建設業向けerpおすすめ15製品比較【2025年最新】導入メリットから事例・選定時のポイントまで解説

建設業向けerpおすすめ15製品比較【2025年最新】導入メリットから事例・選定時のポイントまで解説

ERPとは、「Enterprise Resource Planning(企業資源計画)」の略で、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」といった企業の経営資源を一元管理し、業務の効率化や最適化を図る統合基幹業務システムです。 

建設業向けERPでは、一般的なERPが提供する機能に加え、建設業ならではの会計処理や商習慣に対応する必要があります。 

建設業向けERPの概要やメリット、必要性と選定のポイントなどについて解説し、建設業向けERPのおすすめを15製品紹介しますので参考にしてください。

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目次

建設業におけるERPとは?

建設業におけるERPとは?

建設業におけるERPとは、建設業特有の業務プロセスに対応した基幹業務システムのことです。

建設業におけるERPについて、その概要と活用例、解決できる課題について説明します。

建設業におけるERPの概要

建設業におけるERPとは、建設業特有の原価管理、実行予算、工事進捗、工事進行基準などの業務を統合管理することができます。 

従来の煩雑な手作業を自動化・効率化し、「ヒト、カネ、モノ、情報」をリアルタイムに一元管理することで、経営判断の迅速化や赤字工事の早期発見などを可能にします。 

システムの活用により現場技術者の負担は軽減し、バックオフィスとの連携がスムーズになり、業務の標準化が進むので属人化を防ぐことができるのも特長です。

建設業でのERPの活用例

建設業でのERPの活用例を以下にまとめました。 

原価管理資材費や労務費などの原価を見える化し予算と実績を管理・分析する。 
工事管理見積、契約、発注、支払いなどの一連の業務プロセスをシステム化する。 
会計・財務建設業特有の会計基準に対応して集計や帳簿作成、税務処理などを効率化。 
在庫管理建設資材の在庫状況をリアルタイムに把握して欠品や過剰在庫を防ぐ。 

上記はあくまで一例であり、導入できる機能はシステムによって違いがあります。

さまざまなオプションから選択したり、自社に合わせてカスタマイズしたりなど、従来からの業務フローに合わせた活用例も多いです。

建設業向けERPが解決できる課題

建設業が抱える課題について、建設業向けERPがどのように解決できるかを説明します。 

情報の散在化と非効率化管理複数のシステムやExcelで散在化している情報を一元管理。見積、受注、発注、請求、原価管理などを一つのシステムで統合して管理が可能。
複雑な原価管理と会計処理工事ごとの原価をリアルタイムで集計し利益率を可視化して、建設業特有の会計基準への対応も支援。
在庫管理と資金繰り資材や機材の在庫状況をリアルタイムに把握。在庫の最適化と受注・発注における適切な資金管理が可能。 

以上のような課題解決により、迅速に経営状況の把握ができるため、的確で精度の高い経営判断が実現します。

本記事では、建設業向けのERP製品を厳選して15個紹介しています。

おすすめのERP製品の一覧を今すぐご覧になりたい方は下記を確認ください。
▶️建設業向けERPおすすめ15選比較

建設業向けERPの導入にはどのようなメリットがある?

建設業向けERPの導入にはどのようなメリットがある?

建設業向けERPの導入には、法令対応を含む業務効率の向上、経営判断の迅速化と精度向上、正確な原価管理によるコスト削減などのメリットがあります。

それぞれについて解説します。

法令対応を含む業務効率の向上

部門ごとに重複していたデータ入力が統合されるので、手作業や入力ミスが大幅に削減され、業務時間の短縮にも繋がります。

業務プロセスが標準化されて記録にも残るため、内部統制が強化されて業務の透明性が高まります。 

システムで業務が一元化され、現場と経営者サイドとの情報共有がスムーズになるので、リスクの早期発見と対処が可能です。 

建設業法改正や電子帳簿保存法、インボイス制度などの変更にも、システムのアップデートにより迅速で確実な対応ができます。

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経営判断の迅速化と精度向上

建設業向けのERPは、工事や財務、会計といった各部門のデータを一元管理します。

工事ごとの収益性や進捗状況を正確に把握できるため、限られたリソースを効果的に配分できるようになり、効率的な管理が可能です。 

その結果として、赤字工事の早期発見や、予算・コストの見直しといった経営判断が迅速化されます。

また、過去の受注データや市場動向の分析も容易になるので、市場環境の変化にも柔軟に対応しやすくなるのも大きなメリットです。 

将来の売上予測の精度が向上し、設備投資や人員配置計画の精度が高まり、より戦略的な事業計画が立てられます。

正確な原価管理によるコスト削減

建設業向けERPを導入することによって、工事ごとの予算と実績を詳細な内訳(労務費、資材費、外注費など)でリアルタイムに把握できるので、コスト超過を未然に防ぐことができます。 

最新のデータに基づいた購買管理により、無駄な在庫をなくして、適正在庫を維持することが可能です。 

工事の規模が大きくなるほど、管理のためのデータ入力や計算は長大になります。

しかし、建設業向けERPを導入すれば効率化が実現するため、労働時間や残業時間が短縮されて人件費を削減できます。

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建設業向けである必要はある?他ERPや他サービスとの比較

建設業向けである必要はある?他ERPや他サービスとの比較

ERPをシステムのカバー範囲で分ける場合、建設業など特定の業界の業務に特化した業界特化型、業種を問わず活用できる汎用型、必要な業務の機能だけを選択的に組み合わせる業務別管理アプリなどがあります。 

