説しています。

図面管理

タブレットに図面を読み込ませることで、図面の持ち運びの機会をなくします。複数の施工箇所を受け持つ責任者は、それだけ図面を持ち運ぶ必要がでてくるため、タブレットひとつで解決できるのは嬉しいポイントです。

また、施工管理アプリにより、図面に直接メモ書きができるものもあります。紙の図面と同じように利用できるため、導入ハードルが低いことも特徴です。

施工管理アプリは、クラウド保存が主なためインターネットに接続するだけで、常に最新の図面データを簡単に共有できます。

写真撮影・管理

デジタルカメラで撮影していた写真撮影も、タブレットであれば撮影ができます。タブレットで撮影する際は、電子小黒板付きの施工管理アプリを活用すると、黒板も不必要なためおすすめです。

工事黒板は、人に持ってもらったり太陽の位置を確認したりする必要がありました。タブレットでは、ひとりで場所を気にすることなく写真撮影が可能です。

施工管理アプリにより、写真整理ができるものもあります。そのため、事務所に戻ることなく撮影場所で写真の整理ができるため、業務効率化につながります。

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スケジュール管理

タブレットを利用するとスケジュール管理が容易に行えます。施工管理アプリは、常に最新情報をリアルタイムで共有できることが特徴です。

現場を離れている際も、タブレットをインターネットに接続するだけで現場の状況を把握できます。打ち合わせ日時や立会日時を個別で確認することがなくなるため、スケジュール管理が簡単になるでしょう。

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メールの送受信

業務連絡を施工管理アプリ経由で行うと、事務所にいなくてもメールの送受信ができます。会社からの連絡や発注者からの連絡を確認するために、事務所へ戻る移動を削減できます。

また施工管理アプリの多くは、メッセージアプリ感覚で使用できるため、個別に連絡することやグループ全体への共有が簡単にできることがメリットです。

また、既読の有無も確認できるため連絡漏れを未然に防げます。

Web会議 

新型コロナウイルスのまん延防止対策として、Web会議を導入している現場も少なくないでしょう。Web会議用のアプリをダウンロードすると、場所を選ばずに会議に参加できます。

出先の際でも、打ち合わせのための移動時間が不要となることがメリットです。

タブレットに対応している施工管理アプリ6選

タブレットに対応している施工管理アプリ6選

タブレットに対応している施工管理アプリ6選を紹介します。紹介するアプリは、機能や料金形態が異なるため、導入する目的や予算によって使い分けてください。

【1】KANNA

【1】KANNA
引用元:KANNA公

施工管理アプリの「KANNA」は、

またアカウント数が無制限で利用ができることも特徴で、規模の大きな現場や協力会社が多い案件でも、全メンバーにIDの配布を行えます。

コスト面・運用面でも便利で使いやすく、導入企業社数は30,000社を超えています。

施工管理アプリをはじめて利用する企業の方には特におすすめです。

機能・できること現場管理写真・図面管理チャット日報・報告 など
料金初期費用:0円
運営会社株式会社Aldagram

【2】Photoruction

【2】Photoruction
引用元:photoruction公式

建設プロジェクトの導入数が20万件を超えている施工管理アプリ「Photoruction」。清水建設・大成建設などのスーパーゼネコンから地域の建設会社まで、幅広い企業が利用しています。

Photoructionは、以下の内容でNo,1を獲得しています。

  • 生産性の向上が期待できる
  • サポートが充実
  • 建設業従事者に推奨したい

Photoructionは、現場管理に必要な機能を網羅しているため、オールインワンな施工管理アプリを探している企業におすすめです。

機能・できること工程管理写真撮影・写真管理写真の自動整理電子小黒板 など
料金初期費用:0円〜
月額費用:要問い合わせ
運営会社株式会社フォトラクション

【3】ダンドリワーク

【3】ダンドリワーク
引用元:ダンドリワーク公式

建設現場の効率と品質向上をコンセプトに開発された「ダンドリワーク」は、利用ユーザー数140,000人を超える施工管理アプリです。

ダンドリワークは、施工現場に必要な情報、図面・資料をクラウド上に一元化しています。そのため、インターネットに接続するだけで必要な情報を瞬時に引き出すことが可能です。

現場情報をクラウド上に保存しているため、常に最新の情報を確認できます。また、ダンドリワークは、一人ひとりにアカウントを付与しているため、閲覧履歴や利用率の把握をできることが特徴です。

機能・できること現場管理写真管理トーク機能報告書 など
料金初期費用:200,000円〜
月額料金:19,800円〜(利用人数に合わせて料金プラン変動)
運営会社株式会社ダンドリワーク

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【4】Kizuku

【4】Kizuku
引用元:Kizuku公式

Kizukuは、建設現場の多様な業務を効率化するために開発された施工管理アプリです。Kizukuの特徴は、チャットツールで施工現場の見える化に力を入れていることです。

