テレビCMでもよく見かける、知名度のある施工管理アプリ「アンドパッド(ANDPAD)」。基本機能の他に、カスタマイズ可能なオプションが多数用意されており、導入している企業が多いことでも有名です。
そんな施工管理アプリのアンドパッドですが、「実際に利用しているユーザーの評判が低い」「導入検討中だけど大丈夫なの?」という疑問を抱いている企業もあるのではないでしょうか。
この記事では、アンドパッドの料金・費用・導入事例から評判まで、徹底的に解説しています。実際に導入しているユーザーの口コミをまとめているため、導入前の参考となるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
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アンドパッド(ANDPAD)とは
株式会社アンドパッドが提供する「アンドパッド(ANDPAD)」は、導入企業数No1の施工管理アプリです。(「クラウド型施工管理サービスの市場動向とベンダーシェア」デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)
アンドパッドは、建築業界出身者がアプリを開発しています。そのため施工管理に必要な、写真整理・現場連絡・顧客管理・受発注機能などがオールインワンで利用可能となっており、施工現場のあらゆる課題の解決に役立ちます。
また、アンドパッドは、利用社数20万社・ユーザー数51万人と、国内最大級のサービスを提供しているのが特徴です。
運営元『株式会社アンドパッド』について
アンドパッドを提供している「株式会社アンドバッド」の企業情報を見ていきましょう。
会社名 | 株式会社アンドパッド |
所在地(東京オフィス) | 東京都千代田区神田練塀町300住友不動産秋葉原駅前ビル8階 |
代表者 | 稲田武夫 |
創業 | 2012年9月 |
資本金 | 63億593万円(資本準備金含む) |
事業内容 | 建設現場などの効率化から経営改善まで一元管理できるクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD(アンドパッド)」を展開 電子署名やタイムスタンプといった機能を備え建設業法・電子帳簿保存法に対応した電子受発注システム「ANDPAD受発注」を開発・提供 施工時間の短い工事に特化し、日程調整から現場情報の共有、作業完了報告までワンストップで実現できる稼働管理アプリ「ANDPADボード」を開発・提供 |
アンドパッド(ANDPAD)のアプリ評価は?
「Apple Store」でのアンドパッドの評価とレビューは、5段階評価で「2.8」という評価(2024年11月時点)となっています。導入企業数No1のアプリなだけに、口コミや評判が気になるでしょう。
以下では、実際にアンドパッドを利用しているユーザーの悪い口コミ・良い口コミを紹介します。
世の中を良くするアプリ
道半ばかもしれませんがこういうアプリ/システムが日本を良くしていくと思います。
ここでいちいち文句ばかりの礼儀も感謝も知らない方達のレビューは気になさらなくて良いかと思います。
愚直に改善に改善を重ねて良いより良いアプリに仕上げていって下さい。
引用元:Apple Store
工程表の出力だけはなんとかして
紙出力の幅が指定できない。
お客様に見せられたレベルじゃありません。
エクセルで自分で作ったほうがマシ。
アプリで見た際に電話番号が出てこないのも、職長が連絡とれずに困る。
あと、デベロッパ回答にテンプレート使うのはすぐやめろ!
自分もアプリ開発者の端くれだが、丁寧に回答してます。それが参考になるからです。
感謝のかけらもないテンプレート回答が並んでるのを見たら、解約したくなります。
システム自体は便利なんだから、こういうところに気を利かせないと。
開発と営業とサポートがバラバラな、アウトソーシング企業なのですか?
