工事原価管理システム『KAKUSA』に興味を持っていても、料金が発生するため、気軽に導入できない人も少なくないでしょう。
システム導入の判断にはさまざまな要素を考慮する必要があります。
本記事では、KAKUSAの機能や料金、メリット・デメリットを紹介します。
初期費用や月額料金の内訳、導入後のサポート体制なども解説していますので、導入するかの判断材料にしてください。
小規模事業者のために開発
『KAKUSA』
小規模事業者のために開発
『KAKUSA』

中小・小規模の建設業の為に開発された原価管理システム。
見積書・発注書・請求書などの作成/売掛金・買掛金管理/材料・下請の仕入れなどの経理業務を省人化。
必要な機能のみを厳選したシンプルな設計で、初めて原価管理システムを導入する企業にもおすすめです。
KAKUSAとは

KAKUSAは、中小建設業向けに特化したクラウド型管理システムです。2025年1月より『経営格差工事クラウド』から『KAKUSA』へと名称変更がありました。
KAKUSAの特徴は、誰でも簡単に操作できるインターフェースにあります。
「使いやすさ」にこだわった設計により、IT知識が豊富でないユーザーでも直感的に操作できます。
クラウドベースのシステムであるため、インターネット環境があればどこからでもアクセス可能です。
運営元『アクティブシステム株式会社』について
アクティブシステム株式会社は、KAKUSAを運営する企業です。
1993年に設立され、名古屋市中区に本社を置いています。
事業内容は多岐にわたり、システム・ソフトウェアの開発・提案をはじめ、コンピューター関連機器の販売、オフィス機器の提供まで手がけています。
アクティブシステム株式会社の会社概要は、以下のとおりです。
会社名 | アクティブシステム株式会社 |
---|---|
住所 | 〒460-0006 名古屋市中区葵一丁目23-14 プロト葵ビル8F |
設立 | 1993年(平成5年11月) |
事業内容 | システム・ソフトウェアに関するサービス提案ソフトウェア開発コンピューターおよび事務処理専用機の販売コピー・プリンター・デジタル複合機の販売ビジネスホン・IP電話の販売防犯・防災セキュリティーの販売・工事オフィスサプライ・オフィス家具の販売 |
KAKUSAの機能・できること

KAKUSAは、原価管理の効率化から経営分析まで、幅広いニーズに対応するツールが揃っています。
使いやすさを重視した設計により、IT知識が豊富ではなくても直感的に操作できるのが特徴です。
KAKUSAの主な機能は、以下のとおりです。
- 見積・請求管理
- 予算管理
- 発注・仕入管理
- 売掛管理
- 日報管理
- 原価管理
それぞれの機能を詳しく説明します。
見積・請求管理

KAKUSAの見積・請求管理機能は、使いやすさを優先に設計されています。
見積・請求管理の主な特徴は、以下のとおりです。
- スタンダードな見積書フォーマット
- 内訳明細と縦書きの2種類から選択可能
- 見積書作成と同時に原価表も自動生成される機能
見積・請求管理機能により、管理担当者の作業負担が軽減します。
見積から原価管理、請求までの一連のプロセスが効率化されるため、業務の生産性も向上するでしょう。
原価表の自動生成機能は、プロジェクトの収益性を事前に把握し、より適切な価格設定を可能にします。
予算管理

KAKUSAの予算管理機能を効率化するツールです。
主な機能は、実行予算書の作成と管理機能です。
予算管理機能を使用すれば、プロジェクトごとの詳細な予算を簡単に作成できます。
材料費や労務費、外注費など、各項目を細かく設定し、プロジェクト全体の予算を正確に把握できます。
予算と実際の支出を比較する機能も備わっているため、予算の超過や不足をリアルタイムで確認可能です。
予算の修正や更新も簡単にできるため、プロジェクトの進行に合わせた予算対策がしやすくなるでしょう。
発注・仕入管理


KAKUSAの発注・仕入管理機能は、日常業務を効率化するのに役立ちます。
資材と下請の両方に対応した発注書を簡単に作成でき、過去の材料単価も瞬時に検索可能です。
支払管理も充実しているため、支払忘れや払いすぎを防止する機能を備えています。
支払予定が一目で分かるため、資金繰りの計画も立てやすくなるでしょう。
売掛管理

KAKUSAの売掛管理機能は、請求と入金状況を効率的に管理できるツールです。
当月の請求書発行状況が一目で確認でき、まだ請求していない案件も表示されるため、請求漏れを防ぎ、適時の請求書発行が可能です。
発行済請求書に対する入金状況も一覧で確認できます。
未入金案件が一目で分かるため、迅速な入金フォローが可能になり、資金回収の遅延を防ぎやすくなるでしょう。
日報管理