それぞれの特徴を説明しますので、どのシステムやサービスを選ぶか検討するときの参考にしてください。

建設業向けERPの特徴

建設業向けERPの特徴は、建設業特有の「工事」ごとに一元管理できることです。

実行予算と実際の原価を工事ごとに把握する「工事原価管理表」などを活用し、利益率をリアルタイムで把握し、コストの最適化や赤字工事の早期発見が可能です。 

建設業特有の会計処理や会計基準に自動で対応し、商習慣を考慮した機能が建設現場の業務プロセスの標準化と効率化を実現します。 

これらにより内部統制は強化され、経営サイドの迅速な経営判断がしやすくなり、経営の安定化に貢献します。

汎用型ERPの特徴

汎用型ERPは、特定の業種に特化せず、人事、財務、販売、在庫管理といった基本的な業務機能を幅広くカバーすることが特徴です。

多くの基本的な機能を網羅し、企業のニーズに合わせて機能を組み合わせたり、後から追加したりすることができます。 

多様な業種で利用できるため、複数の事業を展開する企業や、将来的な事業拡大を視野に入れる企業に適しています。 

特定の業種に特化したものと比較して初期コストが低い傾向にあり、特別な知識がなくても導入・運用できるシステムが多いです。

業務別管理アプリの特徴

業務別管理アプリは、即時的で柔軟な情報共有と、チャットなどを活用したコミュニケーション機能が特徴です。 

スマホやタブレットなどのモバイル端末を活用して、工事・施工管理全般、顧客管理、勤怠管理、見積作成、入出金管理など幅広い業務の一元化ができます。

テンプレートの活用やボタンタップによるデータ集計・転記の自動化や書類作成の効率化も可能です。 

業務別管理アプリは製品によって「強み」を持つ機能に違いがあるので、自社にとって必要な機能があるかを慎重に検討し、必要に応じてオプションを選んだりカスタマイズをしたりすることが重要です。

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建築業向けERP選定時のポイント

建築業向けERP選定時のポイント

建築業向けERPは、その利便性や機能性が業務を効率化し、安定的な経営に貢献することが周知され数多くの製品が流通しています。

どれをどのようなポイントで選ぶべきか迷うこともあるのではないでしょうか。 

建築業向けERP選定時のポイントについて解説します。

建設業特有の業務プロセスに対応しているか

まず、工事ごとの原価管理や進捗管理、建設業会計基準(工事進行基準や原価回収基準など)への対応が標準機能で対応できるかを確認してください。

それから、国土交通省が求める書類の出力形式に準拠しているかのチェックも必要です。 

建設会社には、それぞれの業態があります。

工事、リフォーム、設備保守など自社の業態にあった機能が搭載されているかも見逃せないポイントです。 

これらの事項が確認できなければ、建設業特有の業務プロセスに対応しているとはいえません。

システムに拡張性や柔軟性があるか

建築業向けERPの選定では、システムに拡張性や柔軟性があるかの見極めも大切です。

将来の事業拡大や多角化、市場ニーズの変化などに対応できるシステムでないと、後年また多大な費用をかけてシステムを作り直す必要性がでてくるからです。 

最小限のカスタマイズで済む標準機能を持っているものや、モジュール(コンポーネント)を選んで段階的に導入できるものなどの選択肢もあります。 

初期費用を抑えつつ、将来的なシステム構成の変更を確保したい場合は、比較的短期間で導入できるクラウド型ERPがおすすめです。

トータルコストが機能に見合っているか

トータルコストが機能に見合っていることも重要な選定基準の一つだといえます。 

ただ単に初期費用や月額費用が安価だからというだけで選ぶことはできませんが、自社に必要な機能が過不足なく搭載されていて、業務の効率化や経営改善が見込めるのであればコスパ(費用対効果)が良い製品を選ぶべきです。 

そのためには、自社の業務を見直して課題をリストアップし、その課題を解決できるERPを選ぶというスタンスが重要です。

導入・運用の際のサポート体制は充実しているか

導入・運用の際のサポート体制の充実度の評価も不可欠です。

特に建設業の複雑な原価管理、工事ごとの管理の仕組み、商習慣や関連する法令に精通している運営元やベンダーを選びましょう。 

建設業界や自社の業態と同様の会社への導入実績の確認も必要です。

豊富な導入実績は、さまざまな課題に対応してきた経験とノウハウがあるはずだからです。 

その上で、導入フェーズにおける支援内容や運用フェーズにおけるサポート内容を事前に書面で確認してください。

また、これらの事前の打ち合わせ時に、担当者のコミュニケーションやレスポンスの速さと的確性も評価することが肝要になります。

建設業向けERPおすすめ15選比較

数ある建設業向けERPの中から、特におすすめしたい15製品を厳選しました。 

主な機能や費用、おすすめポイントはもちろん、導入事例なども紹介しています。

自社に導入すべき製品を検討するときの参考にしてください。

PROCES.S

PROCES.S
引用元:PROCES.S公式より
主な機能会計・原価管理、人事・給与、ワークフロー、労災管理、販売管理JV(ジョイントベンチャー)管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

PROCES.Sおすすめポイント

  • 必要な機能だけを組み合わせてシステムを構築できる
  • データの重複入力を排除して一元管理できる
  • 「建設業経理士」の資格を持つ専門家によるサポートがある

編集部コメント

PROCES.Sは、建設業向け基幹業務の包括的なシステムで、データの一元管理による業務効率の向上が可能です。

建設業特有の複雑な支払い処理や法令対応、ワークフロー機能、建設業経理士による一貫したサポートなどが評価されています。

クラウド型システムであり、モバイル端末からの確認・編集が可能です。

顧客満足度の高い製品に贈られる「High Performer」を4期連続授与されています。

全国370社以上の導入実績があり、完工高10億円前後から100億円以上の幅広い建設・工事会社で利用されています。

PROCES.Sの導入事例

花本建設株式会社

〈導入前の課題〉
・オフコンを使用していたが、法改正のたびにシステム改修の費用がかかる
・手書き伝票から会計システムに入力するため、作業時間がかかり、ミスも多い
・さまざま基幹業務ソフトを併用していたため、会計の全体像が把握しづらい
〈導入後の効果〉
・法改正に対応しているから改修費用がかからない
・業務の効率化が図れ、ミスも減った
・会計処理の一元化により、属人性が解消されて会計全体の解像度が上がった

