仕事を円滑に進めるためには「報連相」が重要と言われています。
報連相をスピーディにしてくれるツールが「ビジネスチャット」です。
文章のやりとりで業務の情報報告や共有がかんたんにでき、コミュニケーションツールとしても導入している企業が多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスチャットのおすすめ11選と選び方を詳しく紹介しています。
企業別のまとめも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ビジネスチャットおすすめ【11選】
おすすめのビジネスチャット11選の機能・料金をまとめました。
ツールを詳しく知りたい方に向けて、どのような人におすすめかも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
KANNA:チャット以外の機能を利用したい企業向け
KANNAのおすすめポイント
- 初期費用完全で利用を開始できる
- マルチデバイスに対応
- 円滑なコミュニケーションが可能
機能・できること | チャット タスク管理 現場管理 ビデオ/音声通話 |
料金(税込) | 初期費用:0円~ 月額:0円~ ※プランによって変動あり |
運営会社 | 株式会社アルダグラム |
編集部コメント
「KANNA」は、建設や不動産、ビルメンテナンスなど幅広い業界で使用されているビジネスチャットツールです。
導入企業は30,000社以上の実績があり、App Storeでは4.4の評価を得ています。(※2024年1月現在)
KANNAのチャット機能は、プロジェクトの関わるメンバーとの円滑なコミュニケーションを取れる工夫が施されています。
使い方もかんたんで、チャットアプリの同じ感覚でメッセージのやり取りが可能です。
また、案件ごとにチャットグループが自動で作成されるのも特徴です。管理がしやすく、過去に共有した資料やデータなども見返しやすくなっています。
現場業務効率化のための機能も多数備えていますので、ぜび資料ダウンロードの上、自社に適したアプリかをチェックしてみましょう。
Chatwork:シンプルな操作性を求めている企業向け
Chatworkのおすすめポイント
- シンプルで利用しやすい機能
- ビデオ通話や音声通話ができる
- マルチデバイスに対応
機能・できること | チャット タスク管理 ファイル管理 ビデオ/音声通話 |
料金(税込) | 初期費用:0円 フリー:月額0円 ビジネス:月額700円〜 エンタープライズ:月額1,200円〜 |
運営会社 | Chatwork株式会社 |
編集部コメント
「Chatwork」は、国内利用者数5年連続No.1の中小企業向けのビジネスチャットアプリです。(参照:Nielsen NetView2019年〜2023年)
Chatworkは、「チャット」「ビデオ/音声通話」「タスク管理」「ファイル管理」の4つの機能で構成されています。
機能を限定しているため、誰でもかんたんに利用できるのが特徴です。
また、41万社以上の企業が導入しており、あらゆる業種・職種の方に対応していることもメリットです。
シンプルで操作性のよいビジネスチャットアプリを探している方におすすめです。
slack:外部ツールとの連携を重視したい企業向け
slackのおすすめポイント
- 無料で利用を開始できる
- 2,600種類以上のアプリと連携可能
- 使いやすくシンプルなデザイン
機能・できること | チャット プロジェクト管理 ファイル共有 他ツールとの連携 |
料金(税込) | 初期費用:0円 月額費用 フリー:0円 プロ:925円〜 ビジネスプラン:1,600円〜 |
運営会社 | Slack Japan株式会社 |
編集部コメント
「Slack」は、世界100ヶ国以上で利用されているビジネスチャットツールです。
個人同士の連絡はもちろん、組織やプロジェクトごとのやり取りができます。
Slackは、シンプルで利用しやすいインターフェースと搭載しているので、ビジネスチャットツールの利用がはじめての方でも安心です。
また、2,600種類を超える外部ツールとの連携ができるのが特徴です。
利用を検討している方は、無料で試すことのできるフリープランの用意があります。
まずはフリープランで操作性を確認しておくと安心できるでしょう。
