建築業界のITツール推進が進んでおり、さまざまな施工管理システムが開発されています。これから「LIXIL現場情報共有システム」を導入しようと考えている企業は、以下の悩みをお持ちではないでしょうか。
- LIXIL現場情報共有システムとは?
- LIXIL現場情報共有システムの特徴や料金形態が知りたい
- 実際に導入している企業の声を知りたい
この記事では、LIXIL現場情報共有システムの特徴から料金形態、導入している企業をもとにしたメリット・デメリットを紹介しています。
LIXIL現場情報共有システムを検討している企業の悩みを網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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LIXIL現場情報共有システムとは
LIXIL現場情報共有システムを提供している「株式会社LIXIL」は、住宅設備・建材メーカーにおける業界最大手の企業です。そのためLIXIL現場情報共有システムは、建築・リフォーム業者に特化しているのが特徴です。
LIXIL現場情報共有システムは、現場内だけではなく社内の業務効率につながるシステムを提供しています。また、施主の満足度を向上させるためのサービスもあるため、顧客満足度の向上にも貢献します。
運営元『株式会社 LIXIL』について
LIXIL現場情報共有システムを提供している、株式会社LIXILについて見ていきましょう。
会社名 | 株式会社 LIXIL |
所在地 | 東京都江東区大島2-1-1 |
代表者 | 代表執行役社長兼CEO 瀬戸 欣哉 |
設立 | 1949年9月19日 |
資本金 | 68,418百万円 |
事業内容 | ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業ビルディングテクノロジー事業、住宅・サービス事業等 |
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LIXIL現場情報共有システムの機能・できること
LIXIL現場情報共有システムのできることは、主に「工事進捗の共有」「写真共有」「図面共有」の3つです。次の章から3つの機能を詳しく解説します。
工事進捗の共有
LIXIL現場情報共有システムは、物件ごとの工程管理と進捗一覧表が連動しています。関係業者の情報も自動で共有されるため、周知する手間がかかりません。
LIXIL現場情報共有システムには、報告・連絡・相談ができるチャットツールが搭載されています。チャットツールを利用すれば、リアルタイムの報告・確認がとれるため、工期の進捗状況に合わせた人数配置を行いやすいのが特徴です。
また、LIXIL現場情報共有システムを利用すれば、社内でも現場情報の確認が簡単にできます。システムを利用すると、現場の最新情報の検索・確認ができるため、社内の業務効率向上につながります。
写真共有
LIXIL現場情報共有システムで写真をアップロードすると、現場にいかなくてもリアルタイムで現場状況の把握ができます。工事ごとに写真で進捗報告を行えば、現場に足を運ぶ回数を減らせます。
また、LIXIL現場情報共有システムのスマホアプリを利用すれば、写真の登録・閲覧ができるのもポイントです。
図面共有
LIXIL現場情報共有システムは、図面を一度投稿するだけで、指定した関係者全員に共有できます。そのため、FAXやメールのやり取りと比べて大幅な時間の短縮につながります。
また、現場ごとに指定した協力会社のみの共有ができるため、情報が漏れるといったセキュリティ面も安心です。
図面の他にも、現場の地図や仕様書なども一括共有できるので、連絡漏れを未然に防げます。
LIXIL現場情報共有システムの費用・料金
LIXIL現場情報共有システムの料金は、表の通りです。
各種サービス | 料金(税込) |
初期費用 | 330,000円 |
月額料金 | 11,000円(新築100物件まで) |
追加料金 | 新築101物件以上は、月額100円/物件 |
その他 | 利用者数の制限なしリフォーム物件は無制限 |
月額11,000円から運用でき、利用者制限がないため、長期的に運用をするとコストが他の施工管理システムよりも抑えられるでしょう。
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LIXIL現場情報共有システムの評判・導入事例
LIXIL現場情報共有システムを導入している企業の評判を2つ紹介します。
導入事例【1】:株式会社 オカムラホーム
導入されたきっかけはなんですか?