引用元:PROCES.S公式HP

池田建設株式会社

〈導入前の課題〉
・経理業務のほとんどを手作業に依存しており、FAX誤送信などのミスも多かった
・オフコンを導入していたが、伝票の入力・集計に限った運用だった
〈導入後の効果〉
・手作業が大幅に減り、業務の自動化・標準化が進んだ
・煩雑な完成振替やJV管理もスムーズに行えるようになった
・以前6人で行っていた経理業務を3人でこなせるようになった

引用元:PROCES.S公式HP

ガリバーシリーズ

ガリバーシリーズ
引用元:ガリバーシリーズ公式より
主な機能営業・見積管理、原価管理、財務・会計、人事・給与、支払い管理、勤怠管理
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

ガリバーシリーズおすすめポイント

  • 小規模から中規模クラスまで豊富な導入実績がある
  • 業務単位での部分的・段階的導入が可能
  • 建設業に専門特化したスタッフによるサポート

編集部コメント

ガリバーシリーズは建設業独自の会計・税法に対応し、導入実績1,000社以上で継続利用率95%以上の実績があります。

建設・工事業を熟知し厳しい社内認定制度をクリアしたエンジニアが、導入から稼働後の保守までサポートするのが大きな特長です。

建設業における長年のシステム開発の実績を基に、ユーザー企業の課題や悩みを徹底リサーチし、改善に必要な機能やサービスを提案して業務を効率化・標準化します。

シリーズによって機能に制限があったり、移行が必要になったりする場合があります。

ガリバーシリーズの導入事例

青山機工株式会社

〈導入前の課題〉
・前システム(親会社旧システム)では、関連費用として年間780万円を要していた。
・20年以上前の親会社システムを基に改良したシステムであった為、システム自体が古く重い。
・今後の国際会計基準対応が心配。
・システムの運用、維持管理が属人的であった。
〈導入後の効果〉
・専任のSEに依存しない運用、法改正対応等、安定したシステムが構築出来た。
・間接経費(システム運用にかかる費用)の削減が図れた。
・問題意識の向上、システム活用に対する創意工夫など、今回のシステム見直しの過程において、スタッフの成長が見られた。
・必要な管理帳票のみを厳選し、半減したことにより業務のスリム化が出来た。
・これまで時間のかかったバッチ処理、ホスト出力待ちなどの時間が短縮され、作業効率が大幅に向上した。

引用元:ガリバーシリーズ公式HP

株式会社J-BISメンテナンス

〈導入前の課題〉
・全社業績見込みをなかなか把握できなかった。(期末ぎりぎり)
・同じデータを本店・支店で重複管理(2重入力)していた。
・入金予定の把握が困難な為、不必要な短期借入金が発生し無駄な支払利息を支払っていた。
・原価管理と財務会計が連動していなかった為、個別工事利益算出結果の確度が低かった。
〈導入後の効果〉
・月の決算予想(損益集計)が可能となったことで、経営上必要な諸判断を早期に行えるようになった。
・財務会計データと原価管理基礎データが完全に一致するようになった為、実行予算管理の正確性が格段に向上した。
・本店と支店間の2重入力が無くなった為、事務作業の軽減が図られた。
・入金予定をタイムリーに集計できるようになった為、不要な短期借入をする必要が無くなり、支払利息料が軽減された。

引用元:ガリバーシリーズ公式HP

e2-movE

e2-movE
引用元:e2-movE公式より
主な機能工事原価管理、販売管理、建設会計、支払い管理、手形管理、出面管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

e2-movEおすすめポイント

  • 工事登録内容による詳細な予実進捗管理
  • 原価計上から支払い管理までワンストップで管理
  • ローコスト、短納期で最適なシステム運用が可能

編集部コメント

e2-movEは、完工高20~100億円規模の建設・建材業を中心に400社以上の導入実績があり、継続利用率は98.2%を誇っています。

「e2-movE 販売」と「e2-movE 工事管理」、さらには「e2-movE 建設会計」が連携し、案件の引き合いから見積もり、受注、実行予算管理、原価管理、支払い管理、会計処理までをワンストップで管理できます。

電子請求書発行システム「楽楽明細」や経費精算システム「楽楽精算」など、他社の外部ソリューションと連携させることで、さらなる業務効率化も可能です。

e2-movEの導入事例

瀬戸建設株式会社

〈導入のポイント〉
・画面の操作性と業務との親和性
4社の製品の中で、e2-movEが入力画面などをはじめとしたユーザーインターフェースに関して以前のシステムと大きなギャップがなく、我々にとって一番使いやすい製品だという印象を受けました。また、経理処理に関しても弊社の業務に馴染みやすい仕様になっていると感じました。
・原価管理と財務管理が一本化
本当に『便利になった』『楽になった』というのが実感です。毎月作成していた試算表もボタン一つで完成しますし、業務の負担が半減しました。以前のように分厚いファイルを広げて『どこが間違っているのだろう?』と、3日も4日も数字を確認する作業が続くこともなくなりました。それが最大の成果だと感じています。
・業務のデジタル化も視野に
並行して業者さんへの支払処理などもデジタル化できればと思います。e2-movEを導入してから経理・会計の処理が大きく改善されてきているので、今後デジタル化する業務処理に関してもe2-movEに一本化する形で取り込めれば、さらなる業務効率化が進むのではないかと考えています。

引用元:e2-movE公式HP

清水建設株式会社

〈導入のポイント〉
・カスタマイズ出来る柔軟性
パッケージ機能を最大限に生かし、必要な部分のみをカスタマイズ。
コスト、機能面の『ちょうどよさ』が決め手。
・旧システムのモヤモヤをすっきり
原価と支払を同時入力。
工事ごとの売上、原価、支払予定原価、粗利を参照可能に。
・圧倒的な安心感 
システム開発前のディスカッションが熱かったし、導入後フォローも手厚かった。あと20年くらいは使いたい。

