工事写真における黒板の書き方を徹底解説!手順・注意ポイント・写真台帳の作成方法

工事写真における黒板の書き方を徹底解説!手順・注意ポイント・写真台帳の作成方法

建設業界の工事写真は、品質管理を表す重要な資料としての役目をもっています。工事写真の撮り方も大切ですが、一緒に写す工事黒板の重要性を見落としていませんか?

この記事では、工事黒板の目的と書き方、記入する際の注意ポイントについて詳しく解説しています。あわせて、写真台帳の作成方法とアプリを導入するメリットを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

工事写真を撮るときの黒板の目的は?

工事写真を撮るときの黒板の目的は?

工事写真の目的は、工事の経過や使用材料などを記録するために必要です。建設工事は、目に見える部分だけでなく、土の中やコンクリートなど目に見えない部分の施工もします。

完成後は見えなくなるため、「設計図通りの数値で作られているか」「適切な材料を利用しているか」などの証明として写真に残しておきます。

また、工事写真とセットで必要になるのが工事黒板です。工事黒板は、以下の内容を記載して被写体だけでは伝わりにくい情報を補足説明する役割をもっています。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 日時
  • 工種
  • 工事目的
  • 施工状況 など

工事黒板を利用すると、より詳細な情報を写真に残すことができるのです。

工事黒板を書くときの注意ポイント

工事黒板を書くときの注意ポイント

工事黒板を書くときに注意したいポイントが5つあります。工事黒板は写真だけでは伝わりにくい情報を補足する役目をもっているため、以下で紹介するポイントに気をつけてください。

5W1Hをわかるように記入する

工事写真の撮り方で重要なのが、5W1Hを意識した黒板の作成です。5W1Hをわかりやすくしたものを以下で解説します。

  • いつ(When):撮影日
  • どこで(Where):工事場所・施工箇所
  • 誰が(Who):立会人や請負業者
  • 何を(What):工事名・種目
  • 何のために(Why):工事目的・寸法
  • どのように(How):施工方法・施工状況

誰が見てもわかる黒板を作るには、上記でまとめた5W1Hを網羅した内容の記入が大切です。

黒板の書き方を統一する

写真の管理・確認作業をスムーズに行うために、黒板の書き方を統一することも大切です。

現場で写真を撮る係が複数人いる場合は、はじめに黒板のひな型を作成しておくと、管理や確認が円滑に進みます。

また、バラバラに記載された黒板は統一感がなく、まとまりがないようにも感じてしまいます。黒板の書き方を統一すると写真管理が円滑に進むため、写真業務の準備としてひな型を作成しておきましょう。

写真を撮ったときに視認できる文字で書く

工事黒板は視認しやすい文字で書くことも大切なポイントです。

施工内容により、膨大な文字を黒板に記入するケースもでてくるでしょう。しかし、記入した内容も読めなければ意味がありません。

また、検査官に写真を確認してもらう場合でも、黒板を丁寧に記入しているほうが、相手に与える印象がよくなります。

黒板を視認できる位置に置く

丁寧に記入した黒板でも、置く位置を間違えると意味がなくなってしまいます。黒板を置く際に気をつけるポイントは以下の通りです。

  • カメラとの距離
  • 太陽の位置
  • 施工箇所に被っていないか

写真撮影の際は、黒板を置く位置もあわせて考えることが大切です。写真を撮る際には、黒板を置く位置をあわせて確認しておくと、スムーズに写真撮影ができるでしょう。

画像編集はできない

建設業界の写真は、原則として画像編集を行うのは禁止としています。例えば「写真を明るくする」「不要箇所を切り取り(トリミング)する」といった行為があてはまります。

撮影した写真をそのまま利用するため、「黒板の情報は間違っていないか」「不要なものを撮影していないか」など、注意して撮影してください。

撮影した写真が間違っていた場合は、すぐに撮り直せば問題はありません。撮影した写真をこまめに確認しておくことをおすすめします。

工事写真台帳の作成手順

工事写真台帳の作成手順

以下では撮影した施工箇所ごとの写真をまとめる、工事写真台帳の作成手順を解説します。

  1. 写真撮影
  2. 写真の並べ替え
  3. 写真添付後に余白に補足情報を記載
  4. 表紙に必要事項を記入
  5. 完成

工事写真の並べ替えは、厚生労働省の「工事写真管理基準」に沿って並べ替えを行います。しかし発注元の工事により、写真の提出方法は若干違うことがあるため、わからない場合は発注元に確認するといいでしょう。

写真台帳は、写真を1ページの片側に添付し、もう片方には補足情報を付け加える余白部分があります。「黒板の文字が見えにくい」「黒板のない写真」は、余白部分に補足情報を記入するようにしましょう。

写真台帳の表紙には、工事名称・工事番号・工期などを記入する必要があるため、忘れずに必要事項を記載してください。

工事写真・黒板はアプリで効率化できる?

工事写真・黒板はアプリで効率化できる?

工事写真・黒板について解説してきました。工事写真や工事黒板を書く工程は時間がかかるものです。業務を円滑に進めるために、専用のアプリを導入することで作業効率が大幅に上がるでしょう。

工事写真・工事黒板のアプリを導入することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 黒板作成時間の削減
  • 1人でも写真撮影を安全に実施できる
  • 写真管理業務を簡略化できる
  • 黒板・デジカメといった道具が必要なくなる

近年、建設業界のデジタル化が進んできています。写真業務を簡略化するアプリを導入することで、作業時間の短縮に期待がもてるでしょう。

また工事写真アプリによっては、写真台帳を自動で作成してくれる機能が付いているものもあります。手作業で仕分けする作業を自動でしてくれるため、少ない人員でも現場を回せるのは嬉しいポイントです。

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まとめ

まとめ

工事黒板は、写真だけでは把握できない情報を補足するために必要不可欠なアイテムです。工事黒板にも書き方があり、「誰が見てもわかりやすい内容」「視認しやすい文字と配置」を意識することが大切です。

工事写真は、検査やお客様に進捗状況を提示する際にも活用します。綺麗な写真を提示すると、現場の評価や印象を良くもたれる可能性が高いです。

また、工事写真を効率よく管理するのに、専用のアプリを導入することも有効な手段の1つです。工事写真・工事黒板アプリを導入することで得られるメリットは、「電子小黒板で見やすい文字の作成」「写真台帳の自動作成機能」などがあります。

業務を効率化するアプリを導入し、現場の働き方改革に役立ててくださいね。

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