「業者さんが多くなり、図面や工程の連絡に手間がかかっていましたので、
何か良いものはないかと探していたところ、LIXILさんから“LIXIL現場情報共有システム”の紹介を受けました。
管理サイトに図面を登録するだけで指定した業者さん全員に共有できるのは画期的と思いました。
また、引渡し後はすでに使っていた24Hコールセンター”LIXILコールサービス”にボタン一つで移行して保管ができ手間がかからない点も良く、
さらに月額1万円~という料金の安さも決め手でした。」
引用:LIXIL現場情報共有システム公式HP
導入事例【2】:昭和住宅株式会社
実際にシステムを使ってみていかがでしたか?
「それまでも、図面配布に他社システムを活用していましたが、現場毎のコード設定に手間がかかったり、業者の共有設定の細かな変更やロック設定は、管理会社でやってもらっていたが、現場情報共有システムは、工程ごとの業者共有設定が簡単にでき、作業時間が大幅に削減できました。」
「今までは、共有されていなかった図面は設計課に頼まないと入手できなかったが、図面の出力が簡単にできるようになった。」
「共有パターンを適用しているので、業者への見積依頼業務が早くなった。」
「現場の写真管理を事務所へ戻ってから行っていたが、モバイル環境で現場から直接共有できるようになった。」
「画像共有の活用により、ミスが減少した。」
「最新図面が業者と簡単に共有できるようになった。」
「図面変更後の業者連絡が楽になった。」
引用:LIXIL現場情報共有システム公式HP
LIXIL現場情報共有システム導入の流れ
LIXIL現場情報共有システムの導入は、以下の通りです。
- Good Living友の会からお問い合わせ
- 登録担当者を決める
- 会社情報などを登録する
- 自社社員の研修
- 協力会社の研修
- 物件を登録する
- 施主に告知する
- 運用開始
上記の手順を見ると「複雑そうだな」と考える方もいるでしょう。LIXIL現場情報共有システムでは、導入サポートが付いているため、運用の準備段階から運用までをサポートしてくれます。
導入の流れには、自社社員の研修や協力会社の研修を設けているので、システムの理解を深めてから利用をはじめられるのは嬉しいポイントです。
LIXIL現場情報共有システムの総合評価
以下では、LIXIL現場情報共有システムのメリット・デメリットについて紹介します。メリット・デメリットを把握し、導入を検討する材料としてください。
メリット
LIXIL現場情報共有システムを利用するメリットは、以下の3つです。
- 利用者制限がなく低コストで運用ができる
- 建築・リフォーム会社に特化している
- 導入サポートが充実している
LIXIL現場情報共有システムは、月々11,000円から人数制限がなく運用できます。他の施工管理システムは、人数制限を設けているため、現場人数が多いとそれだけコストがかかります。
また、建築・リフォーム会社に特化していることもメリットのひとつです。建築・リフォーム会社に必要な機能だけを搭載しているので、利用の際も迷うことはないでしょう。
LIXIL現場情報共有システムでは、運用開始前の「準備サポート」、運用開始1ヶ月以降の「活用サポート」があります。丁寧なサポートがあるので、はじめて運用する人も安心できるのは嬉しいポイントです。
デメリット
LIXIL現場情報共有システムのデメリットは、以下の2つです。
- 初期費用が33万円必要
- 建築・リフォーム会社以外適さない
LIXIL現場情報共有システムを利用するには、月額費用の他に初期費用が必要です。初期費用は33万円必要なため、少人数の現場や一人親方にはおすすめできません。
また、建築・リフォーム会社に特化しているサービスなため、利用する企業の業種が絞られることもデメリットと言えるでしょう。
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まとめ
建築・リフォーム業者の現場管理の効率化を手助けしてくれる、LIXIL現場情報共有システムについて紹介しました。近年は、建設業界の働き方改革が注目されており、さまざまな企業が施工管理システムの導入を進めています。
LIXIL現場情報共有システムを利用すると、社内・業者間の情報共有が簡単にできるため、現場管理が効率よく進みます。
建築・リフォーム業界に従事しており、はじめて施工管理システムを利用する企業は、導入サポートが充実しているLIXIL現場情報共有システムがおすすめです。