引用元:e2-movE公式HP

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建設WAO

引用元:建設WAO公式より
主な機能営業管理、原価管理、工事管理、販売在庫管理、生産管理、経費精算など
初期費用要問い合わせ
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建設WAOおすすめポイント

  • 自社の業務に合わせてシステムを選択し一元管理
  • 全社の業務管理を横断した個別原価管理が可能
  • 厳密なトレーサビリティ管理で全工程履歴を追跡

編集部コメント

建設WAOは、建設業向けの統合型ERPシステムであり、さまざまなラインアップから自社の業務に合ったシステムを選択することが可能です。

他のERPとの比較で特徴的なのは、工事情報の詳細とそれに紐づく各種情報のトレーサビリティ管理に注力している点です。

案件発生から完工後の履歴情報まで、システムに沿って業務を進めるだけで、赤字工事や問題工事の未然防止ができます。

同時に業務の標準化が実現し、蓄積した情報を分析して、次の営業活動の戦略立案にも役立てることができます。

建設WAOの導入事例

A社(複合建設事業)

〈導入の背景〉
既存のAS400のシステムの老朽化により、基幹システムのリプレースの検討を始めた。既存のシステムは主要業務毎に個々のシステムで構成され、情報の一元管理ができておらず、案件数が増加していく中で、入力ミスや重複入力による業務負荷が増加していることが課題となっていた。
〈導入後の効果〉
導入前は、案件管理と会計についてはオフコンを利用しており、また、見積についてはExcelとその他オープン系のシステムを利用していたが、建設WAOの導入によってシステムの統合化を実現させ、大幅な業務改善につながった。重複の手間が解消され、情報の共有化によってビジネス全体が加速できた。

引用元:建設WAO公式HP

B社(建築事業、土木事業)

〈導入の背景〉
OSのバージョンアップにより、既存の原価管理システムが現状のままでは約2年後に動かなくなることより、既存システムの改修による延命もしくは、新規に構築するかの選択から検討が始まった。
〈導入後の効果〉
Web対応の統合化ERPである「建設WAO」の導入により、現場からの入力も、インターネットを介して出来るようになり、刻々と変化する現場の「今」が見え、赤字工事、問題工事の未然防止ができるようになった。営業のプロセスをシステムに沿って行う事で、業務の標準化も実現し、統合DBによる情報の一元管理によって、社内共通の情報について「共有化」を実現することができた

引用元:建設WAO公式HP

EXPLANNER

引用元:EXPLANNER公式より
主な機能営業管理、受発注管理、実行予算管理、工事原価管理、JV管理、請求管理など
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EXPLANNERおすすめポイント

  • 建設基幹業務システムの40年以上の実績とノウハウ
  • データの圧縮技術により利便性と低コスト化を実現
  • 会計システムと連携し統合的でシームレスなシステムを構築

編集部コメント

EXPLANNER/Cは、NECが提供する建設業向けの基幹業務パッケージシステムで、建築、土木だけでなく、設備、内装、プラントエンジニアリングなど幅広い業種への導入実績があります。

40年以上の実績とノウハウが凝縮されており、工事進行基準や原価回収基準など、建設業特有の業務を幅広くサポートします。

経営判断に必要な情報は、リアルタイムでシステムに反映されて迅速な意思決定に貢献し、システム間の二重管理も解消され工数管理や原価管理の効率化が可能です。

自社の会計システムと連携するなど、個別の要望に合わせたカスタマイズができます。

また、業務の拡張や企業の成長に合わせて、システムを進化させることができる点も評価が高いです。

EXPLANNERの導入事例

日本環境アメニティー

〈導入前の課題〉
・工数管理や原価管理が連携していないため二重入力や二重管理が発生
・決済のために、システムから一度紙出力をする必要があった
〈導入後の効果〉
・データの一元管理によって、データ入力や原価管理にかけていた工数を削減
・システム上で承認フローが完結することで、決済までにかかる時間を短縮¥

引用元:EXPLANNER公式HP

新日本建設株式会社

〈導入前の課題〉
・注文、請求情報などが紙媒体で運営されており、集約や管理に手間がかかった
・承認フローを紙出力したもので行うため、承認までに時間がかかっていた
〈導入後の効果〉
・システムの注文、請求情報の直接入力で現場から本部への郵送作業を削減
・社内承認で発生していた紙出力のボリュームを半減
・電子契約システム連携により協力会社との注文・請求関連業務のペーパーレスを実現

引用元:EXPLANNER公式HP

アイピア

引用元:Aippear公式
主な機能顧客・案件管理、見積・原価発注管理、工程・書類・写真管理、請求・入金管理、労務・会計管理など
初期費用要問い合わせ
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アイピアおすすめポイント

  • 営業、事務、現場などあらゆる業務に必要な機能を搭載
  • ユーザーの要望に応じた機能追加や各修正も柔軟に対応
  • ITスキルを問わず利用できて個々に合わせた設計もできる

編集部コメント

アイピアは、建築業務フローに沿ったオールインワン型で、ITに不慣れでも使いやすい点が評価されています。

見積作成から原価・発注管理、勤怠・労務管理、経営分析まで一眼管理が可能です。

Excelからの乗り換えもスムーズにでき、現場や出先から、PCだけでなくスマホやタブレットからリアルタイムでデータ共有ができるので業務効率化が実感しやいシステムとなっています。

見積り情報や原価情報の一元管理により、利益率の変化をダッシュボード上で把握・分析できるいため、利益管理の強化が可能です。

アイピアの導入事例

Tu・Cu・Ru株式会社

〈導入前の課題〉
物件ごとの予算が属人化し予算削減の検討もできない状況だった。各物件の予算を見える化し予算削減を目指したかった。
〈導入後の効果〉
予算の見える化が実現でき、社員各々が予算管理について意識できるようになった。また、アイピア上で管理している情報が予算の交渉や削減に向けた改善策の検討に役立った。