サポートに回せだけじゃ回答として下の下です。
マイナス2点です。
引用元:Apple Store
iPadProで写真撮影が引きで撮影出来ない
iPhoneProMAXでは超広角レンズで撮影できますが、iPadProではかなり寄った撮影しかできない。
Andpadは普段iPadでしか使わないのでiPhoneの様に広角レンズでの撮影が出来るようにして欲しい。
引用元:Apple Store
Apple Storeの良いレビューでは、「操作性が良く利用できる機能の多さ」という意見がありました。
現場管理に必要な機能を網羅しており、利用機能の豊富さが評価されていました。
その反面、「指摘した不具合がなかなか改善されない」という声も多かったです。
自社によって重視したい機能面や価格帯は異なる為、自社に適した施工管理アプリを導入する必要があります。
下記で最新の施工管理アプリ【16選】を解説してる為、こちらも確認してみてください。
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アンドパッド(ANDPAD)の機能・できること
アンドパッドはオールインワンの施工管理アプリで、主な機能は下記の通りです。
- 案件管理
- 工程管理
- チャット
- 写真・図面管理
- 請求管理 など
以下では、基本機能について抜粋し解説していきます。
案件管理
ANDPADは工程表、資料、写真、報告などの必要書類をクラウド上で管理できます。
その為、手持ちのスマホやタブレットでいつでもどこでも最新の情報を確認することが可能。
案件に関する大切な情報を、営業・現場監督・職人などと簡単に共有することが出来るので認識違いを防ぐことができます。
工程管理
ANDPADには工程表が標準搭載されており、スマホ・タブレットでも確認・更新が出来ます。
また、工程ごとに通知設定や進捗状況を登録できるため、工期遅れを未然に防ぐこともできるでしょう。
各工程に担当者を設定しておくことで自動で通知が送られる機能もある為、最新の工程表を漏れなく・手間なく送る事までが可能です。
チャット機能
現場は生き物と言われるほど、急なトラブルや細かな変更があります。
ANDPADでは、現場ごとにチャットルームが立ち上がるので、電話やメールを個別で行う手間が省けます。
チーム全体の共有事項として確認ができる為、作業終了状況の報告などが簡単になるのもメリットです。
写真・図面管理
ANDPADならスマホで撮影して、そのままクラウド上で写真の管理が行えます。
わざわざ事務所に戻って管理する手間や、メールやFAXなどで共有する必要もなくなります。
また、写真台帳の作成も撮影した写真をフォーマットに落とし込むだけで簡単に作成することが可能です。
日報
アンドパッドは、簡単に日報を作成できるのが特徴です。アプリ内から写真を撮影し、進行報告や完了報告なども即座に作れます。報告書を作成する時間を短縮できる機能と言えるでしょう。
請求管理
ANDPADは建設業界に特化した請求管理システムも搭載しています。
受領した請求書はシステム側が自動で振り分け、現場ごとの振り分けや郵送作業が不要となります。
請求書の回収・工事ごとの振り分けから、出来高査定や相殺・承認といった建設業界特有の要件も満たした請求管理システムとなっています。
また電子帳簿保存法にも対応している為、毎月の請求管理業務の改善に繋がります。
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アンドパッド(ANDPAD)の費用・料金
アンドパッドの料金携帯は、初期費用・月額費用・オプション費用の3つで構成されています。
具体的な金額については、記載がない為、気になる方は問い合わせをしてみてください。
アンドパッド(ANDPAD)の評判・導入事例
この章では、実際にアンドパッドを導入している企業の評判・事例を、ANDPADの公式サイトより一部抜粋して紹介します。
年間300時間の残業が150時間に半減
同社は地域密着を掲げ、八尾、藤井寺、松原、柏原、羽曳野の5市を主な商圏に持つ。定額制で全面リフォームをする「キレイエ」を展開。比較的安価に全面改装をするSmartプランと、老朽化や地震対策だけでなく、間取りも大きく変更するWideプランの2種類を用意している。耐震補強に加え、引越し料金も費用に含んでおり、建て替えることなく、最新の安全性能と機能性を取り入れることができるのが特徴だ。
リフォームは水回りなどに限定せず、屋根を含め、耐震工事なども手がける。藤井寺店は従業員13人で年間工事数は360~380件、青山店は7人で約260~280件の実績がある。顧客はリピート・紹介が6~7割を占める。早金課長は「毎日ないし一日おきに現場監督が現地に行きます。頻繁に現場に行くため、お客様との接点が多くなり、それがリピートや紹介に繋がっているのだと思います」と話す。同社はANDPADの導入前、顧客情報や工事に関する資料を紙で管理していた。しかも、顧客情報は各自でUSBなどに保管しており、退職するとその情報を消失するといった事態を繰り返していた。こうした状況を解消するために業務管理アプリの導入を模索。最終的にANDPADにたどり着いた。
引用:ANDPAD公式HP
以前は資料作成と整理にかなりの時間を要していたが、同アプリの導入により、今では案件単位でデータを1つにまとめるなどペーパーレス化を実現。これまで自主管理だった顧客情報などを会社全体で共有する。
ANDPADの報告機能を活用、経理担当者の残業が大幅減
同社は、出面管理を効率化するために、ANDPADの報告機能の活用をスタート。現在では、鉄筋工一人ひとりがANDPADから日々の業務報告を行っているという。
「現在は、社員がANDPADで上げた報告をもとに出面管理を行っています。日報の内容は表計算ソフトにもエクスポートできますので、そのシートで各現場の人工の集計や、個人の作業実績の集計が簡単にできるようになりました。入力の抜け漏れにもすぐに気づけるので、経理担当者の月末作業が大幅に効率化し、残業は3分の2ほどに減ったと感じています。ペーパーレスで運用ができるのもメリットです。」(手島健一様)
また、ANDPADでの資料共有・工程表の活用も進んでいるという。
「案件の受注が決まった後、まず職長がお客様と打ち合わせを行いますが、以前はその内容を水平展開できておらず、情報が属人化していました。現在は、ANDPADに案件を作成して、打ち合わせ内容を細かく記載した『打ち合わせチェックシート』をアップするようにしています。現場の入場時間やルール、安全や品質の情報など、誰でも現場の詳細がわかるようになりましたし、工程表を見れば今後の予定や進捗状況もわかるようになりました。工程表には、元請け各社が実施している安全衛生協議会の資料も差し込んでいます。今まではFAX送信や確認の手間がかかっていた資料もすぐに閲覧できるようになって便利です。」(手島健一様)
引用:ANDPAD公式HP
ANDPADボードで半日が1時間に!
