DK-connectの口コミ評判は?機能・料金・導入事例まとめ

DK-connectの口コミ評判は?機能・料金・導入事例まとめ
引用元:DK-connect公式

空調管理の効率化とコスト削減を実現するために、多くの企業が導入を検討しているのが「DK-connect」です。

しかし、「本当に効果があるのか?」「導入コストはどれくらいかかるのか?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

本記事では、DK-connectの機能や料金、実際の導入事例を詳しく解説します。

DK-connectを導入すれば得られるメリットと注意点を整理し、導入の流れやサポート体制も触れていきます。

DK-connectの導入を検討している方や、設備管理の効率化を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

DK-connectとは

DK-connectとは
引用元:DK-connect公式

DK-connectは、ビルや施設の効率的な設備管理を実現するクラウド型サービスです。

基本的なサービスを提供する「Basicパッケージ」と、ニーズに応じて選択できる「追加オプション」の2つの主要部分で構成されています。

利用者は自社の要求に合わせて、必要なサービスを柔軟に選択できます。

クラウド型サービスの特性を活かし、DK-connectは常にアップデートされ、最新の技術や機能が反映されているのが特徴です。

DK-connectの機能・できること

DK-connectの機能・できること

DK-connectの主な機能は、以下のとおりです。

  • 多物件遠隔監視
  • 料金管理機能
  • デマンド制御

それぞれの昨日の内容を詳しく説明します。

多物件遠隔監視

DK-connectの多物件遠隔監視機能は、複数の建物や施設の設備を一元的に管理できるツールです。

この機能を使用すれば、管理者は物理的な距離に関係なく、離れた場所にある設備をまとめて監視し、制御できます。

多物件遠隔監視機能は、複数の施設を管理する企業や、広範囲にわたる設備を持つ組織にとって、有用なツールとなります。

料金管理機能

DK-connectの料金管理機能は、ビル全体のエネルギーコスト管理を効率化します。

管理者は現地に赴くことなく、各テナントや部屋ごとの電力・ガス消費量を正確に把握できます。

システムが自動的に各テナントの使用量を計算し、適切な料金を算出し、従来は手作業で行っていた空調料金計算の手間が大幅に軽減されます。

料金管理機能は、特に複数のテナントが入居するオフィスビルやショッピングモールなどの商業施設で威力を発揮するでしょう。

デマンド制御

DK-connectのデマンド制御機能は、電力消費のピークカットを効果的に行うためのツールです。

建物全体の電力使用量を常時監視し、電力需要が急増する前に適切な対策を講じます。

具体的には、システムが30分ごとの電力消費を予測し、設定された目標電力値を超えそうな場合に自動で対応します。

空調機の能力を段階的に抑制すれば、急激な電力消費の増加を防ぐことが可能です。

ただし、この機能は電力デマンド値を完全に保証するものではありません。

あくまでも電力消費の最適化を支援するツールとして、効果的に活用するようにしましょう。

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DK-connectの費用・料金

DK-connectの費用・料金

DK-connectの費用・料金体系は、初期費用と月額利用料で構成されています。

具体的な料金は以下のとおりです。

初期費用『DK-CONNECT edge』の本体価格390,000円(税抜き)Wi-Fiルーターエマージェンシー用タブレットDK-CONNECT収納盤
Basicパッケージ月額3,000円(コンテンツ利用費、DK-CONNECT edge通信費込み)
※2024年

また、追加オプションには以下のものがあります。

料金管理機能月額5,000円(按分集計機能)月額3,000円(テナント帳票機能)
遠隔応急運転サービス月額1,000円
デマンド制御月額5,000円〜
通信安心パック月額1,000円

また、「エアネットサービスシステム」があります。

サービス料金は以下のとおりです。

安心おまかせプラン月額10,000円(基本料金)+月額3,000円(室外ユニット単価)+月額2,000円(修理費オプション)
遠隔みまもりプラン月額1,000円(室外ユニット単価)+月額200円(フロン排出抑制法定期点検オプション)

追加オプションや追加サービスの見積もりは、個別の問い合わせが可能です。

詳細を確認したい場合は、DK-connectの問い合わせフォームより連絡してみましょう。

DK-connectのメリット・デメリット

DK-connectのメリット・デメリット

DK-connectの導入を判断するためには、メリットとデメリットを把握しておかなければいけません。

DK-connectのメリット

DK-connectの主なメリットは、以下のとおりです。

  • 管理の手間を軽減できる
  • 他社システムとも連携可能
  • 急なトラブルにも対応してもらえる

メリットの具体的な内容を、見ていきましょう。

管理の手間を軽減できる

DK-connectのメリットの一つは、管理の手間を大幅に軽減できる点です。

従来の設備管理では、現場に赴いて機器を確認したり、データを手動で収集したりする必要がありました。

しかし、DK-connectを導入すれば、リモートで効率的に行えるようになります。

エネルギー使用量のデータが自動で収集され、分析されるため、手作業でのデータ入力や計算の手間が省けます。

料金管理機能を使えば、テナントごとの使用量計算や請求書作成も自動化されるため、管理者は煩雑な事務作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるでしょう。