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LINE WORKS:導入実績と操作性を重視したい企業向け
LINE WORKSのおすすめポイント
- LINEと同じ操作性
- 業務効率化に必要なアプリがすべて搭載されている
- 多種多様な業界で利用できる
機能・できること | チャット グループトーク ビデオ/音声通話 LINE連携 |
料金(税込) | 初期費用:0円 フリー:月額0円 スタンダード:月額450円〜 アドバンスト:月額800円〜 オプション Drive:月額100円〜(1ユーザー) アーカイブ:月額300円〜(1ユーザー) |
運営会社 | ワークスモバイルジャパン株式会社 |
編集部コメント
ワークスモバイルジャパン株式会社が提供する「LINE WORKS」は、LINEとつながる唯一のビジネスチャットです。
LINEと同じ使い勝手で導入した日から誰でもすぐに利用できます。
LINE WORKSは、トーク・メール、アドレス帳や掲示板など、業務に必要な機能が網羅されています。
ビジネスに必要なツールが1つに集約されているため、業務効率化が進むでしょう。
43万社を超える豊富な導入実績と、操作性を兼ね揃えたビジネスチャットツールを探している方におすすめです。
Microsoft Teams:オフィス365をメインで利用している企業向け
Microsoft Teamsのおすすめポイント
- コンテンツの共有と編集をリアルタイムで実施できる
- 場所を選ばないオンライン会議システムを搭載
- 業務に必要な情報整理を完結できる
機能・できること | チャット オンライン会議 ビデオ/音声通話 ウェビナー |
料金(税込) | 初期費用:0円 Microsoft Teams:月額0円 Microsoft Teams Essentials:月額550円〜 Microsoft 365 Business Basic月額825円〜 Microsoft 365 Business Standard:月額1,716円〜 Microsoft 365 Business Premium:月額3,025円〜 |
運営会社 | 日本マイクロソフト株式会社 |
編集部コメント
「Microsoft Teams」は、Office365の有料プランに含まれているビジネスチャットサービスです。
基本的な機能を利用できる無料版の用意もあります。
Microsoft Teamsでは、組織や案件ごとにチャットルームでの「チャット」「ファイル共有・編集」「通話」などが可能です。
Microsoft Officeとの連携に力を入れているので、Microsoft Officeを導入している企業におすすめです。
また、チャットだけではなく最大1,000人まで参加できるオンライン会議が実施できます。
InCircle:幅広い年齢層が勤務している企業向け
InCircleのおすすめポイント
- 日本企業向けに開発されたツール
- 政府も使用する高度なセキュリティ技術を搭載
- マルチデバイスに対応
機能・できること | チャット ファイル添付 ユーザー権限の設定 他システムとの連携 |
料金 | ベーシック:初期費用0円 月額:180円 オンプレミス:個別見積 |
運営会社 | ブルーテック株式会社 |
編集部コメント
グローバル企業からスタートアップ企業まで、規模・業種問わず利用されているビジネスチャットツールの「InCircle」。
利用者の年齢やIT知識に左右されずに利用できるシンプルな設計が特徴です。
InCircleでは、外部ツールとの連携ができるため、企業ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズができます。
また政府も採用する高度なセキュリティ技術を取り入れているので安心して利用できるでしょう。
シンプル画面と操作性を重視している方におすすめのツールです。
Talknote:サポート体制を重視している企業向け
Talknoteのおすすめポイント
- メール連携ができる
- 組織運営の可視化ができる
- 専属の担当が導入から運用まで徹底サポート
機能・できること | チャット タスク管理 ノート機能 メール連携 |
料金 | 料金形態については公式HPからお問い合わせください。 |
運営会社 | Talknote株式会社 |
