建設業界のDX化推進にともない、「i-Reporter(アイレポーター)」を新規で導入する企業や既存のITツールから乗り換えを考えている企業は、以下の内容が気になるのではないでしょうか。
- i-Reporterはどのようなアプリなの?
- i-Reporterの機能や料金が知りたい
- i-Reporterのメリット・デメリットは?
- 実際に利用しているユーザーの口コミ・評判
- 導入手順
この記事では、i-Reporterの基本情報から特徴、料金形態まで詳しく解説しています。
実際に導入している企業の声もまとめており、導入前の参考となるでしょう。
また、導入手順も詳しく説明しているため、導入前の不安を払拭できる記事になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
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i-Reporter(アイレポーター)とは
i-Reporter(アイレポーター)とは、株式会社シムトップスが提供している多彩な機能を搭載している現場帳票システムです。
「国内シェアNo.1」「導入実績社数No.1」を獲得しています。
(出典:富士キメラ総研 2023年8月8日発刊 2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望ⅡーAー10 現場帳票ペーパレス化ソリューション 市場占有率48.4%)
i-Reporterでは、図面や写真、エクセルなどを一つの端末で確認ができるので管理が簡単に行えます。
そのため、建設現場に紙の書類を持ち込む必要がなくなるのがポイントです。
運営元『株式会社シムトップス』について
i-Reporterの運営を手掛けている「株式会社シムトップス」の詳細は、次の通りです。
会社名 | 株式会社シムトップス |
所在地 | 〒141-0021東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10階 |
代表者 | 代表取締役 CEO 水野 貴司 |
設立 | 1991年10月1日 |
資本金 | 1,600万円 |
事業内容 | タブレットによるペーパーレス現場帳票 記録・報告・閲覧ソリューションConMas i-Reporter の開発・販売BOPプロセスエディタ MPPCreator の開発・販売生産管理関連ソフトウェアの開発・販売エンジニアリング関連ソフトウェアの開発・販売 など |
HP | https://www.cimtops.co.jp/company/about/ |
i-Reporter(アイレポーター)の機能・できること
i-Reporterの主な機能は、次の4つです。
- 帳票の作成・入力
- 帳票の設計(雛形作成)
- 帳票の管理
- 他システムとの連携
i-Reporterは、あらゆる業種のさまざまな現場帳票をデジタル化・ペーパーレス化することに特化しています。
4つの機能について詳しく解説していきます。
帳票の作成・入力
i-Reporterの帳票作成・入力は、現場作業者が負荷なく簡単に入力でき、わかりやすさにフォーカスを当てているのが特徴です。
帳票の作成・入力のおすすめポイントは、次の4点です。
- iPad・iPhone・Windowsに対応
- 帳票をそのまま移行できる
- 30以上の入力支援で早くて正確な入力が可能
- 帳票の起票や報告が簡単にできる
これまで現場で紙帳票に手書きしていた業務を、iPad・iPhone端末への入力に置き換えられます。
また、既存の帳票をi-Reporterへ移行できるため、操作を覚えなくても誰でも直感的に入力できるのは嬉しいポイントです。
i-Reporterには、30以上の入力支援が用意されています。
帳票の入力内容の性質に合わせて、テキスト・数値・選択肢・日付など、入力方式のフォーマットをあらかじめ定めておくことが可能です。
またi-Reporterでは、記入する帳票を素早く見つけられるよう、簡易的なメニューや別アプリからのシームレスな帳票立ち上げをサポートする機能も搭載されています。
帳票の設計(雛形作成)
i-Reporterは、使い慣れたエクセル帳票を電子帳票に変換できます。
運用開始後の帳票レイアウトの変更や項目追加もエクセルで簡単に操作できるのが特徴です。
いままで使い慣れたエクセル帳票を雛形として利用できるため、導入した日からすぐに利用できる点もポイントです。
帳票の管理