他社システムとも連携可能

DK-connectの魅力の一つは、他社のシステムや機器と簡単に連携できる点です。

例えば、WAGO社の制御システムやパナソニックの照明制御システムと直接つなげて使えるため、異なるメーカーの機器が混在する建物でも、一つのシステムで管理できます。

また、DK-connectはBACnetという世界標準の通信プロトコルに対応しています。

この機能により、システムに登録された空調機器の情報を他のBACnet対応システムと共有したり、逆に他社の機器やセンサーの情報をDK-connectで監視・操作したりが可能です。

急なトラブルにも対応してもらえる

DK-connectの特長の一つは、急なトラブルにも素早く対応できる点です。

システムは常時監視を行っており、小さな異常でも即座に検知します。

問題が発生すると、すぐにメールで通知が送られるため、管理者は迅速に状況を把握し、対応を開始できるため、機器の停止期間を最小限に抑えることが可能です。

また、冷媒漏えいの自動診断機能も搭載されており、漏えいや漏えいの疑いを検知した場合は、すぐにメールで管理者に通知します。

DK-connectのデメリット

DK-connectの主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 接続の不安定さ
  • 初期費用・月額料金が発生する
  • 広範囲での利用を希望するユーザーには不向き

それぞれ詳しく見ていきましょう。

接続の不安定さ

DK-connectのデメリットの一つに、接続の不安定さが挙げられます。

クラウドベースのシステムであるDK-connectは、インターネット接続に依存しているため、ネットワークの状態によってはサービスの安定性に影響が出る可能性があります。

また、建物の構造や設置場所によっては、Wi-Fiやモバイル通信の電波が弱く、接続が不安定になる場合もあります。

初期費用・月額料金が発生する

DK-connectの導入には、初期費用と月額料金が発生します。

まず、専用ネットワーク端末「DK-connect edge」の価格は39万円です。

さらに、基本パッケージの月額料金は3,000円(税抜)で、監視操作機能、自動制御機能、システム管理機能が含まれています。

また、追加オプションを利用する場合、それぞれに対して追加料金が発生するため、その分も計算しておかなければいけません。

広範囲での利用を希望するユーザーには不向き

DK-connectは、多くのメリットを持つ一方で、広範囲での利用を希望するユーザーには不向きな場合があります。

システムは特定の施設や建物内でのエネルギー管理に優れていますが、大規模な施設群や複数の地域にまたがる施設を一元管理するには、限界があるからです。

通信環境が安定している都市部やオフィスビルでは効果的に運用できますが、通信インフラが整っていない地域や、広範囲に分散する施設では、接続の安定性やデータのリアルタイム性に課題が生じることがあります。

さらに、広範囲での利用を想定した場合、各拠点ごとにDK-connect edgeを設置する必要があり、初期費用や運用コストが増加します。

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DK-connectの評判・導入事例

DK-connectの評判・導入事例

DK-connectを実際の導入事例を元に、導入に至ったきっかけやメリットを紹介していきます。

昭北ラミネート工業株式会社

アルミ箔印刷エリアは24時間稼働のため、常時温度管理が必要です。大きな温度変化は印刷柄の色ムラやかすれなどの品質不良につながるため、温度管理は品質担保に欠かせません。

熱源機器と計装システムにダイキンを選んだ理由は、製品が故障しにくく使いやすいことと、メンテナンス対応が迅速なことでした。イニシャル・ランニングコスト・納期などを、メリット・デメリットを含めてご提案いただけたため、私達も連帯感を感じながら更新を進めることができています。

生産ラインの温度管理は、冷暖房切り替えや送水温度設定のすべてを人が操作していたため手間がかかっていました。操作ミスによる大きな温度変化は製品の品質に影響を及ぼすため、設備をリアルタイムで監視し操作したいと考えていました。

生産ラインに温度センサーを取り付け、DK-CONNECTに取り込むことで、室温に応じたチラーの送水温度制御が可能となりました。温度設定や制御内容の変更時は、遠隔から変更でき使いやすいです。

導入後は空調管理の工数が半分になり省管理に貢献しています。室温も安定して塗装用のシンナーの揮発量が下がり、材料費の削減、塗料粘度の適正維持による品質維持につながりました。

空調機の運転データが自動で蓄積されるため、改善点がわかります。異常発生時には遠隔から停止でき、異常通知内容も確認できるため急なトラブル発生時にも安心です。今後は工場内の一般空調も含めDK-CONNECTで一元管理していきたいと考えています。

引用元:https://www.ac.daikin.co.jp/jirei/details/no538

慶應義塾大学 三田キャンパス

今まで機器の状況は監視用のディスプレイで確認しないと分かりませんでしたが、DK-CONNECTなら、例えば校内での打ち合せ中や出張先で、空調の調子わるくない?という時に、スマートフォンやタブレットでさっと運転状態が確認でき、すぐに回答できるのがいいですね。適正に運転されているかどうか、リアルタイムでどこでも見られるのがいいなと。

