建築現場向け施工管理アプリ「現場ポケット」を導入する上で、下記の内容が気になる企業も多いのではないでしょうか。
- 現場ポケットはどんなアプリなの?
- 現場ポケットの特徴や料金が知りたい
- 実際に利用している企業の口コミ・評判が気になる
- 導入のための手順を知りたい
この記事では、現場ポケットの基本情報から特徴、料金形態まで詳しく解説しています。実際に導入している企業の声もまとめているため、導入前の参考となるでしょう。
導入に必要な手順も紹介しているので、導入前の不安を払拭できる記事となっています。ぜひ最後までご覧ください。
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現場ポケットとは
「現場ポケット」は、施工現場で活躍する職人のために開発された建築工事会社に特化した、施工管理アプリです。
現場ポケットは、「現場で働く職人の声」をもとにして作られています。多機能な施工管理アプリとは異なり、現場管理に必要な機能に絞って提供しているのが特徴です。
なお、日本マーケティングリサーチ機構が行った調査では、以下の項目でNo,1を獲得しています。
- 職人が使いやすい施工管理アプリ
- 取引先に紹介したい施工管理アプリ
- 現場の情報共有がしやすい施工管理アプリ
現場ポケットは、施工管理アプリの扱いに慣れていない職人さんでも利用しやすいように設計されているため、使う人を選ばずに利用できるでしょう。
運営元『株式会社アステックペイント』について
現場ポケットを提供している株式会社アステックペイントについて紹介します。
会社名 | 株式会社アステックペイント |
所在地 | 福岡市博多区博多駅東3丁目14番1号T-Building HAKATA EAST 9階 |
代表者 | 代表取締役 菅原 徹 |
設立 | 2000年10月 |
資本金 | 72,765,000円 |
事業内容 | 塗装業界のITプラットフォーム構築及び販促企画基幹システム / 施工管理アプリ開発 |
現場ポケットの機能・できること
現場ポケットの機能・できることは以下の5つです。
- トーク機能
- 掲示板機能
- アルバム機能
- 日報機能
- 報告書作成機能
現場ポケットは、現場に携わる方の「使いやすさ」にこだわっているのが特徴です。それでは、5つの機能をひとつずつ解説していきます。
トーク機能
現場ごとにグループを作成し、メッセージ・写真を関係者全員とやり取りできるのが「トーク機能」です。現場に関係する伝達事項や施工写真など、一度の操作で全員に共有できます。
一般的なトークアプリと同様に、メッセージの送付、スタンプの使用ができます。スタンプ機能があるため、メッセージを打ち込むのが苦手な方でも簡単に情報伝達できるのは嬉しいポイントです。
また、大事なやり取りをピン留めし、掲示板に固定する機能もあるため情報の見落としを未然に防ぐことができます。
掲示板機能
現場作業の重要事項をトーク内容からピックアップして掲示板に固定できます。掲示板には、ファイルをアップロードする機能もあるため、工事指示書・図面などの共有も可能です。
掲示板機能は現場の住所登録ができます。掲示板内で表示された地図と、Googleマップの連携により、最短距離を導いてくれます。
また、掲示板機能には現場従事者を一覧で確認できるため、関係者を一目で確認できるのもポイントのひとつです。
アルバム機能
トーク機能に掲載された写真は、自動的にアルバムへ保存されます。なお、自動で保存された写真は、日別で整理されているため、施工写真を確認するときに役立つ機能です。
なお、写真はクラウド上に保存されるため、スマホ・パソコン画面からリアルタイムで写真を確認できます。
また、現場ポケットは写真に専用のタグ付けをする機能があります。タグごとに写真を管理できるため、写真整理を円滑に進めることができるでしょう。
日報機能
「日報機能」を利用すれば、事務所に戻って日報の記入やタイムカード打刻の必要がなくなります。日報機能を使えば、作業開始と作業終了をトーク画面から簡単に入力できます。
日報機能には、現場ごとにかかった人件費をファイル出力できるため、スムーズな給与計算ができるのもメリットのひとつです。
報告書作成機能
アルバムに保存されている写真を活用できる「報告書作成機能」を使えば、簡単に工事報告書を作成・出力が可能です。
現場ポケットには、報告書のテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップで写真をテンプレートに埋め込むだけで報告書が完成します。
また、利用する頻度が多い文章を定型文として登録できます。文章を打ち込む時間の短縮につながるため、報告書作成時間の削減に役立つでしょう。
現場ポケットの費用・料金
現場ポケットは、初期費用0円で利用ができます。月額費用は、月額契約・年間契約で料金が変動します。詳しい内容は以下を参考にしてください。
月額費用 | 初期費用:0円 月額料金:年間契約「11,880円(税込)」月額契約「13,200円(税込)」 ※最大2ヶ月間の無料使用期間あり |
アカウント数 | 無制限 |
データ容量 | 無制限 ※1ファイルの容量は最大10MBまで ※1現場の写真枚数は最大1,000枚まで |
現場登録数 | 無制限 |
