トランシーバーアプリの「Buddycom」の導入を検討している中で、次の疑問を持っている企業は多いのではないでしょうか。
- Buddycomにはどのような機能が搭載されているか
- 運用するメリットやデメリットはなにか
- Buddycomの評判や導入事例はどうなのか
この記事では、Buddycomの概要から機能面、メリット・デメリットについて詳しく解説しています。
また、実際に導入している企業の評判や事例もあわせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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Buddycomとは
デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォームである「Buddycom」は、インターネットを利用してスマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、無線機のように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービスです。
また、音声以外にもチャットや動画、位置情報に加え、AIを活用したデジタルアシスタントを利用したコミュニケーションが取れます。
建設業・鉄道関係・航空関係・流通など、さまざまな業種で利用されているツールです。
運営元『株式会社サイエンスアーツ』について
Buddycomを運用している、株式会社サイエンスアーツの詳細は次の通りです。
会社名 | 株式会社サイエンスアーツ |
---|---|
所在地 | 〒150-0002東京都渋谷区渋谷1丁目2−5 MFPR渋谷ビル5F |
代表取締役社長 | 平岡 秀一 |
設立 | 2003年9月19日 |
資本金 | 5,000万円 |
事業内容 | デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」の開発・販売 |
Buddycomの機能・できること
Buddycomの機能・できることは、次の通りです。
- グループ通話
- トランシーバー翻訳
- ライブ配信
- Map通話
- 音声のテキスト化
上記の順に解説します。
グループ通話機能
グループ通話機能は、ユーザー数・グループ数の制限なしで同時発信が行えます。
1グループあたり2,000ユーザー同時発信を検証済みなため、多人数での通話も安心して利用可能です。
Buddycomの通話機能は、ボタンを押すだけでかんたんに利用できるのが特徴です。
相手の言葉を待ってから話す必要がなく、円滑なコミュニケーションが取れます。
また、他グループの会話を複数同時に聞くことができる「マルチグループ受信」も搭載されています。
トランシーバー翻訳機能
Buddycomでは、複数の言語へ同時翻訳してくれる翻訳機能が搭載されています。
自分の話した内容が、相手の言語に合わせて翻訳され、音声と文字が届く仕組みです。
なお、話せる人数は無制限なため、複数言語への一斉翻訳が世界中どこにいても可能です。
外国人と一緒に働く企業では、コミュニケーションを円滑に進めるために有効な機能と言えるでしょう。
ライブ配信機能
Buddycomには、音声と映像のリアルタイム動画配信ができる「ライブキャスト」があり、言葉・声・画像だけでは伝わりにくい情報を瞬時に伝達できます。
ライブキャストはスマートフォンがあれば利用でき、建設現場やメンテナンス現場、工場などさまざまな業界業種で活用できることが特徴です。
また、動画配信中であっても通常通りのグループ通話ができるので、映像と声による正確な情報共有が可能です。
Map通話機能
Map通話機能は、オンライン状態のユーザーの位置を確認しながらMap上でグループ通話または個別通話ができます。
Map通話機能の縮尺も変更できるため、一定範囲内のメンバーとの会話がしたいシーンに最適です。
音声のテキスト化
Buddycomの音声テキスト化は、喋った通話内容が文字になる機能です。
音声と合わせて利用することで、「聞き逃してしまった」というミスが軽減できます。
通話内容が自動でテキスト化されるので、現場での音声コミュニケーションの見える化を実現します。
Buddycomの費用・料金
Buddycomの料金プランは4つあり、利用シーンに合わせて選択することで最適なプランが見つかるでしょう。
【無線・トランシーバーとして利用する場合】
プラン | Talk Lite | Talk Enterprise |
---|---|---|
プラン | Talk Lite | Talk Enterprise |
年契約 | 1ユーザー/7,920円(税込) | 1ユーザー/13,200円(税込) |
月契約 | 1ユーザー/1,100円(税込) | 1ユーザー/1,650円(税込) |
【映像配信用として利用する場合】
プラン | Livecast Lite | Livecast Enterprise |
---|---|---|
年契約 | 1ユーザー/19,800円(税込) | 1ユーザー/26,400円(税込) |
月契約 | 1ユーザー/2,750円(税込) | 1ユーザー/3,300円(税込) |
Buddycomの料金プランは、初期費用・登録費用は一切かからず、すべてWeb上で決済が完了します。
Buddycomのメリット・デメリット
Buddycomを導入する際に把握しておきたい、メリット・デメリットについてそれぞれ3つずつ紹介します。
Buddycomのメリット
Buddycomを導入するメリットは、次の通りです。
- スマートフォン1台で完結する
- エリア問わず利用できる
- コミュニケーションを効率化・円滑化する機能を搭載
スマートフォン1台で完結する
Buddycomは、電話・無線機・トランシーバー・インカムの機能をスマートフォン1台で運用可能です。
そのため専用の端末を利用する必要はなく、アプリをインストールするだけで運用をスタートできる手軽さが特徴です。
