現場作業でよくある紙のチェックリストや報告書の作成に時間が割いている方は、「カミナシ」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
カミナシは、現場の紙をなくすことをコンセプトにしたクラウドシステムです。
本記事では、カミナシの機能やメリット・デメリット、評判・導入事例を紹介しています。
実際に利用した方の口コミや導入事例を交えて解説しているので、現場改善プラットフォームを探している方は必見です。
また、導入時の流れも詳しく説明しているため、導入前の不安を払拭できる記事になっているため、ぜひ最後までご覧ください。
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カミナシとは
カミナシは、現場DXを推進してくれる現場のデジタル化を実現するサービスです。
手書き情報のデータ化から集計、報告など、これまで紙やエクセルで行っていた事務作業やルーティンワークをデジタル化し、一元管理を可能にします。
飲食業や製造業、小売業などのあらゆる業界の業務効率化をサポートし、現場DXの実現に貢献しています。
運営元『株式会社カミナシ』について
カミナシの運営を手掛けている「株式会社カミナシ」の詳細は、下記の通りです。
会社名 | 株式会社カミナシ |
所在地 | 〒101-0045東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル 3F |
代表者 | 代表取締役CEO 諸岡 裕人 |
設立 | 2016年12月15日 |
資本金 | 1億円 |
受賞歴 | 2021年度 グッドデザイン賞JR東日本スタートアッププログラム2021 優秀賞BOXIL SaaS AWARD 2022「SaaS トレンド大賞 ノーコード・ローコードトレンド2022」第34回 中小企業優秀新技術・新製品賞 ソフトウェア部門 優秀賞WORK DESIGN AWARD 2022 ニューカルチャー部門賞 |
HP | https://corp.kaminashi.jp/company |
カミナシの機能・できること
カミナシの機能・できることは、下記の通りです。
- チェックリスト・マニュアル
- 作業ナビゲーション
- 多言語化
- 作業チェック
- 集計・報告書の自動作成
上記の順に詳しく解説していきます。
チェックリスト・マニュアル
カミナシでは、作業記録に必要なチェックリストやワンタッチで切り替えられるマニュアルが揃っています。
登録された作業手順に従って、点検・確認を実施するだけでよいので誰でも簡単に利用できます。
また、作業ごとにマニュアルを登録できるので、業務のサポートに最適です。
作業ナビゲーション
カミナシでは、アプリが作業をナビゲートしてくれる「作業ナビゲーション機能」があり、指示に従うだけで作業が進められます。
また、作業者が入力した結果によって、その後の指示が変化するシナリオ機能が搭載されており、最適な業務フローを登録することで正しい作業へと導いてくれます。
アプリがあれば誰でも最適な業務フローを実行できることが、作業ナビゲーションの特徴です。
多言語化
カミナシは、次で紹介する9言語の翻訳に対応しています。
- 英語
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
- ベトナム語
- ネパール語
- ポルトガル語
- タイ語
- タガログ語
- インドネシア語
日本語で登録したチェックリストやマニュアルをワンタッチで言語切り替えが可能です。
そのため、日本語が苦手な外国人であっても、作業ができるようにサポートしてくれます。
作業チェック
カミナシの作業チェックでは、承認が必要なレポートを一覧表示でき、複数のレポートを一括で承認できる機能が搭載されています。
作業記録の二重三重チェックをカミナシに任せることで、管理者の業務効率化を実現してくれるのは嬉しいポイントです。
また、違反や逸脱記録のあるレポートは承認対象外となり、一覧に残ります。
レポート内容を修正してから承認できるようになるので、進捗状況の把握が確実に行えます。
集計・報告書の自動作成
カミナシでは、記録したデータを指定のフォーマットに出力し、各種報告書の作成を自動で行います。