引用元:アイピア公式HP

株式会社コネクシオホーム

〈導入前の課題〉
あまり情報共有が出来てなかったので、何をするにも時間がかかっていた。また全てが事後報告な状況にも危機感を抱いていた。
〈導入後の効果〉
期待していた以上に効率的になりました。現場の状況を共有する時間は半分になり、契約率や粗利率も以前に比べて向上しました。

引用元:アイピア公式HP

どっと原価3

引用元:どっと原価公式より
主な機能見積・受注登録、実行予算管理、原価集計・出来高査定、仕入・支払い管理、入金・請求管理、経営分析など
初期費用要問い合わせ
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どっと原価3おすすめポイント

  • 建設業の商習慣に沿った機能で業務を一元管理できる
  • 必要な機能だけを選んで導入できるためコスパが高い
  • インボイス制度や法改正に対応しており安心して利用できる

編集部コメント

どっと原価3は、工事ごとの利益の可視化や、工事経歴書、労災保険関係など建設業の商習慣に適応した機能を備えています。

見積、実行予算、日報、発注、仕入、請求、入金などの業務をシステム上で一元管理し、データの二重管理を削減します。

使い慣れたExcelのレイアウトをそのまま印刷書式として利用可能です。

また、直感的な画面設計でスマートフォンでの操作が可能なアプリもあります。

工事ごとの利益や予算消化率などをリアルタイムで把握できるため、迅速で正確な経営判断に貢献します。

どっと原価3の導入事例

株式会社山電

〈導入前の課題〉
・予算管理をExcel運用していたが、工事件数の増加に対して労務費(残業)が増えてきた。また、入力ミスも増えてきた。
・工事原価管理において途中集計に時間がかかり、迅速な管理ができずにいた。
・受注金額や工事原価などいろいろな数字分析に多くの手間がかかっていた。
〈導入後の効果〉
・間接費や労務費(残業)の大幅な削減をはかれた。
・予算作成結果や工事原価管理状況を迅速に見ることができた。
・原価配賦により見えない費用(間接費)が可視化されるようになり、管理者の意識が変化した。
・Excelフリーにより当社にあった書類が作成でき、また数字分析ができた。

引用元:どっと原価3公式HP

誠勝建設株式会社

〈導入前の課題〉
・管理するために作成してきたExcel帳票は、入力ミスが多く、工事単位から経営全体までの見える化が出来ない状況
・若手社員のモチベーションアップを図りたい
・資材センターが複数あるため、入出庫管理や現場へ資材を貸し出した際の原価管理などが煩雑
〈導入後の効果〉
・Excel帳票をパッケージソフトに置き換えることで、ミスなくいつでも簡単に集計が行えるようになった
・出面情報をスマートフォンで入力することで、外注労務原価が自動集計できるため、事務所に戻っての集計作業が不要になった
・原価管理システムから仕訳データを会計システムにデータ転送できるので、入力手間が軽減できた
・実行予算を社員全員で確認でき、かつ原価入力することで、利益の見える化が図れるようになった
・ITリテラシーの高い若手社員の活躍する場が広がり、社員のモチベーションアップや社内活性化につながった
・現場事務員ができるようになった時の達成感を得られた

引用元:どっと原価3公式HP

プロワン

引用元:プロワン公式
主な機能顧客管理、営業支援、見積作成、機器管理、発注管理、スケジュール・作業管理など
初期費用110,000円(税込)
月額費用要問い合わせ

プロワンおすすめポイント

  • 複数のシステムやExcel、紙で管理した情報を一元管理できる
  • 売上、原価データが一目でわかるダッシュボードを搭載し「見える化」を実現
  • 日報管理機能により現場の進捗や原価発生の状況を正確に把握できる

編集部コメント

プロワンは、短期工事やリフォーム・設備工事を行う中規模の建設会社が行う業務を一気通貫で管理できる国内唯一のVertial SaaSです。

Vertial SaaSとは、特定の業界や業種に特化したクラウド型ソフトウェアのことです。

他のerpに比較すると初期費用が安価で中小企業でも導入しやすいです。

また、直感的な操作性で社内での定着率が高いとの評価もあります。

顧客管理、営業支援、案件管理、施工管理、経営管理といった建設業特有の業務フローを幅広くカバーしており、複数のシステムやExcel、紙媒体による管理を「プロワン」一つに集約できます。

経営状況の「見える化」を実現しながら、現場の日々の事務作業も軽減するシステムです。

プロワンの導入事例

株式会社阪和

〈導入前の課題〉
・デジタルツールの刷新をしていなく、デジタルの波に乗り遅れている
・品質向上とそれに伴う現場の管理負担が増加している
〈導入後の効果〉
・タスクが見えるので、仕事の見える化ができ、正確な情報をタイムリーに把握できる
・現場に特化した機能が多く便利
・入口から出口まで幅広くカバーできる

引用元:プロワン公式HP

日成工業株式会社

〈導入前の課題〉
・会社全体の状況把握が可能なシステムが欠けている
・案件管理が属人化しており、進捗管理が行えていない
・帳票類のレイアウトも属人化しておりバラつきがある
〈導入後の効果〉
・案件の進捗を可視化
・自社業務に合わせたカスタマイズ
・情報の統一化

引用元:プロワン公式HP

PROACTIVE

PROACTIVE
引用元:PROACTIVE公式より
主な機能財務会計、原価管理、工事原価管理表、販売・工事管理、人事・給与・勤怠など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