KAKUSAの日報管理機能は、シンプルな設計が特徴です。
日報管理機能により、建設現場の日々の作業状況を効率的に記録・管理できます。
主な機能として、工事別人工集計(出面集計)と人別工事現場集計があります。
工事別人工集計では、各プロジェクトの労働時間を簡単に記録・集計できるため、工事ごとの労務コストを正確に把握可能です。
人別工事現場集計機能では、従業員ごとの勤務状況を工事現場別に管理できます。
KAKUSAの勤怠表は、給与計算や労務管理に不可欠なデータとなります。
原価管理

KAKUSAの原価管理機能は、多角的な視点から原価を分析できるツールです。
原価管理機能の特徴は、ユーザーのニーズに合わせてさまざまな原価集計方法を選択できる点にあります。
費用分類別原価明細では、材料費や労務費、外注費など、費用の種類ごとに原価を詳細に把握できます。
月別仕入原価集計機能を使えば、月ごとの仕入原価の推移を確認でき、季節変動や長期的なトレンドが分析可能です。
仕入先別費用分類集計により、各仕入先からの購入額を費用分類ごとに集計し、調達コストの最適化に役立てることもできます。
KAKUSAの費用・料金

KAKUSAのシステム月額利用料は、ライセンス料+オプション料金の合計になります。
オプション機能は1機能追加ごとに追加料金となります。
ライセンス追加とオプション機能追加は、必要なタイミングで随時追加可能。1機能単位で柔軟に追加・停止が可能となっています。
導入時には、部分的な機能のみでスタートして、使用する中で必要な機能を追加することができますので、予算が限られる場面の多い中小事業者にとって、コスト面の懸念が少なく開始できるでしょう。
詳しい料金や利用可能な機能が気になる方は、ぜひ以下より資料請求をして確認してみてくださいね。
IT導入補助金

KAKUSAは、IT導入補助金2025対象ツールに認定されました。
その為、最大80%の補助金を活用し導入する事が可能です。
また補助金申請から導入後の報告まで無償でサポートしてくれます。
IT導入補助金ってどうすればよく分からない
といった方でも安心して活用できる為、まずは下記からKAKUSAの資料請求をしてみてはいかがでしょうか?
KAKUSAのメリット・デメリット