紙からの転記作業が不要となり、報告のための事務作業も削減できることが特徴です。
既存で使用していたExcelの書式が利用できるので、操作に悩むことなく運用ができます。
カミナシの費用・料金
カミナシの料金形態は、ユーザー数により異なるため、まずは一度公式HPからお問い合わせください。
カミナシのメリット・デメリット
カミナシを利用する際に把握しておきたい、メリット・デメリットについて、それぞれ3つずつ紹介します。
メリット・デメリットを把握し、導入する際の参考としてくださいね。
カミナシのメリット
カミナシのメリットは、次の通りです。
- ペーパーレス化の促進
- 報告作業の自動化
- 充実したサポート体制
「現場の紙をなくすならカミナシ」というコンセプトで開発されているアプリなため、ペーパーレス化を進めたい企業には最適な機能が搭載されています。
3つのメリットについて詳しく解説します。
ペーパーレス化の促進
カミナシは「毎日発生する大量の用紙」「報告書の記載ミスや漏れ」「Excelへの転記作業」など、現場にあふれている“紙”を軽減するために作成されたツールです。
紙のペーパーレス化だけでなく、記載ミスや漏れによるミス発見件数の改善や、書類確認時間の削減などさまざまなメリットがあります。
紙を利用する業種が多いため、さまざまな業種に対応している点もメリットと言えるでしょう。
報告作業の自動化
カミナシを利用すれば入力したデータから自動で集計・報告書の作成を行えるので、報告のための事務作業時間を削減できます。
報告書の作成日・承認者・送信先を設定できるので、報告書の確認だけで作業が完結します。
毎日利用する報告書の作成時間が短縮できることで、業務効率が改善されることがメリットです。
充実したサポート体制
カミナシでは、導入から活用まで各社に合わせたゴール設定を行い、「いつまでに誰が何をするか」といった細かいタスクとスケジュールを作成してくれます。
また、経験豊富な担当者が二人三脚でサポートしてくれるので、安定した運用が行えるのも特徴です。
アプリの悩みやわからない点があれば、システム上から直接チャットでお問い合わせできるのもポイントです。
カミナシのデメリット
カミナシのデメリットは、「利用デバイスに注意する」「適していない業種もある」「運用コストが必要」の3つです。
利用デバイスに注意する
カミナシは、アンドロイド端末に対応していないことがデメリットのひとつです。
2023年9月現在では、PC・iPhone・iPadのみに対応しております。
対応する端末を持っていない場合には、契約しなければならないので導入コストがかかります。
導入を考えている方は、端末にも注意して検討してください。
適していない業種もある
カミナシのデメリット2つ目は、適していない業種もあることです。
例えば、建設業であればカミナシを導入することにより、作業のチェックリストや報告書作成が円滑に進められます。
しかし、建設業に特化している「施工管理アプリ」を導入することですべての悩みが解決される可能性が高い傾向です。
上記のように、カミナシの導入で得られる効果とできることを明確にしておくことが重要です。
運用コストが必要
カミナシの契約形態は、年間契約となっています。そのため、利用ユーザー数を含めた料金がシステムを辞めるまで継続して必要です。
無料のツールとは違い、運用コストがある程度かかることがデメリットです。
ただし、業務改善による人件費の削減などのメリットもあるため、一概にデメリットと言えないでしょう。
カミナシの評判・導入事例
カミナシの機能や料金形態について解説してきました。
導入する際に参考となる評判や導入事例を紹介していきます。
App Storeレビュー
レスポンスが悪い
入力を行い、次のページに進む時の展開スピードが遅くてイライラする。
入力を行なったときの反応も微妙。
作成ファイルがWi-Fiにつながっているのにオフラインで保存され、いちいちまとめて送信しなければならなくなり、またそれも時間がかかる。
引用元:App Store
各機能の切り替えが遅い。
一括承認が使用できない。
さすがにカミナシって言うアプリなのに紙に書くより手間がかかる。
引用元:App Store
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
