建設業界のDX化により、さまざまな施工管理アプリが開発されています。そのなかの1つである「蔵衛門」を導入しようと考えている企業は、以下の悩みをお持ちではないでしょうか。
- 蔵衛門とは?概要を知りたい
- 蔵衛門の特徴や料金形態が知りたい
- 実際に導入している企業の声を知りたい
この記事では、蔵衛門の特徴から料金形態、導入している企業をもとにしたメリット・デメリットを紹介しています。
蔵衛門の導入を検討している企業の悩みを網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
施工管理アプリ選びでお悩みの担当者へ
工程管理/表、タスク管理、工事写真/黒板、図面共有/管理など、
人気ツール15製品の機能・価格をまとめた比較表エクセル資料を無料プレゼント!
蔵衛門とは
蔵衛門は、工事写真台帳をはじめてデジタル化したことで有名な施工管理アプリです。蔵衛門の評価がわかるデータを以下に紹介します。
- 導入企業数:120,000社以上
- アプリダウンロード数:450,000DL
- NETISで最高評価獲得
- 日本トレンドリサーチで3冠獲得
- AppleStoreの評価レビュー:5段階中4.7(2022年5月現在)
蔵衛門は、工事写真を中心に現場従事者や発注者など、すべての工事関係者とつながれるのが特徴です。業務に関わる人たちとの円滑な共有により、現場の見える化が進み、業務効率がアップします。
運営元『(株式会社ルクレ)』について
蔵衛門を提供している、株式会社ルクレの詳細は以下の通りです。
会社名 | 株式会社ルクレ |
所在地 | 東京都港区北青山1-2-3 青山ビル3F |
代表者 | 代表取締役 有馬 弘進 |
設立 | 1995年9月20日 |
資本金 | 3,000万円 |
事業内容 | Image Communication Cloud を BtoB/BtoC 展開 |
人気16社のアプリを比較!最新の施工管理アプリおすすめランキングはこちら ▶
蔵衛門の機能・できること
蔵衛門の主な機能は「写真」「黒板」「図面」「写真台帳」「トーク」の5つがあります。それぞれの詳しい内容は、次から紹介します。
写真機能
以下は、蔵衛門の写真機能の概要です。
- 電子小黒板付きの写真撮影
- 撮影した写真を工事ごとに管理
- 撮影した写真を自動アップロード
- 工事写真の自動仕分け
- 改ざん検知機能に対応
蔵衛門で撮影した写真は、自動で保存・共有されるため、撮影後の転送や共有の操作が不要です。また、工事写真の「工種」「場所」「撮影者」をAIが判断し、自動仕分けしてくれるのも嬉しいポイント。
なお、大量の写真を高速表示させるプログラムにより、高速・快適な写真操作ができます。蔵衛門は写真機能が充実しており、写真業務を円滑に進められることが特徴です。
黒板機能
蔵衛門の電子小黒板は国土交通省が認可している、改ざん検知機能に対応しているため、公共工事にも安心して利用できます。
蔵衛門の電子小黒板は、写真情報を複数のメンバーでの共有が可能です。そのため、大量の工事写真を撮影する場合にも、メンバーを簡単に分担できます。
「蔵衛門クラウド」上の電子小黒板は「工事名」「場所」「工種」で自動整理されるので、使用したい黒板を簡単に検索、表示できます。蔵衛門クラウドは、蔵衛門が提供しているサービスのひとつのことです。
図面機能
蔵衛門では、施工に欠かせない図面の管理もできます。図面データの保存・共有ができるため、現場関係者に最新情報をリアルタイムで伝えることが可能です。
蔵衛門には、注意点や変更点をわかりやすく伝えられる、図面書き込み機能があります。書き込みした図面をトーク機能で共有できるのも、蔵衛門の特徴と言えるでしょう。
写真台帳機能
蔵衛門で共有された工事写真は、AIが電子小黒板の情報をもとに自動で仕分けしてくれます。電子小黒板と連携することで、写真を仕分けする時間を減らすことが可能です。
また、電子小黒板を利用して撮影された写真のテキスト情報は、すべて写真台帳に転記されます。
蔵衛門の写真台帳は、電子納品データにも対応しています。国土交通省やNEXCOなど、提出先に合わせた電子納品データを自動で作成してくれることも特徴のひとつです。
トーク機能
トーク機能は、蔵衛門シリーズを利用しているスマホ・タブレット・PCに対応しています。メッセージアプリ感覚で操作できることも特徴です。
蔵衛門のトーク機能は、写真・黒板・図面を送れるため、連絡の主旨が素早く伝わります。また、映像で会話できる「ビデオトーク」ができるので、作業の指示を的確に伝えることが可能です。
蔵衛門の費用・料金
蔵衛門クラウドの料金は以下の通りです。(税込価格で表示しています)
フリー | プレミアム | |
料金 | 0円 | 1メンバー/月3,300円年額39,600円 |
参加できる工事数 | 1件 | 無制限 |
追加できるメンバー数 | 無制限 | 無制限 |
プレミアムプランは、利用するメンバーが増えるほど、月々の料金が安くなります。導入前に利用する人数を伝えておくと、お得な料金で運用を開始できるでしょう。
なお、プレミアムプランには無料トライアルが用意されています。無料トライアルで、利用感を確認してから、導入を検討するといいでしょう。
また、現場規模に合わせた「エンタープライズプラン」の用意もあります。詳しくは公式HPからお問い合わせください。
人気16社のアプリを比較!最新の施工管理アプリおすすめランキングはこちら ▶
蔵衛門の評判・導入事例
蔵衛門を導入するイメージを明確にするために、実際に導入している企業の評判・導入事例を3つ紹介します。
導入事例【1】:株式会社アークノハラ
蔵衛門導入前の課題
- 現場と事務所の移動時間を短縮したい
- 写真の整理(調書作成)の残業化を解消したい
蔵衛門導入後の効果
- 撮影後すぐに調書作成が可能になり残業化を解消
- 1検査につき準備期間を1日短縮!
