
昨今、建築・建設業では、高齢化による人手不足や、働き方改革による労働時間の短縮に対応した業務効率化が大きな課題となっています。
そのような課題に対応して、様々な業務効率化ツールが登場していますが、今回は工程管理・原価管理を中心としたクラウド型現場管理アプリ「BUILDY NOTE(ビルディーノート)」について解説します。
主な機能や料金、実際の導入事例について詳しく解説していきます。
「BUILDY NOTEの導入を検討しているけれど、具体的には何ができる?」「実際の評判はどうなのか?」といった疑問をお持ちの方に向けて、特徴を客観的に紹介します。
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BUILDY NOTEとは

「BUILDY NOTE(ビルディーノート)」とは、少人数で多くの業務を行うような分譲住宅メーカーや1次請け専門業者向けの工程管理・原価管理を中心とした、クラウド型の現場管理アプリです。
工程作成やスケジュール・顧客管理、既読機能付きのメッセンジャー機能に加え、原価管理・受発注・検査業務といったバックオフィス業務まで、建設現場に関わるすべての業務を一元化して業務効率化を実現します。
BUILDY NOTEは、DXによる改善を繰り返し創業11年で石川県内No1となったさくらホームグループ、AXS Design(アクスデザイン)のノウハウをパッケージ化した製品です。
2021年度窓数シェアNo.1であるYKK AP株式会社も導入しており、導入社数は2,000社を超えています。(2025年11月時点)
ユーザーからは、工程を簡単に作成・管理・編集できる機能やスケジュール機能のわかりやすさといった操作性が評価されています。
さらに、BUILDY NOTEはサポートの充実さも特徴。
導入時のID登録やテンプレート登録作業といった社内準備から、社内・協力会社へ向けて運用方法の個別説明会を行うなど、手厚くサポートしてくれます。
導入に関わる業務負荷を最低限にできることも大きな魅力ですね。
もちろん運用開始後もメールや電話などでアフターフォローがあるため、安心して運用できます。
運営元『株式会社フィックス』について
BUILDY NOTEは株式会社フィックスによって運営されています。
以下、企業情報をご紹介します。
| 会社名 | 株式会社フィックス |
|---|---|
| 本社所在地 | 石川県金沢市彦三町2-2-18 FIXビル |
| 代表取締役 | 松本唯史 |
| 設立日 | 1988年5月12日 |
| 事業内容 | デジタルコンテンツの企画・制作・ASP事業 |
| 資本金 | 10,000,000円 |
BUILDY NOTEの機能・できること
BUILDY NOTEは、建設業のすべての業務を効率化してくれる機能が豊富に備わっており、残業時間の削減や人手不足の問題を解消して、生産性向上を実現します。
BUILDY NOTEの主な機能やできること、その特徴について詳しくご紹介します。
工程作成・管理
工程マスタから工程表のテンプレートを読み込むことで、100以上の複雑なネットワーク工程を誰でも簡単に素早く作成できます。
BUILDY NOTEの工程作成・管理機能の特徴は、「簡単に素早く、わかりやすい工程表の作成・編集・管理が直感的にできること」「各担当者への設定・変更といったお知らせを一斉に自動化できること」です。
同時期に多数の現場を担当し、さまざまな協力会社との連携が必須である建設業において、各現場の工程表の作成はとても重要です。
しかし、重要度の高さから工程表の作成は複雑になりがちで、一部のスキルがある人材でないと工程表の作成は難しいとされてきました。
BUILDY NOTEであれば、工程マスタのテンプレートからガントチャート形式の工程表を簡単に作成できます。

担当者の一括設定なども可能なため、協力会社との調整や各担当者へのお知らせといった業務も簡単にこなせます。
キーとなる工程を設定すれば、その他すべての工程を一括で設定することも可能。
また、工程に割り振られた担当者を一括で設定でき、各担当者には一斉に自動でお知らせが届くため、スピーディーに業務を進められます。
また、各担当者のカレンダーに自動で予定が入る点も嬉しいポイント。
抜け漏れを防ぎ、誰がいつどこにいるのか、スケジュールを把握しやすくなります。
工程や担当者の変更は、ドラッグ&ドロップのマウス操作で簡単に変更可能。
工程が進んでいる途中でも全体状況を見ながらスケジュールの再調整、更新が可能となります。
加えて、BUILDY NOTEは工程の作成だけでなく、管理機能も優れています。
各工程にステータス管理機能や報告機能があり、期限が過ぎていても開始または完了していない工程を一覧で可視化できるため、未然に遅延防止します。
工期遅延の防止、残業時間削減などに期待ができるでしょう。
スケジュール管理
作成した工程表から、各自のカレンダーに自動でスケジュールを登録できます。
現場での自分の担当業務だけでなく、個人の社内予定も自由に登録できるため、タスク管理にも役立ちます。