作成した帳票のデータはシステムのデータベースで一元管理でき、管理画面で帳票の閲覧・編集・出力などを行えます。
また、ユーザー・権限管理はもちろんのこと、情報漏洩に対するセキュリティ対策も万全です。
他システムとの連携
作成した帳票データを外部システムに渡したり、外部システムのデータを帳票に追加したりなど、データ連携機能が充実しています。
外部システムとの連携で、帳票入力後の集計・報告・分析などの工程を自動化し、業務効率を大幅にアップできるのが特徴です。
i-Reporter(アイレポーター)の費用・料金
i-Reporterは、クラウドプランと自社サーバープランが用意されています。
それぞれの料金形態を下記の表にまとめたので、導入前の参考にしてください。
クラウドプラン | 自社サーバープラン |
---|---|
初期設定費:50,000円 月額:37,500円〜 | サブスクリプション版:月額37,500円〜 パッケージ版:900,000円(買い切り) 保守整備料金:年間135,000円 |
※どのプランも5ユーザーから利用可能
i-Reporterは、クラウドプランと自社サーバープランにより各種機能が異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
i-Reporter(アイレポーター)のメリット・デメリット
i-Reporterの機能や料金形態について解説してきました。
導入前に把握しておきたいメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。
i-Reporter(アイレポーター)のメリット
i-Reporterを導入するメリットは、次の3つです。
- 報告書作成やシステム登録が簡単
- 多種多様な帳票運用に対応
- 運用形態を選べる
i-Reporterでは、紙の現場帳票の記入・報告・管理でよくある記入漏れや、ヒューマンエラーを改善するための機能が豊富に用意されています。
報告書作成やシステム登録が簡単
i-Reporterを利用することで、既存のマスターから帳票へデータ取得することはもちろんのこと、エクセル・PDFファイルへの出力、既存システムとの連携が可能です。
そのため、報告書の作成やシステム登録が容易になり、作成する時間や手間を大幅に削減できます。
多種多様な帳票運用に対応
ペーパーレスを実現するためにさまざまな現場帳票運用へ対応している点もメリットのひとつです。
現場での記録・報告を行いながら、図面・手順書などの閲覧やスケジュールとの連動ができます。
また、専用カスタムメニューの設定など、さまざまな現場ニーズに合わせているのが特徴です。
運用形態を選べる
i-Reporterでは、クラウドプランと自社サーバープランの2パターンが用意されています。
2パターン用意しているツールは珍しく、導入する企業にとって最適なものを選択できることがメリットです。
ただし、クラウドプランと自社サーバープランでは、利用できる機能が異なるので導入前に確認しておくことをおすすめします。
i-Reporter(アイレポーター)のデメリット
i-Reporterのデメリットは、次の3つです。
- 導入する際にまとまった費用が必要
- 個人や少人数で利用するには向かない
- 多機能な施工管理アプリではない
デメリットについて詳しく見ていきましょう。
導入する際にはまとまった費用が必要
i-Reporterには、クラウドプランと自社サーバープランがあり、クラウドプランであれば、初期費用も合わせて87,500円から利用できます。
自社サーバープランには、サブスクリプション版とパッケージ版が用意されており、それぞれの費用は次の通りです。
自社サーバープラン |
---|
サブスクリプション版:月額37,500円〜 パッケージ版:900,000円(買い切り) 保守整備料金:年間135,000円 |
上記の通り、まとまった費用がデメリットのひとつです。
個人や少人数で利用するには向かない
i-Reporterは、5ユーザーからでしか利用できないのがデメリットのひとつです。
また、前述したようにまとまった費用が必要なため、個人や少人数で利用するには向かない傾向です。
多機能な施工管理アプリではない
i-Reporterhaは、紙の帳票を電子化して業務改善を行うシステムです。
そのため、施工管理アプリを探している方は、機能やできることに注意してください。
自社で解決するべき課題を改善できるアプリの選択をしないと、導入しても期待している効果を得られないでしょう。
i-Reporter(アイレポーター)の評判・導入事例