- 短納期の案件でも時間に余裕が生まれた
創意工夫でDXの可能性
道路での工事は、常に危険と隣り合わせです。スケジュールの余裕は心の余裕に繋がりますし、工期短縮の利点は想像以上に大きいですね。この運用を構築できたのも『蔵衛門』のおかげです
引用:蔵衛門公式HP
導入事例【2】:東海塗装株式会社
蔵衛門導入前の課題
- きわめて狭く過酷な現場での撮影環境を改善
- 台帳作成時の事後編集の手間を省力化したい
蔵衛門導入後の効果
- 「蔵衛門工事黒板」によりiPhoneのみで撮影が可能に
- オーダーメイドの黒板と台帳で事後編集の手間を圧縮
台帳オーダーメイドサービスの導入効果について、聞いてみた。
台帳作成に関しては、比較的早い段階で5割程度まで省力化できると思います。情報量が多い黒板のユーザーはもちろん、写真や記入項目が限定的ユーザーも、大きな効果が実感できるでしょう。必要な情報を、カスタマイズされた台帳にサクサク落とし込んでいけますから。それに、台帳の見栄えも表示順を工夫したり、発注側の仕様に合わせたりもできる。これは、効率という側面だけでは語れないメリットです
引用:蔵衛門公式HP
導入事例【3】:日本リーテック株式会社
蔵衛門導入前の課題
- 蔵衛門工事黒板と蔵衛門御用達の連携で、工事写真の整理業務にかかる時間を短縮
- 働き方改革関連法に準拠した就労環境の整備
蔵衛門導入後の効果
- 台帳作成だけでなく、撮影環境の改善を現場が大きく評価
- 社内アンケートでは、工事写真業務の負担が80%減との意見も!
工事写真業務について、以前の作業時間を100%とした場合、蔵衛門工事黒板導入後は何パーセントになりましたか、という問いに対してなのですが……。なんと、20%という回答が全体の3分の1(取材時集計数)という(全員ビックリ!)。ほか、60%という回答が3分の1、80%という回答が3分の1ありました。現場によって効果の出やすいところとそうでないところもあるし、使う人の習熟度によっても差が出るでしょうね
引用:蔵衛門公式HP
蔵衛門導入の流れ
蔵衛門を導入する流れは以下の通りです。
- 蔵衛門公式HPから「お問い合わせ」する
- 利用したいプランを選択する
- 利用人数やプランなどを決定し利用スタート
蔵衛門には、導入を悩んでいる人に向けた相談窓口が設置されています。一度詳しく相談してみたいという人は、以下の電話番号からお問い合わせください。
電話番号 | 03-4500-6702 |
営業時間 | 平日:9時〜12時、13時〜18時 ※木曜のみ17時まで |
また、蔵衛門の導入をすぐに試したい人は、30分から導入が開始できます。
【厳選】おすすめ施工管理アプリ15製品を比較表でまとめてチェック!
\ 機能・価格比較表を無料プレゼント /
施工管理アプリ各サービスの機能・料金を一覧表形式でまとめて比較。社内提案でそのまま使えるエクセル資料を無料でプレゼントします。工程管理/表、タスク管理、工事写真/黒板、図面共有/管理など様々なシーンで導入される施工管理アプリを比較検討する際にお役立てください。
蔵衛門の総合評価
蔵衛門を利用している企業の評判・口コミを参考に、メリット・デメリットについて紹介します。
蔵衛門を利用するメリット
蔵衛門を利用するメリットは、以下の通りです。
- 写真に特化した機能を網羅している
- 豊富な導入実績
- ユーザー評価が高い
- 導入前後のサポートがしっかりしている
蔵衛門は、工事写真に関連する機能が豊富に用意されているため、工事写真アプリ・ソフトを探している人におすすめです。
また、導入実績・アプリのダウンロード数も豊富なため、安心して利用できることもメリットのひとつです。
蔵衛門には、導入前と導入後のサポート窓口が分けられています。そのため、問題解決までスムーズに進められることがメリットです。
蔵衛門のデメリット
蔵衛門のデメリットは「フリープランに制限があること」です。蔵衛門のフリープランは、プレミアムプランと比べると利用できる機能・サービスに制限が設けられています。
また、フリープランの参加できる工事数は1つだけです。クラウドサービスをイメージするのに最適ですが、実際に現場として利用するには適していません。
ただし、蔵衛門にはプレミアムプランの無料トライアルが用意されています。無料トライアルは機能制限なく利用できるので、まずは無料トライアルをお試しください。
まとめ
蔵衛門は、導入企業数12万社を超え、さまざまな現場の効率化に貢献してきた実績豊富な施工管理アプリです。
蔵衛門の機能は主に「写真」「黒板」「図面」「写真台帳」「トーク」の5つがあります。5つの機能をすべて利用するには、プレミアムプランの申し込みが必要です。
プレミアムプランには、無料トライアルが用意されています。すべての機能を無料で試せるため、まずは無料トライアルからスタートすることをおすすめします。