社内・工事・納材・検査の項目ごとにスケジュールが表示でき、建設業特化のレイアウトになっているため、予定を確認しやすくなっています。
また、自分の担当の関連業者の予定もカレンダーで確認・管理できます。
工期の調整や更新が容易になるでしょう。
原価管理・電子受発注機能
見積書・発注書・請求書を電子化でき、簡単に作成できるほか、リアルタイムで損益を計算して原価管理することが可能です。
見積書などの書類を紙で発行すると、印刷や発送の手間がかかるだけでなく、紙代や送料などのコスト面の負担にもなります。

しかし、現場管理システムに加えて帳票電子化システムを別途導入するとなれば、月額料金が二重でかかってしまうので、結局コスト削減にはつながりません。
その点、BUILDY NOTEであれば電子受発注機能を使うことで、業務を一元化できコストを抑えられます。
また、現場の発注金額や請求金額を自動で一元管理できるため、損益をリアルタイムで把握し、資材などの原価推移を見逃しません。損益状況を素早く把握することで、調整もしやすく、生産性を向上させます。
バックオフィス業務の人材は最低限にすることができ、人件費の削減にも役立つでしょう。
BUILDY NOTEの費用・料金

BUILDY NOTEは、利用アカウントのID数に応じて料金が決まります。
その為、具体的な金額については公式HPへ問い合わせをしてみてください。
また個別デモも可能なので、使用感や操作性が気になる方も下記公式HPから問い合わせを行いトライアルをしてみてはいかがでしょうか。
BUILDY NOTEの評判・導入事例
これまでBUILDY NOTEの主な機能や概要について解説しましたが、実際の評判や口コミはどうなのか?と気になる方も多いのではないでしょうか。
実際の導入事例について、以下でご紹介します。
【YKK AP株式会社】
個人差のあった業務フローを Buildynoteの工程管理をベースに標準化
従来は、業務部署や担当者個人で協力業者様の工程を管理する方法や依頼方法がバラバラで、非常に属人的な業務となっていました。 その仕事のやり方は、担当者のパフォーマンス差を生むだけでなく、他の担当者をフォローすることを困難にさせ、業務効率化の妨げとなっていました。
引用元:BUIDY NOTE導入事例
【株式会社リバース】
現場進捗状況の可視化が効率化のカギでした
ビルディーノートが担った中心的な役割は、現場進捗状況の可視化でした。
Buildynoteにより、現場監督が進捗状況をリアルタイムで共有できるようになり、上長の管理が行き届くようになりました。
従来のエクセル管理では各現場まで目が届かずここまで棟数は伸ばせなかったと思います。
従来は現場の情報管理ができていなかったため、工期遅れのトラブルを現場監督が自分一人で抱えてしまいがちで、対応が遅れるケースもありましたが、現場の進捗が可視化され、上司が気付きやすくなったことで、早期サポートができるようになりました。
引用元:BUIDY NOTE導入事例
【株式会社タキナミ】
現場監督の業務負担をみんなでサポート
従来、経験豊富な現場監督でなければできないと思っていたことをBuildynoteのメソッドにより多くのスタッフが分担できるようになりました。
大きなところでは日々発生する現場の日程調整です。
天候や、不慮のトラブルにより現場の工程遅れなどが発生すると、前後の工程に関係する職人さんや、その後の工程に関わる業者さんなど、あらゆるところに連絡や調整が必要になります。
それらの工程調整業務を本部で肩代わりすることで現場監督は現場の安全確認や、品質管理に注力できるようになりました。
Buildynoteで工程をきちんと管理、メッセンジャーで間違いなく伝達ができている賜物です。
引用元:BUIDY NOTE導入事例
BUILDY NOTE導入の流れ

以下、BUILDY NOTEの導入手順をご紹介します。
BUILDY NOTEでは担当のコンサルタントがつき、導入時にかかる手続きを手厚くサポートしてくれます。
仕事の種類の整理、各工程の担当者や完了条件の棚卸し、工程表マスターの作成、社内外への運用方法レクチャーまで、上記の一連の流れをフォローしてくれます。
導入手順のほとんどをサポートしてくれるので、導入時の負担は最低限で済みますよ。
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まとめ

BUILDY NOTEは、建築・建設業における現場の「これがほしい!」という機能がすべて詰まった現場管理アプリです。
現場に必要なすべての業務を一元化して見える化し、労働時間問題を解消して生産性の向上を実現します。
煩雑な工程表の作成・管理・変更が簡単にできることや、各担当者への登録や変更のお知らせを一斉に自動化できること、わかりやすいスケジュール管理などの点が高く評価されています。
面倒な初期導入手続きは担当のコンサルタントがサポートしてくれるので、導入時のハードルが低いことも大きな魅力です。
トライアルも可能ですので、現場DXや業務効率化を考えている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。