品質管理強化に向けたデジタルツールの情報収集をしていたセブン-イレブン・ジャパンは、大手ITベンダー数社の提案とプレゼンテーションを受けるほか、虎昭産業の工場で使われていたカミナシのプレゼンテーションを受けた。複数の製品を比較した上で、最終的に同社が決断したのは、NDF加盟のデイリーメーカー各社によるカミナシを活用したデジタル化を支援する指針である。
引用元:カミナシ公式HP
株式会社ヨシケイ埼玉
導入前の課題
- ヨシケイグループの中でも特に工場の現場は紙を中心としたアナログな管理業務が課題として取り上げられていた
- グループ全体でHACCPに基づいた高い品質基準を設定し、その基準に従って運営するために、効率的な管理体制を構築する必要があった
- 工場の管理者が帳票の最終確認のために各作業場をまわらずに済むよう、データ上で情報を一元化したかった
導入後の効果
引用元:カミナシ公式HP
- 「温度管理」「機械の始業前点検」などの点検業務をカミナシでデジタル化し、高い品質基準に則ったデジタル帳票の運用を実現
- 点検業務をタブレット化したことで、4工場で年間約2万枚以上の用紙とその準備の手間を削減。あらゆる世代の従業員がタブレットの活用できるように
- 点検作業がタブレット1台で完結することが可能になり、管理者の負荷を軽減する仕組みを約5ヶ月で県内4工場に展開
カミナシ導入の流れ
カミナシの導入手順は、次の通りです。
- 導入相談
- ヒアリング・提案
- 見積・契約
- 利用開始
カミナシを導入する際は、公式ホームページにある導入相談フォームの申し込みが必須です。
申し込みが終わった後は、専任担当者による機能説明などをヒアリングし、提案を行っていきます。
ヒアリングをもとに最適なプランで見積してくれるので、同意できた段階で契約に進みます。
カミナシの運用が定着するまでサポートしてくれるので、はじめて利用する方でも安心できるでしょう。
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カミナシの総合評価
カミナシは、2021年度「グッドデザイン賞」を受賞しています。
工場や店舗で働くノンデスクワーカー向けに、作業チェックと報告書などの現場管理業務を効率化するクラウドサービスです。
以下では、カミナシのメリット・デメリットを詳しくまとめたので、導入の際の参考としてください。
メリット
カミナシを導入するメリットは、次の通りです。
- アナログ業務のデジタル化
- 報告書作成や押印による承認作業の自動化
- 誰でも利用しやすいインターフェース
これまで紙やエクセルで行われていた業務をカミナシを導入することで、デジタル化することが可能です。
アナログで行っていた業務をデジタル化することにより、業務効率のアップやヒューマンエラーの低減がメリットです。
また、報告書の作成や押印による承認作業を自動化できることで、事務作業時間の大幅な改善が期待できます。
カミナシのチェックリストは、高機能でシンプルな見た目のインターフェースなため、誰でも簡単に利用できることがメリットです。
デメリット
カミナシデメリットは、評判・導入事例で紹介した「動作が遅い」「一括承認ができない」など、アプリの不具合です。
動作が遅く一括承認ができないと、円滑な業務報告ができない恐れがあります。
ただし、今回紹介した事案は、2022年度に記載されていたレビューです。
アプリの最終アップデートは、2023年5月23日となっているため、上記の悩みは改善されている可能性が高いでしょう。
心配な方は、導入前に一度お問い合わせをして悩みを解決することをおすすめします。
まとめ
「現場の紙をなくす」をコンセプトにしている「カミナシ」について紹介しました。
カミナシは、各種製造業からホテル・飲食店、複数拠点の管理など、さまざまな業種業務で活用されています。
カミナシの機能やメリットは、次の通りです。
- チェックリスト・マニュアル
- 集計・報告書の自動作成
- ペーパーレス化の促進
- 報告作業の自動化
- 徹底したサポート体制
カミナシはアンドロイド端末に対応していないので導入する際は、注意してくださいね。
2021年度にグッドデザイン賞の受賞実績のあるカミナシを利用し、業務改善を検討してみてはいかがでしょうか?