一般的な施工管理アプリの費用相場は、初期費用が10〜20万円かかり、月額費用は3〜6万円かかります。
現在利用している施工管理アプリの機能を現場ポケットで代用できる場合は、毎年10〜50万円以上のコストダウンが可能です。毎月利用するツールだからこそ、利用コストが削減できるのは魅力のひとつです。
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現場ポケットの評判・導入事例
現場ポケットの機能や料金形態について解説してきました。実際に導入している企業の声を見ていきましょう。
株式会社マルヤマ
案件ごとに現場を作成し、そこで日報報告、写真共有、チャットなどを行っています。
現場ポケットのチャット機能は、送った文章を見ていない未読者が分かるので情報の共有漏れの防止ができて重宝していますね。一番活用しているのは日報機能です。
引用:現場ポケット公式HP
その日の作業時間、メモ欄には作業報告、交通費などを入力してもらっていますね。
また、現場進捗については写真も併せて送ってもらっています。
現場ポケットに時間さえ入力してもらえれば自動でメンバーごとに日報集計ができるので、そのままそのExcelシートを日報管理で使っています。
株式会社ウイングビルド
当社では、社員全員が現場ポケットを使っています。現場の職人、営業はもちろん、サイトやYouTubeアカウントを管理する企画担当までが同じグループに入っています。
現場ごとに一つずつトークができるグループがあり、その中で報告や写真共有も全て行なっているので、なにか現場について知りたいときは現場ポケットを見るようになっています。他社アプリを使っていたときに発生した、報告漏れや共有漏れもだんだんなくなってきました。
仕組み化していることもあり、全員が見ている場で報告しよう、写真をアップしようという意識がついているんだと思います。
引用元:現場ポケット公式HP
有限会社信栄塗装
Q.現場管理でお悩みはありましたか?
現場の住所などの細かい情報や出退勤などを情報として残せてなかったことですね。
全て電話でやりとりしていました。
一方で写真はLINEで、出退勤は紙で記録を取っていたので、情報が散らばっていて、探すのが大変なこともありました。そのような体制だったので、職人さんの出退勤や勤務時間の集計を手作業で行なっていました。
職人と自社物件が少ない時は何とも思っておりませんでしたが、人が増え、元請け物件が増えてきた為にこの作業に苦を感じることが増えました。多い時には1日の30分以上を出退勤の集計作業に時間を取られていました。
引用元:現場ポケット公式HP
見積作成から、診断書報告まで多くのやるべきことが山積している状況ではこの時間も貴重な時間でつい後回しになってしまっていたんですよね。
現場ポケット導入の流れ
現場ポケット導入の流れは以下の通りです。
- 現場ポケット公式HPで検討する
- 無料の資料請求・アプリ体験セミナー・個別相談を受ける
- 利用者登録を行う
- 支払い情報の入力
- 利用開始
現場ポケットの特徴として、導入時のサポートが充実しています。資料請求の他に、アプリ体験セミナーや個別相談を無料で利用できるのがポイントです。
また、導入後のサポート体制も整っており、自社導入セミナーや操作説明動画が無料で用意されています。
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現場ポケットの総合評価
現場ポケットを利用してから、情報漏れ・報告漏れが減少したという口コミがありました。現場ごとにグループを共有できる機能や、重要な情報をピン留めできる掲示板機能に好評を得ています。
また、現場の情報を一元管理できるため、現場状況をどの場所からでも確認できる点も評価されているポイントです。
詳しいメリット・デメリットを以下にまとめたので、導入する際の参考にしてください。
メリット
現場ポケットのメリットは以下の3つです。
- 使う人を選ばない操作性
- リーズナブルなコスト面
- 他社アプリとの併用も可能
現場ポケットは、現場で働く人の声をもとに開発されているため、利用者を選ばない簡単な操作性がメリットのひとつです。
初期費用無料で月額費用も9,680円(税込)から利用できます。現場ポケットは、アカウント数・データ容量・現場登録数も無制限で使えるリーズナブルな値段設定が魅力です。
リーズナブルな値段設定だからこそ、コミュニケーションツールとして現場ポケットを利用し、他社の施工管理アプリで足りない機能を補うこともできます。
デメリット
現場ポケットのデメリットは、利用できる機能に限りがあることです。現場ポケットは、現場管理に必要な機能のみを搭載しているため、多機能な施工管理アプリを探している方には不向きと言えます。
ただし、リーズナブルな費用で利用できるので、施工管理アプリを併用することで、デメリットを解消できます。
まとめ
建築工事会社のために開発された施工管理アプリ「現場ポケット」について紹介しました。
現場ポケットは、現場で働く人が無理なく利用できることをコンセプトに開発されているため、操作性に定評があります。
現場の情報を円滑にするための機能に特化しているため、報連相をアプリひとつでやり取りできるのが特徴です。
利用ユーザーが30,959人を超える現場ポケットを活用し、現場業務を円滑に進めてみてはいかがでしょうか。