KAKUSAを導入するためには、料金が発生します。
導入したけれど、思ってたほどの効果は得られなかったとはならないように、導入前にメリット・デメリットを確認しておきましょう。
KAKUSAのメリット
KAKUSAの主なメリットは、以下のとおりです。
- シンプルで使いやすい
- 見積書や請求書の書式が統一できる
- 安心のサポート体制
それぞれのメリット内容を詳しく見ていきましょう。
シンプルで使いやすい
KAKUSAのメリットの一つは、シンプルで使いやすいインターフェースです。
複雑な操作を必要とせず、直感的に使用できるため、ITスキルの高くない従業員でも簡単に操作できます。
スマホやタブレットからもアクセス可能で、現場でのリアルタイムな情報入力や確認が可能です。
シンプルな設計により、導入時の教育コストも抑えられ、すぐに実務で活用できるのも魅力の一つです。
見積書や請求書の書式が統一できる
KAKUSAを導入すれば、見積書や請求書の書式を統一できるメリットがあります。
統一された書式により、顧客に対して一貫性のある印象を与えられます。
社内での情報共有もスムーズになるでしょう。
安心のサポート体制
KAKUSAのもう一つのメリットは、充実したサポート体制です。
導入時には専門スタッフから操作方法を説明してもらえ、スムーズな立ち上げをサポートしてもらえます。
技術的な質問から運用に関する相談まで、幅広くカバーしてもらえるのも、大きな特徴です。
KAKUSAのデメリット
KAKUSAのデメリットの主なデメリットは、以下のとおりです。
- 初期費用が発生する
- 月額料金が1ライセンスごとにかかる
- 無料トライアル期間がない
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
初期費用が発生する
KAKUSAのデメリットの一つは、初期費用が発生する点です。初期費用の料金はライセンス数やオプション機能によって変わります。
資金繰りの厳しい企業や、新規設立間もない企業にとっては少なくない負担になる可能性があります。
月額料金が1ライセンスごとにかかる
KAKUSAの料金体系では、月額料金が1ライセンスごとにかかる点は注意が必要です。
月額料金に加え、追加ライセンスごとに5,500円の費用が発生します。
企業規模が大きくなるほど、必要なアカウント数も増加しますので、総額がいくら程度になるかを事前に確認しておくようにしましょう。
無料トライアル期間がない
KAKUSAのデメリットの一つに、無料トライアル期間が設けられていない点が挙げられます。
試用期間がないため、実際の業務に適合するかどうかを事前に確認できません。
導入前に、KAKUSAの機能を確認し、自社の課題が解決するか検討する必要があります。状況や企業規模に応じた適切なプランを提案してもらうようにしましょう。
また、実際に導入している企業の導入事例などから判断するのも一つの方法です。
KAKUSAの評判・導入事例
ここでは、KAKUSAを実際に導入している企業の声を紹介します。
有限会社ビー・ライフ
IT導入補助金をきっかけにKAKUSAの導入を検討 電話でのサポートが受けられる点が大きな安心感に
引用元:導入事例 有限会社ビー・ライフ
IT導入補助金を活用して導入を検討していたしましたが、実際に触ってみるまでシステムの使い勝手が分からず、不安を感じていました。
KAKUSAは、フォロー・サポート体制が充実していると伺い、安心して導入できると判断しました。特に、電話でのサポートが受けられる点が、大きな安心感につながりました。
実際に、機能について不明な点があった際には、電話サポートを積極的に活用しました。メールやチャットでのサポートが多いクラウドサービスの中で、電話で直接やり取りできる点が非常に助かりました。
電話でのやり取りは、問題を伝えやすく、言葉のニュアンスも伝わりやすいと感じました。
文章で説明することが苦手なため、電話でのサポートは非常にありがたかったです。
株式会社 三和技建
社長「便利そう」と納得 原価管理をシステム化できる点が導入の決め手
引用元:導入事例 株式会社 三和技建
KAKUSAの営業の方が来社した際に社長が「便利そうだな」と思って導入にいたりました。
原価管理がシステム化できるという点が決め手です。
もともと、Excelで原価管理はしていたのですが、受注金額の参照がおかしくなって利益の計算が合わなくなってしまいました。システムだったら、計算・集計はきちんとできますからね。
沖縄古賀防水工業株式会社 様
KAKUSAで月次集計が効率化再入力不要で確認に注力、データ分析へ期待
引用元:導入事例 沖縄古賀防水工業株式会社 様
いままでは営業担当が、Excelに入力した請求内容をプリントアウト→事務担当へ紙で受取→事務担当がExcel売上帳に入力していたのですが、それが不要になり、営業が入力した請求内容を事務員が各自のデスクからKAKUSAで確認できるようになりました。
月ごとのレポートを作成するのですが、集計作業が効率化されました。
KAKUSAからデータをCSV形式でダウンロードし、必要な形に加工できるようになりました。データの再入力が不要になり、金額の入力ミスの心配がなくなりました。
また、入力作業に時間をとられるのではなく、内容の確認作業に時間を使えるのはありがたいですね。さらに、今後はデータの分析もできるようになりたいですね。
KAKUSA導入の流れ

KAKUSAの導入手順は、以下のとおりです。
- KAKUSA公式サイトより問い合わせ
- ヒアリング(企業の業務フローや必要な帳票類のヒアリング)
- 提案とデモンストレーション(ヒアリング結果に基づいて、運用方法を提案してもらい、実際のシステムを使用したデモンストレーションを実施)
- 見積と申し込み(具体的な見積もりを提示してもらい、内容に同意すれば正式な申し込み)
- 導入前打ち合わせ(マスタ情報の設定や具体的な運用フロー、導入スケジュールなどの打合わせ)
- 初期設定と操作指導(専門のインストラクターからシステムの初期設定と操作方法の指導)
導入後も電話やメールでサポートを受けられます。
愛知、岐阜、三重県であれば訪問指導も受けられるため、操作方法に不安がある場合は、担当者に相談してみましょう。
KAKUSA総合評価
小規模事業者のために開発
『KAKUSA』
小規模事業者のために開発
『KAKUSA』

中小・小規模の建設業の為に開発された原価管理システム。
見積書・発注書・請求書などの作成/売掛金・買掛金管理/材料・下請の仕入れなどの経理業務を省人化。
必要な機能のみを厳選したシンプルな設計で、初めて原価管理システムを導入する企業にもおすすめです。
KAKUSAは、見積・請求管理から原価管理まで、幅広い機能を備え、業務効率化が期待できる管理システムです。
シンプルな操作性と統一された書式により、ITスキルに関係なく誰でも使いこなせる点が大きな特徴です。
初期費用や月額料金の高さ、無料トライアル期間がない点はデメリットですが、長期的には業務効率化によるコスト削減効果が期待できます。
KAKUSAの主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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シンプルで使いやすい 見積書や請求書の形式が統一できる 安心のサポート体制 | 初期費用が発生する 月額料金が1ライセンスごとにかかる 無料トライアル期間がない |
総合的に考慮すると、業務効率化と経営改善のメリットは大きく、導入コストを上回る効果が期待できます。
公式サイトで詳細を確認し、自社の課題解決に適しているか検討してください。
その後、デモンストレーションを申し込み、実際の使用感を体験することをおすすめします。