外出中に校舎で何か問題が発生した場合にも、通知が入ってきますので、そういった機能も状況把握のうえで非常に役立っています。また、常駐しているビル管理会社にも運用してもらうことで、省管理の面でも有効活用できています。

これまで使用していたダイキンさんの監視システムでも、さまざまなことができましたが、構内LAN側の問題などシステムに由来しない不具合もあったので、そこに依存しないものがないかなと思っていました。当然そうなると本体の機器だけじゃなく、関連する設備や光回線などにも手を付ける必要があり、費用的にも負担が大きくなるとずっと思っていました。そう考えていたところにクラウド型のDK-CONNECTを提案いただけたので、そこも導入を決めたポイントになりました。

大学の組織的に施設部門とネットワーク部門が分かれていて、さらにネットワーク部門の中でも教育系や法人系などいろいろあり、新しいシステムを入れるときにはセキュリティ面や大学のネットワークに影響しないことが求められます。その点で、DK-CONNECTは大学のネットワークと完全に分離されていて相互に影響しないところに大きなメリットを感じます。元々、施設系のネットワークは別に引いていましたが、全体的にみると無駄になっている部分もあったので、その問題も解消されたと思います。

引用元:https://www.ac.daikin.co.jp/jirei/details/no530

株式会社エネコム

もう少しきめ細かく一元管理するためのツールがないか、省エネが求められるなかで何かしら空調機に対しての対応策がないかと、メーカーさんや施工業者さんに聞いていくなかで、ダイキンさんのDK-CONNECTを教えてもらいました。

最初は自社の独自ネットワークを使って、オンプレミスでシステム開発することも考えていましたが、クラウドでアプリケーションもできているので導入が楽だったということと、システム開発するよりもコスト・時間ともに抑えることができるので、DK-CONNECTの導入を決めました。

DK-CONNECTの導入で、やりたいと思っていた室温に応じた空調の自動制御ができるようになったのは嬉しかったですね。実際に夏場が近づいてきたこともあり、省エネ効果も見えてきました。トレンドグラフ表示で目標温度で運用できているかリアルタイムに把握できるので、とてもわかりやすいですね。

また、異常発生時はメールですぐに通知され、PCでもスマホでも、どこにいても故障内容や過去の履歴も含めて確認できるようになったのはありがたいです。一元管理する画面表示もレイアウトビューで機器の配置がわかりやすいので、視覚的にどの機械に異常があるのかすぐに把握できるようになりました。今までは空調機No.〇〇という表記があっても、それを図面で探して場所を確認するという作業が必要でしたが、DK-CONNECTならどの局舎の、どの空調機かが一目でどういう状況なのかわかるというのがいいと思いました。導入時に社内の運用部隊にもレクチャーを行いましたが、みなさん違和感なく受け入れてくれましたね。

引用元:https://www.ac.daikin.co.jp/jirei/details/no531
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DK-connect導入の流れ

DK-connect導入の流れ

DK-connectの導入手順は、以下のとおりです。

  1. ダイキン工業のホームページから問い合わせ
  2. 担当者が現地調査を実施し、ニーズや既存設備の状況を確認
  3. 調査結果に基づいてシステム構成の見積もり
  4. 承諾後に契約を締結し、導入作業
  5. 専用のネットワーク端末「DK-CONNECT edge」を設置し、既存の設備との接続(クラウドサービスのセットアップも同時進行)
  6. システムの動作確認とテスト
  7. 運用開始

運用開始後にトラブルや相談したい場合は、24時間365日ダイキンコンタクトセンターで受け付けてもらえます。

運営元『ダイキン工業株式会社』について

ダイキン工業株式会社は、世界トップクラスの空調機器メーカーであり、1924年に創業されました。

ダイキンは、冷媒から機器開発、製造・販売、アフターサービスまでを自社で一貫して行う総合空調メーカーです。

冷媒の開発にも積極的に取り組み、2012年には世界初のR32冷媒を採用したルームエアコンを発売しました。

ダイキン工業株式会社の会社概要は以下のとおりです。

商号ダイキン工業株式会社
創業1924年10月25日
設立1934年2月11日
代表者取締役会長 兼 CEO  十河 政則
本社大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス
主な事業内容空調・冷凍機、化学、油機、特機、電子システム
引用元:ダイキン工業株式会社「会社概要」

DK-connectの総合評価

DK-connectの総合評価

DK-connectは、ビルや施設の設備管理を効率化する優れたクラウドサービスです。

DK-connectの主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
管理の手間を軽減できる
他社システムとも連携可能急なトラブルにも対応してもらえる
接続の不安定さ初期費用
月額料金が発生する広範囲での利用を希望するユーザーには不向き

総合的に見ると、DK-connectは中小規模の建物や近接した施設群の管理に特に適しています。

導入コストや運用面での課題はありますが、設備管理の効率化や省エネルギー化を実現する強力なツールとして評価できます。

ただし、導入を検討する際は、自社のニーズや運用環境との適合性を十分に検討するようにしましょう。

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