i-Reporterの機能や料金形態について解説してきました。
導入する際に参考となる評判や導入事例を紹介していきます。
App Storeレビュー
操作性が悪い
効率化のためiPadにキーボードを導入したがアプリ側で対応していないのかイマイチ改善しなかった。
不満点は以下。
・作業工数入力時に隣のセルに移動したいのにTabキーで移動できない
・ドラムロールの操作性が悪い
・日付選択時にカレンダーが月曜始まりから変更できない
・帳票のシート数が増えると画像データのため極端に重くなる
出来れば使いたくないアプリです。
引用元:App Store
とにかく遅い印象
帳票の立ち上げ時、終了保存時、とにかく遅い。遅くて残業という、意味のわからない仕事が増えた。
電波の問題ではなく、帳票のクラスターが多いと時間のかかる印象。
DXを推進して導入したのに待ち時間が増えては元も子もないよね
引用元:App Store
株式会社竹中工務店
株式会社竹中工務店の原子力火力本部は、原子力規制庁に提出する建築物の検査資料作成を効率改善するため「ConMas i-Reporter」を導入。現場でタブレットに入力し、エビデンスとして写真を撮影するとそのまま資料へと反映、必要な情報があれば即座に引き出せる仕組みを構築し、業務効率が大幅に改善された。
引用元:i-Reporter公式HP
地崎道路株式会社
地崎道路株式会社は、手書きで作成している帳票類のペーパーレス化を推進するため、現場記録・報告・閲覧ソリューション「ConMas i-Reporter」を導入。紙の無駄が減っただけでなく、オフィスに戻ってからまとめていた安全書類が現場でも作成できるようになり、生産性向上や働き方改革の実現を一歩前進させた。
引用元:i-Reporter公式HP
i-Reporter(アイレポーター)導入の流れ
i-Reporter導入の流れは、次の4つのステップで完結します。
- i-Reporter公式HPから資料請求
- 製品の説明・操作講習会を受講する
- 契約
- サービス開始
i-Reporterを導入する際は、事前に製品説明や操作講習会を受けてからの契約がベストです。
製品の特徴や操作感を試せるので、契約前に受講しておくことをおすすめします。
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i-Reporter(アイレポーター)の総合評価
i-Reporter(アイレポーター)は、国内シェアNo,1の現場帳票システムであり、導入実績も3,000社以上あります。
i-Reporterの総合評価を、口コミ・導入事例をもとにメリット・デメリットについてまとめました。
メリット
実際にi-Reporterを利用した方のメリットを紹介するので、導入前の参考となるでしょう。
導入による効果やメリットは次の通りです。
- 作業工数を3割削減できた
- オフィスに戻らなくても現場で安全書類が作成可能に
- ペーパーレス化の促進
- アナログ作業をシステム化したことで業務効率が大幅に向上
- 現場写真の負担軽減
建設現場で必要な写真台帳や報告書を簡単に作成でき、使い慣れたエクセル帳票を移行できることがi-Reporterを利用するメリットです。
また、現場で入力した帳票はすぐにデータ化できるため、その場で報告書の作成が完結します。
オフィスに戻らずに書類作成ができるので、業務の大幅な短縮が可能です。
デメリット
i-Reporterの口コミ・評判をもとにしたデメリットは、「操作性が悪い」「動作が重たい」の2点です。
動作が重たく立ち上がりに時間を要し、操作性が悪いと導入するメリットがないと考える方も多いのではないでしょうか。
ただし、法人向けIT製品・クラウドサービスのリアルなレビューが集まる「ITreview」では、機能の満足度100%、導入のしやすさへの満足度81%と高評価を得ています。
口コミ・評判を受けて企業側がアプリの改善をしているケースが多い傾向です。
まとめ
国内シェアNo.1の現場帳票システム「i-Reporter」について解説しました。
i-Reporterの主な機能は、次の通りです。
- 帳票の作成・入力
- 帳票の設計(雛形作成)
- 帳票の管理
- 他システムとの連携
i-Reporterは、現場作業者が簡単に利用できるような帳票を追求しているため、誰でも間違えなく簡単に入力できるのが特徴です。
帳票作成業務を円滑にすることを検討しているのならば、i-Reporterを活用して業務効率化を進めてみてはいかがでしょうか。