電子納品ソフトを利用するメリットは?おすすめソフト3選をあわせて紹介

電子納品ソフトを利用するメリットは?おすすめソフト3選をあわせて紹介

建設業界で必ず提出する必要がある電子納品。電子納品を円滑に進めるためのソフトを導入しようと検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、電子納品の概要や手順、おすすめの電子納品ソフト3選を紹介しています。

電子納品ソフトを利用するメリットや選び方も解説しているため、電子納品ソフトの導入で悩んでいる方の参考となるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

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目次

電子納品とは?

電子納品とは?
引用元:鹿児島県電子納品ガイドライン(案)

電子納品とは、「工事で使用した設計・調査などの各業務段階の最終成果を電子成果品として納品すること」です。

電子成果品
共通仕様書等において規定されている資料のうち、各電子納品に関する要領(案)に基づいて作成した電子データ

従来は、紙での提出が義務付けられており、設計・成果品・工事完成図書のデータをプリンターで印刷する必要がありました。

電子納品では、電子データをMOやCD-Rに保存することが原則とされており、紙での提出が不要となります。

そのため、書類の量や保管スペースを削減できるほか、設計や工事の作業率が向上するといったメリットがあります。

電子納品の手順を紹介

標準的な電子納品の手順を以下で紹介します。

利用する電子納品ソフトや決まりにより、手順が異なることもあるのでご了承ください。

  1. 工事情報を入力する
  2. 要領(案)を選択して環境設定を行う
  3. 書類や図面を保存するフォルダを作成する
  4. 書類や図面を取り込み、情報を入力する
  5. 写真情報を入力しフォルダごとに写真をわける
  6. 国土交通省のチェックシステムを利用する
  7. ウイルス対策ソフトでチェックする
  8. CDラベルを印刷する
  9. 提出する
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電子納品ソフトおすすめ3選

電子納品ができるおすすめソフトを3選紹介します。

ソフトごとに操作性や料金形態が異なるので、自社に最適なものを見つけていきましょう。

(※以下で紹介している料金はすべて税込価格で表記)

【1】CALS Manager12

引用元:CALS Manager12公式

株式会社ワイズが提供している「CALSManager12(キャスルマネージャ)」は、施工計画書・打合せ簿・図面などの電子納品に必要なファイルをかんたんに整理、データ作成ができるソフトです。

CALSManager12は、令和5年3月の国土交通省電子納品要領・基準に対応しています。特徴は、納品ファイルの登録から電子納品データの作成まで4ステップで進められることです。

CALSManager12を利用した際の、電子納品データの作成手順は次の通りです。

  1. 画面の指示に従って作業を開始する
  2. 納品ファイルを目的のフォルダへ登録・編集する
  3. データ内容が要領・基準に適しているか確認する
  4. 提出データの完成

電子納品データをかんたんに作成でき、最新の要領・基準に対応しているソフトを探している方におすすめです。

機能・できること電子納品納品ファイルの表示・登録納品データの入力・編集写真情報の管理 など
料金新規購入数×1:1ラインセンスあたり12,980円
新規購入数×2〜9:1ラインセンスあたり11,680円
新規購入数×10〜49:1ラインセンスあたり11,030円
新規購入数×50〜99:1ラインセンスあたり10,380円
※新規購入数により料金が変動します
運営会社株式会社ワイズ
公式ページhttps://www.wise.co.jp/quickproject/cm/

【2】電子納品システム(土木版)

電子納品システム(土木版)
引用:KENTEM公式

株式会社建設システムが提供している「電子納品システム(土木版)」は、土木現場に特化した電子納品ソフトです。国土交通省ほか全国約350種類の電子納品要領(案)に対応しており、閲覧に役立つビューアが付属しています。

電子納品を知り尽くしたメーカーが提供しているため、データ作成時の操作性とエラー防止対策を徹底的に追求しているのが特徴です。

電子納品システム(土木版)の特徴は、次の通り。

  • ドラック&ドロップするだけで書類・図面を整理
  • はじめての電子納品に約立つアシスタント機能搭載
  • リアルタイムなエラーチェック

電子納品はPDF・図面・エクセルなど、さまざまなフォルダを構成しなければなりません。電子納品システム(土木版)を利用すると、必要なデータをドラック&ドロップするだけで簡単に仕分け作業ができます。