導入後は案件ごとに見積書をはじめ図面、現場調査や電子小黒板の写真など、工事に関する資料をANDPADにすべてアップするようになった。すると事務所にいなくても工事に必要な資料を確認できるようになり、現場と直接、連絡を取り合わなくても精度の高い情報の共有が可能になった。そして、業務の見える化のカギとなっていた報告書も、ANDPADの日報機能を使用して提出や集計が可能になった。現場から報告書をアップできるため、紙時代では管理が難しかった夜間作業の担当者との連携も強化できた。
そして表計算ソフトで作成していた人員配置表は「ANDPADボード」に置き変わった。ANDPADボードとは数時間から数日程度の短期間かつ、多くの案件を管理する際に最適な稼働管理アプリである。カレンダーアプリの感覚で使用でき、表計算ソフトではミスが発生しやすかった人員配置の重複なども防止できる。スマホからも工事に必要となる資料や情報を確認できるため、電話での問い合わせも大幅に削減でき、作業効率は大幅に向上した。すべてのスタッフが必要な資料を確認できる仕組みが整ったことで、半日を要していた人員配置表の作成業務は1時間程度まで圧縮できたという。
引用:ANDPAD公式HP
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アンドパッド(ANDPAD)導入の流れ
アンドパッドを導入したい企業は、公式HPに詳しい導入手順の記載がないため、直接お問い合わせする必要があります。
公式HPを参考にすると、以下の方法で導入に関する悩みを相談できるので、参考にしてください。
- 資料請求する
- メールで相談する
- 電話で相談する
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アンドパッド(ANDPAD)導入のメリット・デメリット
ここまでの内容を踏まえて、アンドパッド導入のメリット・デメリットをそれぞれ3つ紹介します。実際に利用している企業の情報をもとにしているため、利用前の参考となるでしょう。
アンドパッド(ANDPAD)導入のメリット
アンドパッドを導入するメリットは、以下の3つです。
- 施工管理に必要なさまざまな機能が搭載されている
- 直感的な操作性で利用者を選ばない
- 現場で働く職人向けの説明会を実施している
導入企業数No.1と知名度が高い施工管理アプリのアンドパッド。施工管理に必要な機能はもちろんのこと、企業ごとに合わせたオプションを追加できる点がメリットです。
アプリの操作性は直感的で、年配の方でも利用しやすい特徴をもちます。なお、職人向けの説明会を開いてくれるのも魅力の1つです。
普段利用している端末から動作を説明してくれるため、実際に利用するイメージがつきやすい点もメリットと言えるでしょう。
説明会を検討している企業は、事前に公式HPから費用を確認しておくことをおすすめします。
アンドパッド(ANDPAD)導入のデメリット
アンドパッドを導入するデメリットは、以下の3つです。
- 料金の詳細は問い合わせが必要
- 個人や少数で利用するには向かない
- 多機能なため現場に浸透させるのに時間がかかる
アンドパッドを導入する為に必要な具体的な金額は公表されていません。
その為、問い合わせをするしかありません。
また、機能数が多く現場に浸透させるためには、時間がかかることがデメリットと言えるでしょう。
メリットで紹介した説明会を実施できれば、現場に浸透させるまでの時間は短縮できます。ただし、説明会を実施するための費用や、関係者を集める手間がかかります。
以上のことから、アンドパッドは比較的「大手ゼネコン」や「大手建設業界」向けのアプリであると言えるでしょう。
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まとめ
株式会社アンドパッドが提供している、多機能施工管理アプリ「アンドパッド」について詳しく調査しました。
アンドパッドは施工管理に必要な、写真管理・資料管理・工程表・チャット機能などが搭載されています。なお、受発注機能・黒板機能・検査機能など、さまざまなオプションが用意されていることも特徴です。
実際に導入している企業を見ると、複数部署で施工管理を行う企業が多く見られました。初期費用や月額料金、オプション費用を考えると、まとまった金額を抽出できる企業向けのアプリだと予想できるでしょう。
導入企業数No.1の施工管理アプリですが、Apple Storeの評価とレビューは、5段階で「2.8」で、Apple Storeのレビュー数は201件です。
改善の余地があるという趣旨のレビューもいくつか見られましたが、この点は業界最大規模のアプリで日々アップデートが加えられていることを加味すると、改善に期待できると言えます。
施工管理アプリは、現場を円滑に進めてくれる画期的なツールです。ぜひ今回の内容を踏まえて、自社に合う施工管理アプリ選び、現場管理の効率化に役立ててください。