PROACTIVEおすすめポイント

  • 建設業ならではの商習慣や法規制を標準搭載
  • 業界標準フローのシステム化による業務品質の向上
  • 経営情報の可視化と迅速な意思決定の実現

編集部コメント

PROACTIVEは、会計・人事給与・販売管理などの基幹業務をカバーするerpパッケージです。

建設業向けには、業界特有の要件に対応する機能が強化された「ProActive construction」として提供されています。

建設業界特有の課題である、アナログなやり取り、情報の分散、無駄な稼働などへの解決策として、現場作業のデジタル化・効率化、営業活動からアフター情報までの一元化・正確性担保にフォーカスしたシステムとなっています。

先進のAIを導入したオファリングサービスであり、更新料ゼロで運営できる、6,200社以上に導入実績がある製品です。

PROACTIVEの導入事例

セルコホーム株式会社

・経理5名で月3300枚の請求処理、パッケージソフト導入でコストは1/3に
「このシステムはweb上で運用されているシステムであるため、更新やカスタマイズが容易な点も利点です。また、パソコンを入れ替えたりしても、インストールし直す必要がありません。」
「今後は業務効率化に加え、蓄積した顧客情報でマーケティングへの活用の可能性も考えられます。住宅メーカーから工務店まで、導入歴が豊富なシステムなので、カスタマイズしなくても十分な機能を持っているのでそこをどんどん活用していきたいですね」

引用元:PROACTIVE公式HP

近鉄不動産株式会社

・分散したシステムを統合し、利益率アップ
「リアルタイムで自分がどれだけの利益を上げ、それが給料にどう反映されているかを知ることは、口で粗利率を上げよるようにと言うよりもはるかにわかりやすい。この機能をカスタマイズで付加したことで効果ははっきりと出ました」

引用元:PROACTIVE公式HP

Biz ∫(ビズインテグラル)

Biz ∫ (ビズインテグラル)
引用元:Biz ∫公式より
主な機能管理会計機能、販売・購買・在庫管理、人事・給与、ワークフロー(intra-mart)、集計機能(ビジネスインテリジェンス)、業務プロセス管理(BPM)など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

Biz ∫おすすめポイント

  • グループ経営に強く、共通システムとして運用できる
  • 標準機能が豊富で短納期・高品質な導入が可能
  • 拡張性が高く、自社の要件に柔軟に対応できる

編集部コメント

Biz∫(ビズインテグラル)は、年商500億円以上の大手企業向けerpパッケージです。

intra-martを基盤とし、会計・販売・購買・人事などの基幹業務に加え、グループウェアなどの情報系システムも統合し、業務の一元化と効率化を実現します。

日本の商習慣に合わせた機能や、業種別テンプレートが充実しており、柔軟なシステム構築が可能です。

決算処理の高速化や残業時間の削減などで、業務効率の向上に貢献したという評価が多く、柔軟なカスタマイズ性やSOA(サービス指向アーキテクチャ)による拡張性も特徴として挙げられています。

Biz ∫の導入事例

株式会社竹中工務店

〈導入前の課題〉
・約30年稼動している会計システムの会計基準変更・税法改正対応への限界
・伝票(紙) による承認のため、会計処理関連担当者の業務効率の改善が困難
・月次処理のためのタイムリーな情報把握が困難
・メインフレームによる運用コストの増大と維持管理の限界
〈導入後の効果〉
・法的要件への迅速な対応を実現
・純国産パッケージとして日本の商慣習に対応した機能群
・伝票・帳票及びワークフローを電子化
・紙出力、ファイリング、保管が不要となりコスト及び業務負荷が低減
・出張時にも決裁承認が可能となり業務の迅速化に成功
・データ連携&リアルタイムなデータ活用の実現
・最新の情報把握が可能となり、重複登録などの業務ミスが減少
・予算実績管理も効率化
・クラウド上で稼動するオープンシステムによる運用の最適化
・クラウド上のIaaS 基盤にて稼動することによるコスト最適化

引用元:Biz ∫公式HP

株式会社乃村工藝社

〈導入前の課題〉
・コーポレートガバナンス強化
・複雑化・老朽化したシステム刷新とDX推進
・働き方改革関連法、電子帳簿保存法などの法令順守への取り組み
〈導入後の効果〉
・会計・人事・原価・販売管理を一元化するシステム基盤によりグループ全体のガバナンスを強化
・分散したDBを統合し、経営の見える化に向けたデータ分析基盤の構築
・法令対応や業務プロセスの効率化などにより年額4億円の運用コスト削減を見込む

引用元:Biz ∫公式HP

勘定奉行クラウド 建設業編

勘定奉行クラウド 建設業編
引用元:勘定奉行クラウド公式より
主な機能工事原価管理、仕訳入力の自動化、経費精算の効率化、証憑管理、決算・申告業務の効率化、経営事項審査書類の自動作成など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

勘定奉行クラウド 建設業編おすすめポイント

  • 日々の仕訳や日報入力だけで工事別の原価管理ができる
  • 作業時間から労務費を自動配賦し配賦仕訳データも自動作成
  • 振替・振戻の瞬時処理と柔軟な原価項目設定が可能

編集部コメント

「勘定奉行クラウド 建設業編」は、操作性の高さ、専門家との連携のスムーズさ、法令・制度対応力、高いセキュリティ、充実したサポート体制を強みとする会計ソフトです。

過去の仕訳の複写や挿入がショートカットキーで行えるなど、直感的で使いやすい画面構成が特徴です。

建設業の経理業務に特化しており、工事台帳の管理や経費管理など、専門的な機能も備えています。

専門家の連携により、決算時の税理士とのデータやり取りがスムーズになり、手戻り作業が削減されるため、生産性向上に繋がります。

また、販売パートナーやメーカーのサポート体制が充実しており、導入支援が迅速で的確です。

勘定奉行クラウド 建設業編の導入事例

株式会社内池建設

〈導入前の課題〉
・給与以外の人事労務業務はシステム化されておらず大きな管理コストや人依存の業務が課題だった(業務が人に依存、人事情報の保管場所がバラバラ)
〈導入後の効果〉
・身上異動申請のWeb化で情報収集や社員情報更新を自動化!
・年末調整申告のWeb化で従業員と担当者の負担を解消!
・雇用契約の電子交付で契約管理を効率化!
・人事労務書類のペーパーレス化で管理コストを削減!
・人事データの一元管理で情報紛失や漏洩のリスクを軽減!
・全社的に「いつでもだれでもどこでも業務ができる」体制を構築!