年配の方でも利用しやすいための直感的な操作や、スタンプが使いやすさにつながっています。

建設現場は、メールでの連絡が多くなる傾向です。現場責任者と職人のコミュニケーションツールを探している企業におすすめです。

機能・できること工程管理写真・図面管理トーク機能日報作成機能 など
料金初期費用:110,000円
プロプラン30:月額/22,000円(アカウント数:30)
プロプラン50:月額/33,000円(アカウント数:50)
プロプラン100:月額/55,000円(アカウント数:100)
※100アカウント以上のプランは公式HPから相談
運営会社コムテックス株式会社

【5】現場Plus

【5】現場Plus
引用元:現場Plus公式

次におすすめする施工管理アプリは、株式会社ダイテックが手掛ける住宅会社・工務店向け
の施工管理アプリ「現場 Plus」です。

現場 Plus は、マニュアルなしでも使いこなせる操作性が魅力であり、スマートフォンやタ
ブレットに不慣れな方にこそおすすめのアプリ。

また、同社の基幹システム「注文分譲クラウド DX」と連携し、現場情報や工程表等の共有
が可能なところも特徴的です。

現場 Plus はダイテックが自社で開発・運営しているため、ユーザーの意見を反映しやすく、
継続的なアップデートが実施されています。

尚ダイテックは、データセンターを日本国内に保有しており、長年運用してきた実績があり
ます。セキュリティ面においても安心して利用が可能です。

工程表アプリを探しているあなたは是非、月額 10,000 円(60ID)から利用できる現場 Plus の
導入を検討してみてはいかがでしょうか。

機能・できること工事写真管理
図面共有
トーク機能
掲示板
工程表作成
入退場管理 など
料金【初期費用】
・初期ID登録料月額料金の1ヶ月分
【基本プラン】
・60ID 10,000円
(30ID追加毎に5,000円)
運営会社株式会社ダイテック

【6】eYACHO

【6】eYACHO
引用元:eYACHO公式サイト

eYACHOは、スーパーゼネコンの大林組と株式会社MetaMojが共同開発した、スマホ・タブレットで利用できる建設会社向けの施工管理アプリです。

eYACHOの導入により、業務改善を実現したユーザーの声を3つ紹介します。

  • 連絡漏れが減り、業務が円滑に
  • 2時間の朝礼準備が10分に短縮
  • 現場全体の効率が3割アップ

eYACHOの特徴は、取り込んだ写真やPDFデータの上から手書きでメモが取れることです。

そのため、紙の野帳と同じ感覚で自由にメモの記入ができます。直接指示を書き込むことで、適切な指示を伝えられます。

施工現場の効率化を目的としている企業におすすめの施工管理アプリです。

機能・できること現場管理野帳管理写真・図面管理全文検索機能 など
料金初期費用:330,000円
1ユーザーあたり:30,800円(年間)
※5ユーザーから契約が可能
運営会社株式会社 MetaMoj

現場管理で使うタブレットを選ぶときの3つのポイント

現場管理で使うタブレットを選ぶときの3つのポイント

タブレットを購入してから買い直すことが起きないように、3つのポイントを事前にチェックしていきましょう。

搭載しているOS

タブレットにはAndroid・Apple製品があり、施工管理アプリに対応しているかを確認する必要があります。施工管理アプリに対応していないOSだと、タブレットを買い直すか施工管理アプリを選び直す必要がでてきます。

利用する施工管理アプリの公式HPには、対応端末が記載されているため、タブレットを購入前に確認してください。また、心配な方は公式HPに問い合わせをすると、失敗を未然に防げるでしょう。

ストレージ容量

タブレットを購入する際は、ストレージ容量がとても重要です。施工管理アプリを活用し、図面や写真を取り込むため、長期間の現場ほど容量が必要となります。

タブレットの容量をギリギリで運用していると、タブレットの読み込み速度が遅くなり、円滑な利用ができなくなるため注意してください。

さまざまな環境下で利用ができるか

タブレットを利用する際は、衝撃性・防塵・防水性能にも気をつけてください。トンネル工事や土木工事など、ほこりや天候に左右される環境下でも利用できるタブレットだと安心です。

最近では、施工現場向けのタブレットやタブレットケースが用意されています。施工現場向けのタブレットは高額になる傾向なため、現場予算と相談して購入することをおすすめします。

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まとめ

まとめ

施工現場を円滑にサポートしてくれるタブレットについて紹介しました。施工管理アプリとタブレットの併用により、施工現場の業務は円滑に進みます。

スマホでも図面や写真撮影ができますが、大きい画面で管理できるタブレットは見やすく操作がしやすいためおすすめです。

タブレットを選ぶ際は、「導入する施工管理アプリに対応しているのか」「さまざまな環境下での利用ができるのか」を確認しましょう。

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