ビルメンテナンスにはタブレットを活用すべき?導入するメリットからタブレットに対応しているビルメンテナンスシステムまでを解説

ビルメンテナンスにはタブレットを使うべき?

タブレットが使えるビルメンテナンスシステムを知りたい…

タブレットの活用は、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めるうえで注目を集めています。

近年、ビルメンテナンス業界でもDX化が進んでいます。

多忙なスケジュールと多岐にわたる作業に追われるメンテナンス担当者にとって、持ち運びのできるタブレットはまさに革命です。

紙ベースの手順書やマニュアルから脱却して、リアルタイムでアクセスし、タスクの進捗を確認できます。

効率性の向上はもちろん、作業品質の向上や作業員のモチベーション向上にもつながるでしょう。

本記事では、タブレット対応のビルメンテナンスシステムを導入するメリットから魅力まで紹介しています。

目次

【ビルメンテナンス業界】タブレット導入事例

【ビルメンテナンス業界】タブレット導入事例
  • 「タブレットを活用している事業者はいるの?」
  • 「実際に導入している事例が知りたい…」

以上の疑問や悩みを解決するべく、ビルメンテナンス業界において、実際にタブレットを導入して活躍している企業を紹介します。

自社の抱えていた悩み・解決したい課題と重なる部分があるか、ぜひ導入事例を参考にしましょう。

導入事例1:ビル管理L社様(導入歴3年) 点検作業の効率化に加え、年間計画にも活用を検討

L社は、主にビルの設備・清掃・警備などを管理しており、売上高は数百億円の企業です。同社は、ビルメンテナンス業務のペーパーレス化と効率化、点検作業品質の向上のために「CHECKROID」を導入。

ショッピングモールや教育機関の水道・電気メーターの点検時などに活用しています。建物の設備が古いと点検作業を自動化できず、人の足で1ヶ月におよそ何千もの設備を見て回る必要があるため、「CHECKROID」が役立っています。

次のステップとして、顧客に向けて設備交換の予算取りのための年間計画の立案にも役立てることを検討しているそうです。

<L社の導入成功のポイント>

現場の点検作業だけでなく、顧客に向けた予算計画立案への利用も検討するなど、「CHECKROID」のさらなる活用をはかることで導入の効果を高めている点がポイントです。

引用元:CHECKROID公式サイト

導入事例2:ビル管理M社様(導入歴1年)点検作業のペーパーレス化と効率化を実現

M社は、不動産業や旅行業などを多角的に行っている企業です。自社で社員寮や工場などの施設を多数持っており、そうした建物の点検・管理作業のために「CHECKROID」を導入しました。

M社も事例02のL社と同様に、建物の水道・電気メーターの点検・報告に「CHECKROID」を活用。ペーパーレス化を実現したことで作業の効率化をはかれただけでなく、管理者が遠隔地から現場の作業内容を確認できるようになりました。

<M社の導入成功のポイント>

遠隔地でも管理者が状況をリアルタイムに把握できるようになり、現場との意思疎通がスムーズに。 また、属人化していた点検作業が標準化できたことで、誰でも同じ品質で点検ができ、作業の「ムラ」がなくなりました。 それによりサービスレベルが向上したことがポイントです。

引用元:CHECKROID公式サイト

導入事例3:大成株式会社様 Teachme Bizで個人のノウハウの見える化に成功。緊急対応時の対処が円滑に

紙のマニュアルは共有性や更新性の問題が起きて結局活用されないで終わってしまう、という事態が起きやすいです。オンラインマニュアルは、お客様の要望を常に更新できて共有も簡単なので、私たちが抱えていた課題を解決する点が大きな決め手でした。

他には、弊社は支店に在籍する担当者とクライアント企業に常駐する現場従事者とで分かれており、担当者140人に対して現場従事者は約6,000名(2016年4月末時点)もいます。両者の円滑なコミュニケーションの取り方も一つの課題でした。

Teachme Bizを導入することで、現場従事者は現場における問題やお客様の要望を担当者に即時に共有できるので、従来のビル巡回やメールでは限界だったコミュニケーションが大幅に改善されると見込んだのも決め手の一つでした。

現場での効果としては、問題発生時の対処方法が変わりました。これまでは、個々人の過去の経験談を活かして問題に対処してもらうことが多かったのですが、Teachme Bizを導入してノウハウを見える化したことで、個人の経験によって問題への対処が左右されることがなくなりました。教育時間の削減にもつながっています。

社内のコミュニケーションが円滑になるという予想外の効果もありました。弊社は2年前までは名古屋と東京で完全にエリア分けをしていました。そのため、情報の共有や人の流動がなかったのですが、組織変革を行い、両拠点に存在していたクリーン事業部を統合することが決まったのです。それがきっかけで、拠点間の隔たりをなくして、横断的な組織図をつくることになったのですが、ここでもTeachme Bizが活躍してくれました。

現在では、名古屋と東京の各拠点で、何をしているのかを全社で共有できています。以前は、お客様訪問時に各拠点に関する話を振られても適切な受け応えができないこともあったのですが、それが改善されました。

引用元:Teachme Biz公式サイト
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ビルメンテナンス業界でタブレットを導入するメリットは?

ビルメンテナンス業界でタブレットを導入するメリットは?