引用元:勘定奉行クラウド 建設業編公式HP

大手建設・不動産グループ

〈導入前の課題〉
・受注に紐づく各種情報、図面情報などが一元化していないため、現場との情報伝達に手間と時間が掛かっている。
・製造指図書は別の仕組みで作成しているため、案件情報の重複管理が発生し、事務効率が低下している。
・多くの帳票が必要に応じての手作業作成となっているため、効率も悪く属人化している。
〈導入後の効果〉
・受注画面に任意項目を自由に作成追加できる機能により、製造情報との重複管理が不要になり、情報の集約一元化が実現し、事務作業効率が大幅に改善。
・受注伝票をはじめ、各伝票の添付機能によりドキュメント管理が大幅に軽減し、営業と現場の情報伝達がスムーズになった。
・EXCEL出力機能により、これまでと帳票の書式を変えずに運用できたため、現場の混乱なく導入できた。

引用元:勘定奉行クラウド 建設業編公式HP

マネーフォワード クラウドERP

マネーフォワード クラウドERP
引用元:マネーフォワード クラウドERP公式より
主な機能財務会計、人事労務、販売管理、購買・在庫管理、データの連携と共有など
初期費用無料
月額費用要問い合わせ

マネーフォワード クラウドERPおすすめポイント

  • バックオフィス業務のシームレスな連携が可能
  • 豊富なAPIによりさまざまな外部システムと連携
  • クラウド型の利便性により運用コストが削減できる

編集部コメント

「マネーフォワード クラウドERP」は、必要なサービスのみを個別に導入できる柔軟性、さまざまな外部サービスとの連携、カスタマイズ性の高さが特徴です。

会計・経費・人事労務などのバックオフィス業務を一元管理できる点が評価されています。

初期費用が無料なので比較的導入が容易で使いやすく、中小企業でも自社の業務を柔軟に設定変更できます。

会計事務所など、取引先との情報共有がしやすい点もメリットです。

クラウドベースのため、どこからでも利用でき、業務効率を大幅に向上させることができます。

マネーフォワード クラウドERPの導入事例

株式会社たま不動産

〈導入前の課題〉
「会社設立時から他社ソフトを利用して会計処理を行なっていたのですが、日常的に同期エラーや操作の煩雑さに悩まされていました。領収書の読み込みがうまくいかず何度もやり直したり、連携できない銀行口座は情報をCSVで吐き出す作業が必要だったり、モバイルカードの同期もうまくいかないことがしばしばで、どうしたものかと頭を抱えていました。」
〈導入後の効果〉
「マネーフォワード クラウドへの移行は、Youtubeなどの解説動画を見て進めましたが、税理士事務所のスタッフの方にもサポートしていただき、とてもスムーズでした。
マネーフォワード クラウドを導入した後は、同期エラーも起こることなく、画面や操作もシンプルでバックオフィス業務がスムーズに進められるため、以前感じていたストレスからは解放されています。」

引用元:マネーフォワード公式HP

株式会社福田組

〈導入前の課題〉
・紙管理に伴う手間とコストの高さ
・誤入力による修正の多さ
・申請・承認業務に要する時間の長さ
〈導入後の効果〉
・紙での運用を廃止したことにより業務の効率化が大幅に進んだ
・領収書読み取り機能により手入力が減少した
・処理時間を削減できた

引用元:マネーフォワード式HP

SMILE V 2nd Edition

引用元:SMILE V 2nd Edition公式より
主な機能販売管理、会計管理、人事給与管理、RPA機能(定型業務を自動化)、グループウェア連携など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

SMILE V 2nd Editionのおすすめポイント

  • データの一元管理により業務プロセスの効率化を実現
  • 外部システムとのAPI連携やRPA機能、業務間連携が可能
  • データ分析や帳票作成を通じて手入力や事務作業の負担を軽減

編集部コメント

「SMILE V 2nd Edition」は、販売、会計、人事給与などの基幹業務システムと、ワークフロー、ドキュメント管理などの情報系システムを同一基盤で運用でき、部門を超えた情報共有と業務効率化が図れます。

パッケージシステムでありながら、CAB(カスタマイズ機能)での機能自作や独自の追加項目、自由な帳票作成など企業の業務フローに合わせた柔軟な対応ができる点が評価されているシステムです。

業務データを一つのデータベースで一元管理し、部門別やセグメント別の多角的な分析資料を容易に作成できるため、経営状況の把握や意思決定に役立ちます。

SMILE V 2nd Editionの導入事例

株式会社山梅

〈導入の狙い〉
・経理処理や労務管理の効率を高めたい
・仕入れ先との取引を電子化し業務効率化・管理コスト低減を図りたい
・外出先でも利用できるシステムで、業務にリアルタイム性を持たせたい
〈導入後の効果〉
・データ確認が、毎月3日から1日程度まで短縮
・総務部の残業時間が1人あたり月10時間以下に削減

引用元:SMILE V 2nd Edition公式HP

株式会社河本総合防災
〈導入の狙い〉
・操作性に優れるシステムの運用で業務生産性を向上させたい
・業務内容に即したカスタマイズを施したい
・申請・承認作業の効率を改善したい
〈導入後の効果〉
・受注管理、入金管理、売上計上など基本業務に要する時間が短縮
・申請、承認プロセスを電子化決済までの速度もアップ