編集部コメント
「Talknote」は、リアルタイムな情報のアップデートや共有、データ蓄積と運用などを可能にする機能を備えたビジネスチャットツールです。
会話で流されてしまいがちな、業務の経緯や背景、属人的なノウハウを資産として共有してくれます。
Talknoteでは、コミュニケーションをデータ化し、チームのコンディションをリアルタイムで可視化します。
変化を把握することで、働きすぎや心理面などのフォローができ、状況改善に役立てることが可能です。
また、導入から運用まで専属の担当者がサポートしてくれるので、はじめてビジネスチャットツールを導入する方にもおすすめです。
WowTalk:チャット以外の機能も利用したい企業向け
WowTalkのおすすめポイント
- AIによるアシスタント機能搭載
- 誰でもかんたんに利用できる操作性
- 安否確認ができる
機能・できること | チャット タスク管理 音声通話 AIによるアシスト機能 |
料金 | 初期費用:0円 シンプル:月額330円(1ユーザー) スタンダード:月額550円(1ユーザー) プロフェッショナル:月額880円(1ユーザー) |
運営会社 | キングソフト株式会社 |
編集部コメント
キングソフト株式会社が提供する国産ビジネスチャットツールの「WowTalk」。
コミュニケーションの活性化をコンセプトにしており、特許を取得したパーティション機能により、セキュアな環境で充実したコミュニケーションを図れます。
WowTalkの特徴は、掲示板や安否確認などチャット以外の管理機能が充実していることです。
安否確認機能が搭載されているので、災害時や緊急時の事業継続計画(BCP)対策として、社員の安否確認が行えます。
豊富な機能を搭載しているツールや、社内のコミュニケーションを円滑に進めたい方におすすめです。
Direct:現場に特化したツールを検討している企業向け
Directのおすすめポイント
- 現場向けのビジネスチャット
- 現場DXを加速させる業務アプリとの連携可能
- 業務を自動化できるチャットボット機能が搭載
機能・できること | チャット ビデオ/音声通話 データ共有 ゲストモード |
料金 | 初期費用:0円 フリー:月額0円 ベーシック:月額6,600円 プラス:月額13,200円 プレミアム:月額30,250円 マックス:月額55,000円 導入支援サービス:165,000円 |
運営会社 | 株式会社L is B |
編集部コメント
「Direct」は、立って働く多くの現場で活用される「現場」にフォーカスしたビジネスチャットツールです。
チャット上で写真や図面を共有できるため内勤の方と社外にいる方で素早く情報伝達ができ、業務を効率的に進めることができます。
国産・国内管理サーバーで堅牢なセキュリティ体制を誇り中小企業から大企業まで導入実績も豊富です。
Directでは、チャットボットが業務を自動化し、生産性を向上させる仕組みが搭載されています。
チャットボットの活用シーンを掲載したガイドの用意もあるので、はじめて利用する方でも安心です。
現場DXの加速を検討している方は、Directがおすすめです。
ChatCo!:中小企業向け
ChatCo!のおすすめポイント
- 中小企業向けのビジネスチャットツール
- 月額固定料金で利用できる
- 独自の機能が豊富に用意されている
機能・できること | チャット 議事録自動作成機能 話題自動投稿機能 スタンプ機能 |
料金 | 梅Lightプラン:月額5,480円/年額65,760円 梅プラン:月額9,800円/年額108,000円 竹プラン:月額19,800円/年額218,000円 松プラン:月額29,800円/年額328,000円 導入サポート&アップグレード:30,000円(初回請求のみ) |
運営会社 | テラテクノロジー株式会社 |
編集部コメント
テラテクノロジー株式会社が提供している「ChatCo!」は、中小企業向けのビジネスチャットツールです。
ChatCo!は、人数による月額固定制を採用しています。
そのため、他社製品と比べて低コストで運用できるのが特徴です。
社員の生産性向上のための「議事録自動作成機能」やコミュニケーション活性化に便利な「話題自動投稿機能」など、独自機能も搭載しています。
費用を抑えたシンプルなチャットツールを探している方におすすめです。