ビルメンテナンス業界において、タブレットを導入することのメリットは以下の3つです。

  • 設備の点検作業が効率化される
  • リアルタイムで情報共有ができる
  • ペーパーレス化ができる

それぞれ解説しているので、タブレットの導入を検討している方は、ぜひ参考にしましょう。

設備の点検作業が効率化される

タブレットの導入により、設備の点検作業が効率化されます。

例えば、紙ベースの点検リストをデジタル化することで、点検時のチェックが簡素化され、ヒューマンエラーのリスクが減ります。

簡素化にともなって、点検がタブレット上で完了するため、改めて帰社後に転記する負担もなくなるでしょう。

またタブレットは写真や動画の撮影にも適しており、異常箇所の記録や細かな状態の共有が容易になります。

結果的に、作業員はより正確な情報を効率的に収集し、点検結果を迅速に処理できるでしょう。

リアルタイムで情報共有ができる

タブレットを導入することで、リアルタイムで情報共有ができます。

点検作業中に収集したデータや何かしらの異常をすぐに本部や関係者と共有できるため、迅速な対応が可能です。

問題解決や修理作業に向けた調整をすぐにおこなえば、ビル運用におけるダウンタイムを最小限に抑えられます。

また現場と事務所でのコミュニケーションの円滑化も促進されるため、チーム全体の連携も向上するでしょう。

ペーパーレス化ができる

タブレットの導入により、ペーパーレス化が実現します。

タブレットを使ってデジタル化することで、環境への負荷を軽減できるだけでなく、文書の保管・管理が楽になります。

タブレット上に、過去の点検結果を保存できるため、データの探し出しもスムーズになります。

またペーパーレス化によって、書類の保管場所のスペース・事務処理などの労働コストの削減につながるでしょう。

以上のように、ビルメンテナンス業界においてタブレットを活用するメリットはたくさんあります。

他にも、過去の点検データを分析することで異常値を発見したり、マニュアル化の統一によって属人化を減らせたりするでしょう。

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【タブレット対応】ビルメンテナンスシステムおすすめ3選

本章では、タブレット対応のビルメンテナンスシステムについて、おすすめ3選を紹介しています。

自社で導入できそうなシステムがあるか、参考にしてみてください。

KANNA

KANNA
引用元:KANNA公式サイト
機能・できること現場管理
チャット
カレンダー共有
物件管理
顧客管理
料金初期費用:0円
運営会社株式会社アルダグラム

KANNAのおすすめポイント

  • 1分で報告書を作成できる
  • 複数の現場を一元管理する
  • 協力会社のアカウント数が無制限

編集部コメント

「KANNA」は、アルダグラム社が提供するアプリで、不動産や建物管理などの設備の点検業務をスムーズに進める便利なツールです。

わかりやすい画面設計で、スマホやタブレットでも利用できます。

KANNAは、20,000社以上の企業によって導入され、アプリ評価もトップクラスです。

点検作業の効率向上はもちろん、管理者もリアルタイムで情報を共有できるため、施設管理の手間が大幅に削減されるでしょう。

また、

「設備の点検業務を効率化したい」「無料でシステムを試してみたい」と考えている企業には、ぜひKANNAの導入を検討してみることをおすすめします。

アズビルBOSS-24

アズビルBOSS-24
引用元:アズビル公式サイト
機能・できること設備管理
防犯・防災管理
各種データ管理
環境衛生管理
経営のサポート
料金要問い合わせ
運営会社アズビル株式会社

アズビルBOSS-24のおすすめポイント

  • 24時間365日ノンストップで稼働
  • 設備のデータベース化による改善の提案をしてくれる
  • 建物環境を維持して建物利益を最大化する

編集部コメント

BOSS-24は、アズビル株式会社が提供するビルメンテナンスシステムで、公共施設のほか、病院や学校などでも広く活用されています。

設備の保全だけでなく、防犯・防災管理やデータ管理など幅広いサポートを提供しており、強みとして消防署や警備業者との連携も挙げられます。

さらに、遠隔監視によるサポート体制が24時間365日で整備されており、コールセンター・部品在庫のパーツサービスなどにも迅速に対応可能です。

ビル管理に不安を抱えている方やシステム導入を検討している方は、ぜひ下記リンクをチェックしてみましょう。

cyzen(サイゼン)

cyzen(サイゼン)
引用元:cyzen公式サイト
機能・できること写真管理
報告書作成
帳票出力
他システム連携
通話
料金初期費用:0円
【月額(1アカウントあたり) 】
ライト:1,000円
ライトプラス:1,300~3,700円 ]
スターター:3,500円
プロフェッショナル:4,000円
運営会社レッドフォックス株式会社

cyzen(サイゼン)のおすすめポイント

  • 位置情報と顧客情報を連携できる
  • 1年間分のスケジュールを管理できる
  • 最短10秒で報告業務を完了できる

編集部コメント

cyzen(サイゼン)は、レッドフォックス株式会社が提供している設備メンテナンスを楽にするツールです。

スマホやタブレットで利用でき、わかりやすい操作画面で現場にいながら報連相がスムーズにできます。

cyzenを導入することで、最短10秒で報告書を作成できるため、現場や移動中などで業務を終えられます。

またGPSを活用して、現場の動きを見える化できることで、点検業務の進捗をリアルタイムで確認することも可能です。

「設備点検をデジタル化したい」、「システムの導入でペーパーレス化したい」という企業は、無料トライアルもあるので、ぜひcyzenの利用を検討してみましょう。

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まとめ

まとめ

今回は、タブレット対応のビルメンテナンスシステムを利用している企業の導入事例や、メリットについて紹介しました。

日々のビルメンテナンスにおいて、タブレットを導入することで、点検業務のリアルタイム共有やペーパーレス化につながります。

またタブレットでマニュアルを共有しておけば、誰でも点検ができる環境を構築でき、作業の属人化も防げます。

点検作業の標準化や、過去の点検データを参照したり分析したりできるため、導入することで大きくDX化が進むでしょう。

ビルメンテナンス作業を効率化させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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