土木の仕事をメインに扱っている方におすすめの電子納品ソフトです。

機能・できること電子納品アシスタント機能エラーチェック機能禁則文字チェック・自動修正 など
料金公式ページのお問い合わせをご利用ください
運営会社株式会社建設システム(KENTEM)
公式ページhttps://www.kentem.jp/product-service/dns/

【3】かんたん電子納品5

かんたん電子納品5
引用:アプライドオプト公式

アプライドオプト有限会社が提供している「かんたん電子納品5」は、国土交通省に掲載されている各種要領・基準に従った6つの電子成果を作成するソフトです。6つの電子成果は、次の通りです。

  1. 工事写真ファイル(INDEX_C.XML)
  2. 写真管理ファイル(PHOTO.XML)
  3. 施工計画書管理ファイル(PLAN.XML)
  4. 打合せ簿管理ファイル(MEET.XML)
  5. 工事完成図管理ファイル(DRAWINGF.XM)
  6. その他管理ファイル(OTHRS.XML)

かんたん電子納品5を購入すると、追加費用なしで「かんたん工事写真帳」が利用できます。かんたん工事写真帳は、18年間開発を続けてきており、実用性の高さが特徴です。

電子納品ソフト以外にも、工事写真帳の利用を検討している方にぴったりのソフトと言えるでしょう。

機能・できること電子納品最終チェック機能電子成果の閲覧・印刷
料金1年型:2,575円
3年型:初回7,030円 更新時3,515円
運営会社アプライドオプト有限会社
公式ページhttps://www.appliedopt.com/nouhin/

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電子納品ソフトを利用するメリット

電子納品ソフトを利用するメリット

電子納品ソフトを利用するメリットは、次の3つです。

  • 作業時間の短縮
  • コスト削減
  • 省スペース化

従来は紙をプリントし、ファイルにまとめて提出する決まりがありました。プリントやファリングなど、提出するまでに膨大な時間を必要としていましたが、電子納品することにより、作業時間が短縮します。

また、紙を印刷する場合、プリント代やインク代がかかっていました。しかし、電子納品では電子データをCD-Rにまとめるだけなので、コスト削減が可能です。

年数の長い現場や関係会社を複数利用する現場は、膨大なファイルの作成が必要となります。作成したファイルは、保存・保管するためのスペースが必要です。

そのため、ファイリングしたものを保存・保管する際にスペースが不必要となることも電子納品のメリットです。

電子納品ソフトの選び方

電子納品ソフトの選び方

電子納品を円滑に進めるためのソフトは、さまざまな企業が開発しています。しかし、「導入したけど使い勝手がよくない」というトラブルが起きないよう、以下で紹介する3点を軸に選ぶようにしましょう。

図面・書類・写真の電子納品ができるソフトを選ぶ

電子納品ソフトにより、書類に対応しているものや写真のみに対応しているものがあります。

図面・書類・写真に対応していないと、複数のソフトを組み合わせる手間が発生するため、すべてのデータのやり取りができるものを選択しましょう。

無料のソフトを利用する際は注意する

無料のソフトでも電子納品ができるソフトはありますが、セキュリティ面や機能面で不安が残ります。無料のソフトを導入する際は、更新された日付やセキュリティ面のチェックを確認しましょう。

また、無料のソフトはサポート体制が不十分な可能性が高いため、導入するのであれば実績のあるソフトを選ぶことをおすすめします。

国土交通省に認定されているソフトを選ぶ

電子納品には、納品要領・基準が定められています。要領・基準は国土交通省が定期的に更新しているため、常に最新のソフトを選ぶことをおすすめします。

ほとんどの電子納品ソフトは、対応している要領・基準を公式ページに記載しているので、導入前にチェックを行いましょう。

まとめ

電子納品の概要や手順、おすすめの電子納品ソフトについて解説しました。

2023年現在、電子納品が主流となってきており、導入するソフトにより電子納品の完成までの時間が異なります。

電子納品ソフトを選ぶ際は、「提出する電子データをすべて網羅しているもの」「国土交通省の要領・基準に対応しているもの」を選ぶようにしましょう。

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