elgana:シンプルで利用のしやすさを重視している企業向け
elganaのおすすめポイント
- NTTグループ公式のビジネスチャットツール
- 200万ID以上の導入実績
- さまざまなニーズに合わせた3つのプランあり
機能・できること | チャット 既読者確認機能 アンケート機能 ピン止め機能 |
料金 | 初期費用:0円 フリー:月額0円(1ユーザー) ベース:月額330円(1ユーザー) アドバンスト:月額880円(1ユーザー) |
運営会社 | NTTビジネスソリューションズ株式会社 |
編集部コメント
「elgana」は、メールよりかんたんで電話より手軽なビジネスにおけるスムーズなコミュニケーションを実現してくれるビジネスチャットツールです。
elganaでは、誰が読んだか一目でわかる「既読者確認機能」や見忘れを防止する「ピン止め機能」など、シンプルだけど使いやすい機能が搭載されています。
さまざまな事業・業種で利用できるチャットツールを探している方は、elganaがおすすめです。
【企業別】ビジネスチャットまとめ
11選のなかでも企業別にビジネスチャットの特徴をまとめたので、下記の表をご覧ください。
アプリ名 | 特徴 |
---|---|
KANNA | チャット以外にも施工管理に必要な機能を初期費用無料で使い方向け |
Chatwork | シンプルで操作性を重視したい方向け |
LINE WORKS | LINEとの連携ができる。操作性を重視したい方向け |
Direct | 現場に特化している。現場で働く方向け |
ChatCo! | 中小企業向け。人数による月額固定制を採用 |
ビジネスチャットの選び方
ビジネスチャットは、次の4つをポイントに選ぶことが大切です。
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- 社外とのやりとりに対応できるかどうか
- 使いやすさ
- コストパフォーマンスを確認する
さまざまなビジネスチャットツールが登場しているので、上記のポイントを軸に導入を検討することをおすすめします。
自社に必要な機能が搭載されているか
ビジネスチャットツールにより、チャット以外にもタスク管理や音声通話などの機能も搭載されています。
どのような機能を搭載しているかを把握し、自社に合うものを選ぶことが大切です。
「多機能な製品で活用の幅を広げたい」「シンプルな操作性が必要な」など、自社に必要な機能が搭載されているかで選定するようにしましょう。
社外とのやりとりに対応できるかどうか
近年では、ビジネスシーンにおいてチャットツールを利用してのやり取りが増えてきています。
そのため、社外のユーザーとのやりとりに対応しているかもツールを選ぶポイントです。
社外ユーザーを招待できる機能が搭載されているかをチェックしておきましょう。
使いやすいさ
使いやすいさもビジネスチャットを選ぶうえで重要なポイントです。
いざ導入したとしても、使いにくいツールの場合は、業務に支障をきたす可能性があるでしょう。
製品によっては、無料トライアルが設けられているため、使い勝手を試すことも必要です。
また、ツールを利用していくなかで運用方法に悩むケースも予想できます。
製品のサポートがしっかりしているものを選択することで、運用に悩むことがなくなるでしょう。
コストパフォーマンスを確認する
今回紹介したビジネスチャットツールは、無料と有料の製品があります。
有料の製品は、初期費用・1ユーザーあたりの月額費用・オプション料金がかかってきます。
ツールで利用できる機能と料金を比べて、予算内で収まるかを確認することが大切です。
また、無料製品の場合は、機能が制限されているケースが多い傾向です。
機能を把握したうえで、有料プランに切り替える視野もいれおくとよいでしょう。
まとめ
今回はビジネスチャットツール11選の機能や料金面などを詳しく解説しました。
ITツールの普及により、さまざまなビジネスチャットツールが登場しています。
導入する際は、下記のポイントを確認して検討してください。
- 自社に必要な機能が搭載さているか
- 社外とのやりとりに対応しているか
- 使いやすさ
- ランニングコスト
ビジネスチャットは、円滑なコミュニケーションをとり、業務を効率よく進めているうえで欠かせないツールです。
この記事を参考に自社の目的に合った機能を選ぶ参考としてください。