また、au・docomo・SoftBankの全キャリアで利用でき、キャリアの種類に依存しないことも嬉しいポイント。
エリア問わず利用できる
Buddycomはインターネットに接続できる環境であれば、世界中で利用できることがメリットです。
また、ビルの高層階や地下間、大規模な施設であっても問題なく通話できます。
従来の無線機のように、通話距離や場所を選ばずに利用できるのはポイントです。
コミュニケーションを効率化・円滑化する機能を搭載
Buddycomは、音声のテキスト化機能をはじめ、同時双方向リアルタイムグループ通話ができます。
人数無制限・グループ無制限で利用できるので、円滑なコミュニケーションを実現します。
また、Buddycomの会話内容は自動で録音、テキスト化されるので確認と分析が容易です。
分析したデータをもとに業務を進めていくので、効率的なコミュニケーションがとれるでしょう。
Buddycomのデメリット
Buddycomを導入するデメリットは、次の通りです。
- 運用コストがかかる
- 電波が届かない場所では利用できない
- 通信障害が起こる可能性がある
運用コストがかかる
Buddycomは、インターネット回線を利用した通話アプリです。
そのため、従来の無線機と比べて、毎月の通信料金やオプション料金が必要です。
ただし、Buddycomは初期費用や登録費用がかからないので、他社製品と比べて価格を抑えながら運用ができるでしょう。
運用コストがかかることがデメリットとして挙げられます。
電波が届かない場所では利用できない
インターネットがつながらないトンネルや通信が不安定になる山岳地帯など、電波が届かない場所では、利用できないことがデメリットです。
導入する際は、インターネット回線が十分に届いているか確認しておくとよいでしょう。
通信障害が起こる可能性がある
インターネット回線は、何らかの原因で通信障害を起こす可能性があります。
携帯電話の回線を利用しているため、通信障害のリスクというデメリットを抱えていることを覚えておきましょう。
Buddycomの評判・導入事例
実際にBuddycomを利用している企業の導入事例を紹介します。
株式会社JALスカイ
イヤホンがBluetoothになったおかげでコードの絡まりやコードの付け外し作業がなくなり、保安検査の通過がスムーズになることでスタッフのストレスが軽減されました。
またコミュニケーションツールをBuddycomに集約することで、スタッフが身につけなくてはいけない機器を減らすことができました。
肝心の通信については、広い羽田空港内でも非常に音声がクリアであり、重要な会話もスムーズに行うことができ、大きなトラブルなく運用できています。
コミュニケーションツールにとどまらず、先進的な機能を次々に開発されるのがBuddycomの魅力だと思います。
今後もさまざまな可能性が広がっていくことを期待しています。
引用元:Buddycom公式HP
東日本旅客鉄道株式会社
重くてかさばるツールを、タブレット端末に統一!持ち運びがスマートに
駅内でお客さまのご案内業務を行うサービスマネージャーは、タブレット端末、IP無線機、PHSの3種類の機器を一緒に持ち歩く必要がありましたが、Buddycomを導入することでタブレット端末1台に統一することができました。
また、多くのお客さまが利用される年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などの最繁忙期では応援者も含めた駅全体の情報共有ツールとして活用できるようになりました。通信費用のランニングコストが下がるのも魅力です。
引用元:Buddycom公式HP
株式会社良品計画
導入理由・きっかけ
一番評価したのは周辺機器であるBluetoothマイクです。マイクとイヤホンがセパレートタイプになっているので、単価の低いイヤホン部分だけスタッフの人数分をそろえることで、衛生管理を充分担えるところが高評価でした。雇用形態が多岐に渡るので、低コストでスタッフ全員にマイクを提供できることが導入した理由です。
引用元:Buddycom公式HP
Buddycom導入の流れ
Buddycomの導入は、次の4ステップで利用をスタートできます。
- メールアドレスの登録
- テナント情報の登録
- アプリのダウンロード
- ログインして利用開始
Buddycomは、スマートフォン・タブレットがあれば、誰でも簡単に使い始められます。
アプリは、iosとGoogleのどちらにも対応しているので、利用する端末を選ばない点が嬉しいポイントです。
Buddycomの総合評価
Buddycomは、無線機やトランシーバーなどを利用している企業が乗り換えるのにおすすめツールです。
Buddycomのメリットは、スマートフォン1台で電話・無線機・トランシーバー・インカム、すべての機能を利用できる点です。
また、1対複数の通話を得意としており、人数無制限・グループ無制限で利用できます。
導入事例や口コミを見ても、「クリアな音質」「スムーズな通話」など、コミュニケーションをより円滑にできるツールだとわかります。
ただし、Buddycomはインターネット回線を利用するツールなため、ネット環境が悪い場所では運用できないので注意してください。
導入する前には、運用する場所のインターネットの接続状況を確認しておくと安心です。
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まとめ
Buddycomの口コミ・評判から、機能やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
Buddycomを導入するメリットは、次の通り。
- あらゆる端末で利用できる
- キャリアの種類に依存しない
- インターネットが繋がる場所ならどこでも利用可能
- 運用がかんたん
Buddycomは、建設・航空・鉄道・製造など、あらゆるビジネスシーンで活躍しています。
1対複数で利用できる通話アプリを探している企業は、この機会にBuddycomを利用してみてはいかがでしょうか。