引用元:SMILE V 2nd Edition公式HP

注文分譲クラウドDX

注文分譲クラウドDX
引用元:注文分譲クラウドDX公式より
主な機能顧客・商談管理、見積・実行予算、受発注業務の電子化、工事原価管理、販売管理、事業計画・シミュレーションなど
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

注文分譲クラウドDXおすすめポイント

  • 注文住宅と分譲住宅の両方に対応できる
  • クラウド活用によるペーパーレス化でコストを大幅削減
  • 導入後も安心できる手厚いサポート体制が整っている

編集部コメント

PROC注文分譲クラウドDXは、発注履歴や進捗状況を一元管理でき、完全ペーパーレス化が可能なため、印刷や郵送にかかるコストと時間を削減できます。また、チーム内でデータを共有するため、人為的ミスを減らすことができます。

契約取引先は無料で利用できる、電子受発注も可能です。

顧客管理、見積・実行予算管理、発注・査定・請求、工事台帳、土地台帳、事業計画、アフターサービス、点検・保守管理などの豊富な機能を備えており、事務的業務を大幅に効率化します。

注文分譲クラウドDXの導入事例

株式会社柴木材店

〈導入前の課題〉
・予実管理に使える一気通貫システムがほしい
お客様との商談から契約、工程管理、実行予算、発注、経理まで、すべての業務を一気通貫で行えるシステムがほしい。とくに、予実管理に活用できるものが必要。
〈導入後の効果〉
・全社員で使って一元管理 作業中案件の進度もわかる
資料請求やモデルハウスへの来場があった時点でお客様情報を登録。商談が始まったら「商談台帳」に記録し、契約まで進んだら「工事台帳」で管理。商談時につくった見積をもとに実行予算を組んで、発注単価を決め、それと並行して工程表を作成。経理とも連携しているので、お客様に請求書を発行し、お振込があれば振込記録を台帳に残す。こんなふうに、すべての情報を集約して一元管理することが可能。

引用元:注分分譲クラウドDX公式HP

株式会社安成工務店

〈導入前の課題〉
・悩みは膨大すぎる仕事量
「自社設計・自社施工による注文住宅に特化する」、これが当社の家づくりの大きな特徴。ただし、1棟ごとにまったく違う家づくりは、社員1人ひとりにかかる負担が大きいのも事実。膨大な業務量と残業を減らし、1人ひとりの効率を上げたい。それを解決するためには、1つのシステムで全体の情報を一元化できるクラウドの力が必要だと思った。
〈導入後の効果〉
・クラウドがもたらしたもの
クラウドを導入してまずよかったのは、会社の運営の仕組みを見直す機会になったこと。全情報が「見える」ので、「こんなにムダな書類があったのか」「みんなこんなに大変な処理をしていたのか」と気づくことができた。クラウドに入力した情報がそのまま「資料」として使える点や、パッケージソフトでは叶わなかったような、出張先で仕事ができる点、バージョンアップの手間やコストがかからないといったメリットも大きい。

引用元:注文分譲クラウドDX公式HP

AnyONE

エニワンの口コミ評判は?機能・料金・導入事例まとめ
引用元:AnyONE公式より
主な機能顧客管理、見積作成、営業進捗管理、原価・発注管理請求・入金管理、書類・写真管理など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ

AnyONEおすすめポイント

  • 業務の一元管理と帳票作成の効率化
  • 協力会社もAnyOneを利用することによる連携の強化
  • 導入後、運用開始後の充実したサポート

編集部コメント

AnyONEは、業務の一元管理による効率化と協力会社とのスムーズな連携が特徴のシステムです。

3,600社以上の工務店・リフォーム会社・建築会社に導入されています。

顧客管理から見積もり、工程表、実行予算、受発注・支払い、メンテナンスまで建築業務全般を一つのシステムで管理できるのが特徴です。

また、協力会社もAnyONEを利用することで、工事写真の共有やチャット機能などを通じて、よりスムーズでリアルタイムな情報連携が可能になります。

導入後の運用サポートのきめ細かな対応の評価が高く、操作方法の疑問や困りごとを解決しやすい環境が整っています。

AnyONEの導入事例

株式会社IT(イット)

〈導入前の課題〉
AnyONEを導入する前は、業務ごとに使うツールが分かれていました。見積りは専用ソフト、工程表や日報はExcel、図面や契約書類はクラウドやPCに保存といった形で、それぞれの方法で管理をされていた。情報が整理されてはいるものの、探すときに少し手間がかかる場面があり、より効率的にできる方法を探していた。
〈導入後の効果〉
・情報の一元化で探す時間を大幅削減
・見積作成のスピードアップ
・経費削減につながる内製化

引用元:AnyONE公式HP

株式会社想武工房

〈導入前の課題〉
原価管理システムで顧客情報の管理も行っていましたが、そのシステムのサポートが終了しており、今後に対する不安が高まっていた。特に地域密着で多くのOB顧客を抱えている当社にとって、顧客情報の長期的な管理は一層重要。
〈導入後の効果〉
・移行作業がスムーズに進み、無事にシステムを活用し始めることができた
・案件ごとの進捗管理や顧客情報を一元化することで、業務効率化を実現された
・「完工利益実績表」「収支管理表」「取引進捗」「契約一覧表」などの帳票を活用できた
・顧客登録からアフター管理までが一気通貫で行えるようになった

引用元:AnyONE公式HP

まとめ

まとめ

建設業向けERPでは、一般的なERPが提供する機能に加えて、建設業ならではの会計処理や商習慣に対応していることが前提になります。

さらに、その中から自社の業務プロセスに適応する製品を選択することが重要です。 

そのためには、現状の業務と向き合って課題をリストアップし、その課題を解決できる製品を選ぶ必要があります。

そうすれば導入効果を継続的に実感できるはずです。

事前に導入のメリットや選択時のポイントをしっかりと整理し、どんな製品があるのかを押さえておくことは、自社に最適な建設業向けERPを選択する過程において大きな意味があると考えます。

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