作業日報は、現場での作業内容や進捗を正確に共有するための基本書類です。安全管理・工程調整・出来高報告など、日々の管理に欠かせない記録として活用されています。
このページでは、建設業向けの作業日報エクセルテンプレートを無料でダウンロードできます。
Excel版のほか、Googleスプレッドシート版も用意しているため、普段お使いの環境に合わせてダウンロード、もしくはコピーの上ご利用ください。
ダウンロード後は、作成ポイントをまとめた簡易マニュアルもご覧いただき、自社の業務に合わせてご活用ください。
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作業日報エクセルテンプレート無料ダウンロード

使いやすい形式をお選びください。普段お使いの環境(Excel または Google スプレッドシート)に合わせてダウンロード・コピーしてご利用いただけます。
作業日報エクセルテンプレートの書き方・記入例
1.基本情報欄(部署・氏名・日付・勤務時間)
● 部署・氏名
日報を作成した担当者の所属部署と氏名を記載します。
● 日付
右上に当日の年月日と曜日を記載します。
日付セルに 「6/3」 と入力すると、次のように自動で表示されるよう設定しています。
2025年6月3日(火)
● 勤務時間・実働時間
勤務開始~終了時間を記入し、休憩を除いた実働時間を記載します。
2.本日の作業内容・打合せ内容
当日の作業内容を現場ごとに箇条書きで記載します。
打合せの内容、進捗状況、特記事項、安全上の注意などもあわせて記録します。
◯◯現場:鉄骨建て方・デッキ敷き
△△現場:ALC建て込み
△△現場:立ち上がりコンクリート補修
3.工種別の出来高記録(予定と実績)
工種ごとに、予定と実際の投入人工数や出来高を記録します。作業量の差を日々把握することで、工程管理や要員計画の改善に活かせます。
● 記入項目
- 現場名
- 工種
- 工事業者名
- 工事内容
- 投入人工数(予定/実績)
- 出来高数(人工以外の工種の場合、面積など)
● 人工数で管理できない工種の場合
人工で表しにくい作業は、面積・数量で予定と実績を記載します。
例)
床仕上げ → 予定 100㎡/実際 120㎡
板金工事 → 枚数や施工範囲で管理
4.明日の作業内容
翌日に予定されている作業内容を、現場ごとに箇条書きで記載します。検査、立会い、資材搬入などのスケジュールも明記します。
5.明日の工種別予定
● 記入項目
- 現場名
- 工種
- 工事業者名
- 工事内容
- 投入人工予定数
- 備考(注意事項、段取りなど)
6.備考欄
その他、特記事項・安全関係・資材状況・段取り依頼など、自由に記入します。
作業日報エクセルテンプレートのメリット・デメリット
最後に作業日報業務にエクセルテンプレートを用いる場合のメリット・デメリットをまとめておきます。
どの事業者にも必ずしも万能というわけではありませんので、状況に合わせてツール導入も検討してみることをおすすめします。
| ①1枚で「今日の実績」と「明日の予定」が整理できる | このテンプレートは、1枚のシートに今日の作業実績と明日の予定をまとめて入力できる構成です。 日々の段取りがスムーズになり、翌日の作業手配や人員配置を迷わず進められます。 |
| ②工種別に予定と実績を比較し、作業量のズレを把握できる | 工種ごとに「予定」と「実績」を並べて記録できるため、 どの工種で進捗が遅れているのか、計画とどれだけ差があるのかを直感的に把握できます。 工程管理や出来高管理の精度向上に役立ちます。 |
| ③人工または面積・数量での管理が可能 | 作業内容に応じて「人工」「面積」「数量」など、 最適な管理単位を自分たちで選べる設計になっています。 多様な工種や現場状況に柔軟に対応できるのが特徴です。 |
| ④日々のデータを蓄積することで、工程改善に役立つ | 日報を継続して蓄積することで、作業効率の傾向やボトルネックが見えやすくなります。 出来高・進捗データをもとに、工程改善や人員配置の見直しに活用できます。 |
| ⑤現場監督・事務・協力業者間の情報共有がスムーズ | 作業内容・人数・進捗が一枚で整理されるため、 現場監督、事務担当、協力業者の間で同じ情報を共有しやすくなります。 報告漏れや認識違いを防ぎ、コミュニケーションの質を高めることができます。 |
